4月30日の「テイスト・オブ・ジャズ」 [テイスト・オブ・ジャズ]
2016/04/29(金) 19:00 番組スタッフ
「テイスト・オブ・ジャズ」は毎週土曜日18:00-18:30(本放送)ほか、各曜日で再放送中。番組進行は山本郁アナウンサー。 番組収録のウラ話はこちらのブログでも紹介されています。

【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.303~ジャズのお勉強①】

 以前にこのコラムでも少し書いたのだが、この4月から番組では毎月最終週に「ジャズのお勉強」と言うことで、少し体系的にジャズを学び直す~ジャズ史を振り返りながらジャズを見つめ直す、ジャズのお勉強企画をスタートさせることにした。一応今年いっぱい全部で9回の放送で、ジャズのスタートから今の新たなジャズ状況までを見て行こうという新たな試み。20世紀の大衆音楽(ポピュラーミュージック)を牽引、その全てに大きな影響を与えたジャズと言う音楽。それが今世紀に入りどう変化、深化していくのか...。今もう一度見直す必要があるのでは...と考えてこの企画を実施することにした。ジャズ講師はぼくと同世代のジャズ評論家で話も面白く見識も広い青木和富氏。

 
下町=門前仲町の老舗煎餅屋の息子として生まれ育った彼は、確か高校生時代にジャズに開眼。早稲田大の理工学部で学んだなかなかの秀才だが、大学を出て程なくジャズライター家業を始めた...と言う異色の経歴。理数系出身だけにメカにも詳しく、芸術にも精通しているという万能型。知り合って30数年だが、一緒に飲んで議論したりするとその見識の広さ、深さに感心させられることしばしば。ただ少し短気な所がたまにキズか...。

 
その和富氏(かずとみし)は、名前から「わふう」と呼ぶことも多い。数年前に別荘だった富士山麓(河口湖そば)鳴沢村の方に住まいを移し、東京での仕事やジャズライブなどの折には、そこから高速バスに乗って2時間ほどはるばるやって来る。いやはや大変な労力で、ぼくも追分山荘住まいを薦められたが、東京に出る労力を考えるだけでも二の足を踏んでしまう。それだけにこの「ジャズのお勉強」企画、彼に頼むのはどうかな...と悩んでいた。と言うのも再三触れているように、当番組の出演者はノーギャラ原則でボランティア出演だけに、頼みづらいうえに富士山の麓からのお越しとあっては、流石のぼくでも頼みにくい。それとなくその話を振ってみると、前々からの知合いだけに番組事情も知り尽くしており、どうにか承諾を得ることが出来た。感謝・感謝である。その代り収録終了後には酒を奢る等々、何らかお返しをするということで納得してもらった。

 
その第1回目をスタジオ収録した。ニューオルリーンズの有名なコンゴ広場でのジャズ誕生逸話から世界初のジャズ録音(SPで音は悪い)、ジャズの神様~サッチモことルイ・アームストロングのスキャット歌唱、そして狂乱の「ローリング20(トゥエンティーズ)」に象徴されるスイングジャズ全盛期まで、40年以上の歴史を30分で一挙にお送りしようという、余りにも欲張った無謀な企画で、わふう氏も初回だけに力が入り、余りにも詰め込み過ぎの嫌いもあり、ドタバタで終了してしまった。それでもどうにかモダンジャズ前史は俯瞰出来る内容だった。次回はスイングからモダンジャズの移行期、スイングトゥバップ期の演奏を取り上げる予定で、講師も張り切って富士山の麓から出勤する。
 「ジャズをあまり堅苦しく考えないで、愉しみながらお勉強を皆さんとしていきたい~ぼく自身の勉強にもなるので~と考えていますからこれからもよろしくお付き合いください(わふう氏)」。いよいよジャズのお勉強が始まります。特にテストもない気楽なもので、今まであまり紹介されなかった音源等も登場するはずですので、わふう氏ともどもよろしくお願いしますね。

【今週の番組ゲスト:音楽評論家の青木和富さん
「今月から毎月最終放送日には音楽評論家の青木和富さんにジャズの歴史や豆知識などお話し頂く「ジャズのお勉強」をおおくりします。」
M1「DARKTOWN STRUTTERS' BALL /  ORIGINAL DIXIELAND JAZZ BAND」
M2「HEEBEE JEEBIES / LOUIS ARMSTRONG and his HOT FIVE」
M3「JAZZ ME BLUES / BIX BEIDERBECKE and his ORCHESTRA」
M4「THE MOOCHE / DUKE ELLINGTON and his ORCHESTRA」
M5「WHAT A LITTLE MOONLIGHT CAN DO /  TEDDY WILSON and his ORCHESTRA」
M6「LESTER LEAPS IN / COUNT BASIE'S KANSAS CITY SEVEN」
  


コメント