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テイスト・オブ・ジャズ

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テイスト・オブ・ジャズ」は、毎週木曜22:30~23:00(本放送)と金曜18:30~19:00(再放送)で放送中。番組収録のウラ話はこちらのブログでも紹介されています。

【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.603~渡辺香津美 来年こそは...~】

 我がジャズ番組「テイスト・オブ・ジャズ」は有名無名を問わずニュートラルな立場で、様々なミュージシャンやシンガーの方達に登場して頂いている。このノンシャランな構えが結構好評な一因なのだが、逆に言えばいい加減などとも捉えられかねない。しかしぼく流にはこのやり方、かなり「良いかげん」なのだと勝手に自負しているのだが...。まあしかしそんなノンシャランさも、さすが毎年新年一発目の放送だけは、かなりな大物に御登場いただく...と言うことで、いささか方針変更を図っている。

 この新年一発目に登場して頂く方、まずは昔からの付き合いもあり、1年置きぐらいで巨匠山下洋輔師となっているが、その他では大西順子、阿川泰子、ケイコ・リー等々、やはりかなりな名前が並ぶ。そして来年の顔は...となった時、直ぐに思い浮かんだのが世界に誇る日本のジャズギタリスト、渡辺香津美の名前だった。良く世界に誇る...等というキャッチコピーが宣伝で使われるが、真にこの名称に価するミュージシャンと言えば...、やはり香津美氏以外には無いとぼくは思う。世界に通じる...と言う点では、サダオさん(渡辺貞夫)、洋輔さん(山下洋輔)日野ちゃん(日野皓正)等、日本のジャズシーンを牽引し続たベテラン陣の名前が良く挙がるのだが、ジャズだけでなくロックやR&B、そしてクラシックの世界まで、広大な裾野を誇るギターワールドで世界にその名を轟かせ、多くのギタリストから尊敬の念を向けられている人...となると、やはり香津美氏を置いてはいない。

 その香津美氏、このコロナ禍で心に期するところもあったようで、軽井沢の山中に自宅とスタジオを移してもう2年ほど。カミさんでピアニストの谷川公子さんが、「軽井沢通信」を始めそれでその山荘生活なども知ることが出来るのだが、彼女からは追分の山荘も近くなので、一度遊びにでも...とお誘いも受けていた。しかしそこは世界の香津美氏、おいそれと一人でお邪魔するのも...等と思っていただけに、正月番組の取材はまさに絶好の機会。その旨を伝えると彼女と香津美氏から快く了解の返事。今までも都内やその近郊までは、ジャズ番組でも出向いたりもしたが、流石に軽井沢の別荘地までは初めてのこと。山本嬢にお伺いを立てると「行きましょうよ...」と二つ返事でOK。丁度良いことには昔局にも居たT嬢が、一家で今年の春から中軽井沢に移住しており、彼女が車などのアテンドもしてくれるとのこと。その上彼女は大の香津美ファンでもある。
 ということで軽井沢の千ガ滝分譲地にある香津美家の自宅とスタジオに向かうことになった。お山(浅間山)の麓にある広大な別荘地のかなり上の端の方に位置する香津美家。実に静かで落ち着いたロケーション。この晩秋にはもう周辺もほとんど人はいない。定刻に真新しい別荘風建物に着くと、直ぐに中に迎え入れられそのシンプルだが、居心地良い空間に癒されてしまい、女性陣二人はうっとり。「こんな所に一度は住んでみたい...」と感嘆しきり...。興奮冷めやらぬ中、香津美氏のインタビュー開始。新しい年を迎えての抱負、軽井沢の自然の中での生活、自然と音楽等々、話は尽きなかった...。その素敵なお話は来年の正月、1月6日のジャズ番組でたっぷりとお愉しみ頂きたい。
 
 番組収録が終わってからは、それぞれのお部屋やスタジオなども案内していただき、感謝・感激しばし...と言った感じ。女性陣は見るもの全てに感激で写真取りまくり。香津美氏のギターコレクションは何と70本以上、そのどれもがビンテージ物で高価なものばかり。こちらにあまりその素養が無いので分からなかったが、見る人が見れば腰を抜かす銘品揃いの筈...。収録後何と2時間ほどもお邪魔してしまい、世界の香津美を味わい尽くした、充実の一日でした。乞うご期期待です。

【今週の番組ゲスト:トランペッターの原 朋直さん】
125日(日)開催の『JAZZ EMP 2021』についてご紹介頂きました。

https://mobile.twitter.com/jazzemp
M1Let's Gomi Jam / 原朋直」
M2「百舌鳥と秋空 / 駒野逸見」
M3HAPPY TREE FRIENDS / Don kururi
M4Harlem Collective / 片山 士駿」
M5Clover 2 / 永武幹子」
M6Cosmic Microcosm / 原朋直」





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