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テイスト・オブ・ジャズ

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「テイスト・オブ・ジャズ」は毎週土曜日18:00-18:30(本放送)ほか、各曜日で再放送中。番組進行は山本郁アナウンサー。 番組収録のウラ話はこちらのブログでも紹介されています。

【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.319~追分山荘通信16夏】

 今年もまた信州・追分の山荘にいる。7月の後半には山荘に来るつもりだったのだが、台湾関連特番の編集作業、その途中で知らされた木全先輩の死亡の知らせ等々、これら諸々で7月中にこちらに来ることは叶わず、コンサート評などを頼まれていた"軽井沢ジャズ・フェス"も、パスせざるを得なくなってしまい、関係者にも迷惑をかけてしまった。木全氏の通夜・本葬に参加した後、こちらに着いたのが8月1日の夜で、翌日にはお気に入りの「カフェ・グルマン」に顔を出してみた。御影用水脇の遊歩道を歩くこと20分ほど。以前だとバカ犬のピーちゃんを連れて散策した際にはなんてこともなかった距離だが、お供無き一人での散策となると、オールドボーイのぼくにはこれが結構応える。今年初めのバカ犬のあっけない死、今更ながらに寂しく悲しくつらいことに思われる。

 
ただ夕方の御影用水、お山(浅間山)こそ雲隠れしていたが、鴨が十羽程群れ集っており微笑ましい光景。「グルマン」も8月始めの月曜夕方とあって客の姿も無い。いつものようにビールを頼み手酌で飲んでいると、主の「カーペンター平井氏(元外資系広告マンで、お店は全て彼の手作りだけに、ぼくは秘かにカーペンターと呼んでいる)」がおもむろに登場。久々の再会を懐かしみつつ「用水の下流近くの空き地に建築中だったホテル、七月に完成し結構繁盛しているみたいですね...」などと四方山話を交わす。このホテル、中山道と用水の境界地に建てられており、ペット連れ可の高級ホテルで、一泊2万円を超す値段とのこと。亡きバカ犬ピーちゃんにはおよそ無縁なホテルだが、どんなお犬様が滞在しているのか興味は尽きない。「今年は8月末までこちらに滞在するつもりですから、また寄りますよ...」と挨拶して、用水畔の件のペットホテルを覗きに行くと、確かに高級感漂う二階建てホテルで、一階はテラスから用水脇の通歩道に直接降りられる趣向。お泊りのお犬様達も血筋のよい高級犬ばかりだった。この辺りもまたまた様相が変わるのか...といささか寂しくもあったが、物事はなるようにしかならないものなのだ。

 
御影用水に関しては一つ嬉しい心温まるニュースを平井氏から教えてもらった。この追分通信にも以前よく登場していた、三羽のはぐれ鴨~彼らは用水の改修工事と共に姿を消し、野犬に食べられてしまったのでは...とのことだったが、その中の一羽が戻ってきているみたいだ...と平井氏は言う。三羽の行く末は大変気になっていたので、ドッグホテル探索のあと用水脇を注意して歩いてみると、確かに他の飛来鴨と違って、一段と大きな貫禄鴨が用水脇に孤独に佇んでいる。あ、あれは間違いなくはぐれトリオの中の一羽だと確信、嬉しくも大いに安心もしたものだった。その後少し遠回りして山荘に戻る途中、林間の草原の中をなんと雉が八羽ほど横切るではないか。すぐ脇は犬の散歩道になっておりどうなるか心配だったが、飼い主も雉の存在に注意して散歩させており、何事も起こらずホッとした。こんなに多くの雉の群れを見たのは初めてのことで、今年の夏は何かいいことが...と思っていたら、その数日後オリンピックの男子セブンスラグビーで、我がジャパンは強豪オールブラックスセブンスを破り、ケニアにも快勝。更にはフランスまで破りベスト4進出と言う信じられない快挙ニュースが飛び込んできた。残念ながら山荘にはTVが無いので、その圧巻の映像を見ることは叶わなかったが、まさに素晴らしい出来事で、昨年のワールドカップでスプリングボックス(南アフリカ)を破った時と同様の心弾むセンセーショナルな快挙。現地に視察に行っている「ラグビーマガジン」田村一博編集長も大喜びのはず。そのレポートは藤島大氏のラグビー番組でも紹介されるに違いないが、ラジオ日経のラグビー番組もまた一段と箔がつくだろうし、早速お祝いのメールを追分の山荘から、担当のH嬢にお送りしておきました。良かったね、ジャパンセブンス、そしてH嬢! 
【今週の番組ゲスト:ピア二ストでヴォーカリストの橋本一子さんとボサノヴァ アーティストの中村善郎さん

M1So Nice-Samba de Verão

M2My Cherie Amour

M3Eu Quero Um Samba

M4Sonho de Vento〜風の夢」

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