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テイスト・オブ・ジャズ

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「テイスト・オブ・ジャズ」は毎週土曜日18:00-18:30(本放送)ほか、各曜日で再放送中。番組進行は山本郁アナウンサー。 番組収録のウラ話はこちらのブログでも紹介されています。

【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.269~追分通信2015③】

 いよいよ9月、ついにラグビシーズンも開幕、今週から大学ラグビーも始まる。どうも大学ラグビーは、ラグビー強化を学校全体で図り、学生誘致の宣伝材料にしている感もある帝京大の一人勝ち。有望選手は集まる、練習環境も恵まれている、等々、もう選手や大学にとって言う事なし。ただ余りに突出した存在なので、大学ラグビー自体に魅力がなくなり、観客も集まらなくなりつつある。もうすぐワールドカップも日本で開かれようと言うのに、こうした大学ラグビーの人気低下は大きな痛手だと思うのだが...


 まあそんなことを考えながらまた例年通り、早大合宿先の菅平に2回も足を運んだ。大東大とその帝京大との練習試合。結果は大東大とは惜敗、帝京大とは予想通りの惨敗だった。特に帝京戦は菅平のメイングラウンド、サニア・パークでの試合。ここは大きなスポーツ公園で、ラグビーの出来るメインとサブグラウンドがあり、その他にも陸上練習のトラックなども完備された、全国でも珍しい立派な高地スポーツグラウンド。ただ菅平のかなり高地にある為、高地霧の影響も受けやすく、この日も霧のため数回試合が中断されるなど、客席からはどんな展開かも判らないこともしばしば。まあこの濃霧のせいで惨敗ながら大差は免れた我が早稲田、実力差は歴然で「月とすっぽん」と言った感じ。
 折しもロンドンでラグビーワールドカップが開かれ、ラグビー部副将を務める藤田義和がその一員として選抜され、その他OBも数名選ばれていると言うのに、今年の早稲田ラグビーの実力はここ数年で最悪であることを露呈した、不甲斐ない試合結果であった。早稲田はオックスフォード大の招待を受け、この9月に久しぶりの海外遠征を行い、ワールドカップのジャパン試合の観戦も含まれていると聞く。涼しいを通り越し寒さで震える客席からは、こんな状態で海外になど行かずに、国内でもっと練習に励め...などと言う極めて妥当な指摘も聞かれたが、そこは名門大からの招待、ラグビー部でも断る訳にはいかず痛し痒しと言った感じ。すると真似したのか帝京大も英国遠征を敢行すると言う発表がその後にあった。王者はいいのだろうが我が早稲田は遠征がどんな結果を生むか...、かなり心配だ。ワールドカップでのジャパンの戦いぶりと共に大いに気になる所だ。我らがラグビー番組でも、ワールドカップ情報は藤島大氏が的確に伝えてくれるはずで、こちらも大いに愉しみである。

 ところで今年は珍しく9月に入っても数日追分にいたが、8月終わりは連日の雨続きで、菅平だけでなく追分も寒かった。8月末からはもう完全に秋の気配。お盆を過ぎると人がパタンといなくなってしまい寂しい限りだが、この時期に今年一度も足を運ばなかった旧軽井沢や軽井沢アウトレットに行ってみた。旧軽銀座は人通りは少なかったがアウトレットは雨にもかかわらず大入り。日本はそれなりに景気がいいのだなーと実感。金の無い当方は買い物などほとんど無縁で、店を覗きこむのが精いっぱいだった。
 山荘では相変わらずCD整理。プラケースを外し薄いビニール袋に入れ替えるか、捨ててしまうかの判断をするのだが、一々聴きながら進めるためいっこうにこの作業がはかどらない。ただ拾い物も何枚かあり、それなりに愉しい。特にこれ迄見つからなかったピアノの岩崎佳子のアルバムを見付けたのは幸運だった。もう数年前のものだが期待した通りの出来栄えで、見つけてからは結構良く聴いていたし、後は北欧の人気ピアニスト、ビヨルンスクがバッハを取り上げ、原曲を弾いたりジャズにアダプトしたりした『バッハ・バリエーション』。これも良かった。こうしたアルバムはプラケース入りの本格テスト盤では無く、CDR盤だけに意外と見落としてしまうものだが、やはりこうした整理は必要と痛感。しかしCD数千枚、アナログ盤も同じくらいの数。もう臨終までに到底聞けないのだが、何故か捨ててしまうのは惜しいし、友人などが来て持って行ってしまうと頭にくる。このケチな根性、どうにかならないのかと反省しきりの追分生活なのです。 

【今週の番組ゲスト:ヴィブラフォン奏者で作曲家の赤松敏弘さん】
M1「The Empty Chair1977」
M2「E.S.P」
M3「The Gleaner」
M4「Stella by Starlight」


 

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