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テイスト・オブ・ジャズ

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「テイスト・オブ・ジャズ」は毎週土曜日18:00-18:30(本放送)ほか、各曜日で再放送中。番組進行は山本郁アナウンサー。 番組収録のウラ話はこちらのブログでも紹介されています。

【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.241~ジャズ新年会~】

 1月末の月曜日、恒例のジャズ新年会が新橋のクラブ「コットンクラブ」であった。この新年会、なんだかんだで15年近く続いていて、毎年70名ぐらいのジャズ関係者(ミュージシャン、レコード会社のジャズ担当、音楽プロダクション、ジャズライター、ラジオ・TV、新聞、雑誌関係等々)が集まる。このところ元気の出ないジャズ界(音楽界)から見るとかなりなイベントとも言えるもの。例年は高田馬場の「コットンクラブ」が会場なのだが、オーナーにして馬場の顔役、茂串氏が新橋の店のアピールと会場の広さも考慮し、今年は新橋にしたようなのである。この新年会、プロの演奏も入るが大半は挨拶代わりの飲み会。青息吐息の業界ながらもどうにか無事にやっていることをお互いに確認する会でもあるのだが、今年はちょっと様子が違った。昨年惜しくも亡くなった伊藤八十八氏(このコラムでも取り上げた)の追悼会も兼ねていたのである。
 新年会と追悼会、趣の異なるものを一緒にやるのもどうか...とも思ったし、八十八氏の学友(早稲田大美術科)数人からも、偲ぶ会は...とも聞かれていたので、少々違和感はあったのだが、ぼくが主催者ではないので何とも言えない。会には遅れて参加したが、追悼の方は新宿の主、中平穂積氏や八十八氏の先輩、一関「ベイシー」の名物オーナー菅原氏(ぼくの同期)などが思い出を語り、最後に奥さんが締めると言う簡単なものだったが、ぼくは奥さんの締めの言葉直前に入場したため、余りその様子は判らなかった。ただ坂田明、マリーン、TOKUなど彼に関わるミュージシャン等の姿がほとんど見られなかったのはいささか寂しい感じもした。

 新年会の方は例年通り三々五々勝手に飲み明かし、愚痴を述べ合うと言った感じで、久しぶりの顔も見れて中々愉しいものではあったが、数年前に比べるとやはり全体にイマイチ活気に欠ける嫌いもあり。伊藤八十八亡き後、彼に続くプロデューサー出でよ...といった思いも強くした。ぼく個人はこの新年会前に、局近くでラグビー番組スタッフとの軽い飲み会をこなし、いささかいい調子で新年会に加わり、その後数人の仲間と銀座の小粋なジャズバーをハシゴして、気が付いたら東京駅からの最終高尾行。座ってしまったらやばい...と思いながらも前の座席が空いてしまい、ロートルだけに疲れには勝てず誘惑に負け座り込んでしまった。こうなると結果は歴然、目を覚ませば最終駅、高尾。はるか昔に1年ほど住んだことのあるこの辺境の街で、ホームから追い出されタクシー乗り場でカードの効くタクシー探し(それまでに散在してしまったので...)、なんとタクシー代だけで1万円近く。ロートルのぼくにはあまりにも過酷でトホホな一晩になってしまいました。(反省!)
【今週の番組ゲスト:ジャズシンガーのたなかりかさん】
M1「I Hear Music」
M2「If I Were a Bell」
M3「Tea For Two」
M4「Give Him the Ooh-La-La」

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