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テイスト・オブ・ジャズ

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「テイスト・オブ・ジャズ」は毎週土曜日18:00-18:30(本放送)ほか、再放送毎週土曜日22:00-などでオンエアー中。番組進行は山本郁アナウンサー。 番組収録のウラ話はこちらのブログでも紹介されています。

【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.166~東京ジャズ~】

 今年もまた「東京ジャズ」の季節になった。夏の掉尾を飾るというか、秋の訪れを知らせるというか、9月最初の土、日=9月7、8日(正式には金曜日からコットン・クラブやフォーラム広場でのライブ・イベントは始まるが...)、丸の内の「東京国際フォーラム」の大ホールをメイン会場に、昼・夜の部4ステージ、豪華なメンバーが参加し開催される。今の息吹を伝える若い面々は、フォーラム広場やコットン・クラブがメインになり、大ホールは功成り名を遂げた大御所中心なのは、ジャズ人口の高齢化に伴って観客も高齢化しているだけに、まあ仕方ないところだろう。

 大御所と言えば今回はトニー・ベネットとキューバのオマーラ・ポルトゥオンドの2人。2人とももう90才近いレジェンド。来日はおそらくこれが最後と思われるが、特にトニーは元気はつらつ。有名シンガーとのデュエット・アルバムを次々にヒットさせてまさに意気軒昂。対するキューバの至宝オマーラも少しの衰えも見せない。あの大ヒットした「ブエナ・ビスタ・ソーシャル・クラブ」の一因として、「東京ジャズ」に再登場。確か前回は第1回の東京ジャズのステージだと思ったが、観客も大いに乗りまくったものだった。あれから10年余り、いささかお年を召されたはずだが、歌声は相変わらず若々しい。今回の全ステージのなかでぼくが最も期待しているのが、彼女とソーシャル・クラブの面々。飄々としてしかも熱いそのステージ、感涙ものになること間違いなしだ。そしてレジェンドと言えばもう一人、このところジャズづいている艶歌の女王、八代亜紀、何せ本場NYのジャズクラブで、現地の一線級ミュージシャンを率いるライブ・アルバムまで出している程(これはいささかやりすぎだが...)だから、今回のステージも決して際物とは言えないはず。

 まあこんな今回の「東京ジャズ」の見所、聴き所を、このイベントのブッキング責任者、影の仕掛け人とも言われる、八嶋女史にお話頂くことになっている。彼女は昨年NHKスペシャルで放送され大反響を呼んだ、ボブ・ジェームスと東北被災地のフル・バンドとの共演ドキュメントでも大活躍、今回フェスに登場するボブからの信頼も絶大な、やり手でしかも女らしさも充分なプロデューサー。色々と愉しい話も聞かれるはずですよ。

【今週の番組ゲスト:東京JAZZ事務局の八島敦子さん】
東京JAZZが、来週の金曜9月6日から3日間、東京丸の内の国際フォーラムA、国際フォーラム地上広場、コットンクラブの3会場で開催されます。番組ではホールで開催される「the HALL」の4ステージからそれぞれ1組、そしてコットンクラブで開催の「the CLUB」から1組、1組1曲で全5曲御紹介します。
M1「Body And Soul / トニー・ベネット」
M2「Candela / ブエナビスタ・ソシアルクラブ」
M3「MAPUTO / ボブ・ジェームス&デヴィッド・サンボーン」
M4「Legacy / チックコリアア&Vigil」
M5「Natsukashii / ヘルゲ・リエン・トリオ」

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