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テイスト・オブ・ジャズ

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テイスト・オブ・ジャズ」は、毎週木曜22:30~23:00(本放送)と金曜18:30~19:00(再放送)で放送中。番組収録のウラ話はこちらのブログでも紹介されています。

【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.590~菅平にむかう~】

 前回のコラムで今年はコロナ禍にも拘わらず、各大学ラグビーチームは合宿を敢行
、菅平での練習試合なども行われる、そこで菅平詣でをするか今悩んでいるのだと言うことを記した。我が早稲田ラグビーも合宿と練習試合を行うとのことで、信濃追分の山荘からは車で1時間強。最注目の試合~早明戦練習試合もやれそうだとの情報があり、何はともあれ菅平に上がることにした。例年だともう合宿は終了、下山している8月最終土曜日。早明戦練習試合のインフォーメーションなどは、早明どちらのラグビー部のスケジュールにも一切載っていない。そこで上田市役所の知り合いに聞くと午後1時からのキックオフが予定されているとのこと。本当に久しぶりの練習試合、そして今年は対抗戦も有観客で行われるのか定かでなく、12月の早明戦本番すら観戦出来ない危険性もある。となれば東京での予定などは先延ばし、まずは何はともあれ...と言うことで菅平に向かう。

 例年だと菅平の最高所に位置する運動公園、サニアパークでは多くのラグビー試合が組まれ、隣の陸上競技場と並んで、運動部員がごった返すのだが、12時過ぎについても人はまばら、途中色々なラグビーグランドも覗いたが選手などは一切いない。8月末だからかも思ったが、もう少し早い時期でもコロナ禍もあって練習選手は少なかっとのこと。その上菅平の中心地、メイン交差点に行ってみると店はほとんど営業しておらず人通りも無し。こんな風景初めてだった。サニアの駐車場もがらんがらで拍子抜けしてしまった。サニアパークのメイン競技場の芝生に陣取りメンバー表などを眺め時間を過ごす。抜ける様な青空のドピーカン。さすがに雲はもう秋雲と言った感じで、高原の涼風も気持ちよく、菅平の主峰、根子岳と四阿山もくっきりと見え、いささか暑い瞬間ももあるが、最高の観戦日和。こんな中たった一人で優雅な試合観戦、言うこと無しである。

 試合は数名の有力選手をケガなどで欠きながらも、良いメンツが揃って好試合になった。出だしは早稲田が先手を取り直ぐに明治が反撃、点の取り合いで早稲田が一歩上回り前半を終える。選手の豊富さではやはり明治が上を行くが、そこを耐え勝負に賭けるのが我が早稲田。前半終了直前の明治の反則。センターラインから長距離のペナルティーキックに挑んだ早稲田スタンドオフが、このキックに見事成功。何かこのキックが試合を決めるのでは...と思ったが、やはりその通りの結果に終わり、シーソーゲームの練習試合、早稲田が辛くも勝利を収めた。トライ数では明治が上回っており、試合は互角とは言えいささか明治が実力的に上廻っていた感もあったが、結果は早稲田勝利。聞くところによると早稲田ラグビー部は、今期の夏合宿練習試合、同志社、帝京、そして明治、全ての有力大学に勝利したとのことで、こんなことはここ10年余り無かったこと。実に気持ち良しである。

 Bチームの試合も続けてあったが、こちらはスルーさせてもらいすぐに菅平を下り、東御市の温泉施設湯らり館に向かい、たっぷりと温泉を愉しんだ。湯の丸山の中腹に地あるこの施設の露天風呂からは、はるか下方に上田と東御の市街地が眺められ、何とも言えぬ風情。これで心置きなくこの夏もジエンド。一時的にコロナも吹っ飛ばした心持になれる、快適な夏終わりの一日でした。

【今週の番組ゲスト:ジャズベーシストの石原雄介さん】
「Yusuke Ishihara Trio」の1stアルバム『Dig Into Jazz』より
M1「Brand New Days」
M2「ERA」
M3「Just Do It」
M4「Someone To Watch Over Me」

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