8月25日の「テイスト・オブ・ジャズ」 [テイスト・オブ・ジャズ]
2018/08/24(金) 19:00 番組スタッフ
「テイスト・オブ・ジャズ」は毎週土曜日18:00-18:30(本放送)ほか、土曜曜22:00~、日曜22:30~で再放送中。番組進行は山本郁アナウンサー。 番組収録のウラ話はこちらのブログでも紹介されています。

【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.424~18追分通信Ⅴ 早稲田ラグビー奮起!】

 信州の高原地、信濃追分での山荘生活もお盆が過ぎると、ぐっと秋めいて気温もかなり下がり朝夕などは寒いほどだし、それに伴い(?)この時期になると、人の姿もめっきりと減ってくる。まあ静かなことは好ましいことだが、いささか寂しくもある。

 
そんな地での山荘生活の愉しみの一つ、と言うよりも最大の愉しみとも言えるのが菅平詣で、即ちラグビーのメッカ菅平でのラグビー観戦である。と言っても数ある(50を超える)菅平ラグビーグランドの中でも、ぼくが通うのはメイン会場とも言えるサニアパーク(スポーツ施設)と早稲田大グランドの2か所で、我が早稲田ラグビー部の試合会場だけなのである。毎年夏の合宿時には少なくとも一度は山(菅平)に上がるのだが、今年は2度山登りをした。早稲田ラグビー部の今年度の練習試合は3回。帝京大、大東大、そして東海大と言った強豪3大学との対戦で、中でも最大のポイントはもちろん目下大学選手権9連覇と言う首位の帝京大戦。一昔前までは帝京などは歯牙にもかけない状況だったが今は全くその位置が逆転、どうしたら勝てるのか策を練ってもひねりつぶされると言った悲しい現実。それにもめげず何時かは...と言う思いで山に上がるのだが...。

 まあ今年は昨年のラグビー部のごたごたもあって監督が交代、春シーズンも負けが込み余り期待薄と言った状況だったので、帝京戦(ラグビー仲間=ジャズ仲間も観戦に来る)以外はスルーするつもりだったが、初戦の大東大戦(この日はぼくの誕生日でもあった)の朝はピーカンの好天気。こうなる時気持ちも逸り足がひとりでに動いてしまう。と言うことで朝から早稲田グランドに車で向かい、大東戦も最初から観戦。平日の昼間だがかなり熱心なファンは東京や名古屋などからも駆けつけ声援を送る。

 
大学ラグビーは今年からルールが改正され外人選手は3人まで登場可と言うことになり、外人選手を多く抱えているチームが断然有利となり、早稲田の練習試合の相手もどれも3人以上の外人選手を抱えたチームばかり。その上に春シーズンは負けが込んでいるチーム。大東大の3人の外人にコテンパンに打ちのめされるに違いない...と落胆ムードだったが、これが案に相違して互角以上の戦い。確かに外人に振り回されはしたがかなり果敢に止めており、そのディフェンス振りは驚嘆に値するもの。特に大ラスの早稲田ゴールライン付近での数分に渡る攻防は見ごたえ充分。最後は大柄な外人パワーに屈してしまったが、久々に早稲田ラグビー魂を実感させられる感動の戦い振り。これはひょっとすると...と言う期待を抱かせる試合で、無理して菅平に上がって来て良かったと思えるものだった。

 
それから数日した日曜日、メインイベントである帝京戦観戦の為、ラグビー仲間(=ジャズ仲間)も来て車で菅平に向かう。この日は遠く八ヵ岳から御嶽山、北アルプス連峰までが見通せるめったにないほどのラグビー日和。何か予感をはらんだような好天で、先日の大東大戦での奮闘振りなどを仲間に聞かせ期待を煽る。試合開始の3時間ほど前に主会場のサニアパークに到着、既に芝生の観客席に陣取るファンも少なくない。まだ試合まで間があるので早稲田グランドや他のグランドなども1時間ほどかけてぶらぶらと歩いて見物、席に着いたのは試合開始1時間ほど前。早稲田の試合前のアップ(練習)などを見ていると、いつも以上に気合の入っており期待が高まる。1年生を3人も抜擢した若い布陣で大東大戦とほぼ同じメンバー。

 
午後1時いよいよ試合開始。会場もかなりな数が詰めかけており、弱い早稲田だが人気だけは相変わらず健在である。試合当初は矢張り帝京大は勢いがあり押され気味。然し果敢に1年生を筆頭にディフェンスに励み、余りゲインをさせない。前半1本取られるが積極的な守備からチャンスをつかみ早稲田も取り返しどうにか互角の試合運び。ただ肝心のフォワードが押され気味で選手も大きなファールを犯してしまい、10分間のシンビン(退場状態)。この間一人少ない早稲田は帝京の攻めに耐えきれず再度失点。いつものようにここからずるずると敗戦に落ち込んでしまうのか...と思いきや、選手達の心意気が高くどうにかこの失点だけで抑え、最少得点差で後半に期待を繋ぐ。

 
迎えた後半、これは互角にやれるぞと思ったメンバーの意気は高く、帝京大のミスもありそこを衝いて早々と同点に持ち込み、後はかなり早稲田ペース。SO(スタンドオフ)の蹴ったボールをチャージ、そのままインゴールへトライとここで勝ち越し。以降も少しも引けを取らないばかりか返って押し気味に試合を進め、2トライをもぎ取りダブルスコアで早稲田が頑張る。こうなると日頃は殆どリードを許したことのない帝京大だけに焦りも出て、体格差も目立つ有利なフォワードでごりごりと攻め続けるが少しもものにならず、最後は帝京の反則でのスクラム勝負。これにも耐えボールをグランド外に蹴りだし、ここで早稲田の劇的勝利。この8年間、練習試合を含め一度も勝ったことのない相手を遂に倒したのだ。ファンも狂喜乱舞状態。ただすぐにBチームの試合が開始され、その勝利の余韻に浸る間もなく勝利挨拶を済ませると選手は淡々と退場。この感動的試合はあっけなく幕を閉じたが、ここ10数年菅平での試合を見続けた者(このぼくのことですが)には、涙がちょちょ切れるほど嬉しいことで正に感涙ものの出来事。

 
そう言えばあの御影用水で3グループもの鴨の大群、その数にして50羽近くが見れたことで何か良いことが...などと、この追分通信に記したのもつい数週間前のこと。その良いことが実現したのだと思い返す。
 さあこの調子で秋の本番にも向き合って欲しい。今年の早稲田ラグビーは創立100周年と言う記念すべき節目年。その年に優勝と迄は行かなくても、少なくとも正月越え(正月に大学選手権の準決勝戦がある)を果たして欲しいと望むのは、ぼくだけではない筈だ。
頑張れ早稲田ラグビー、そしてオメデトウ創部100周年! 

【今週の番組ゲスト:音楽評論家の青木和富さん】
今週はジャズトーク、白人男性ジャズボーカル特集でお話し頂きました。
M1「It's Been A Long, Long Time / Bing Crosby」
M2「Moonlight in Vermont / Frank Sinatra」
M3「What Is This Thing Called Love? / Mel Torme」
M4「Skylark / Jackie Paris」
M5「I Left My Heart In San Francisco / Tony Bennett」
M6「What Are You Doing New Year's Eve?  / Harry Connick Jr.」
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