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テイスト・オブ・ジャズ

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「テイスト・オブ・ジャズ」は毎週土曜日18:00-18:30(本放送)ほか、再放送毎週土曜日22:00-などでオンエアー中。番組進行は山本郁アナウンサー。 番組収録のウラ話はこちらのブログでも紹介されています。

【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.176~晩秋の追分~】

 ここ数日追分の山荘に来ている。先日、法外な額の水道代請求があり、これは何かトラブルか?...、と言うことで、東京から駆け付けたが案の定、故障していたのだが、生来の不器用で水道管を閉めることも出来ず、便利屋を探して来てもらってどうにか漏水が止まったようである。この時期山荘暮らしで何が困る、と言うとほとんどが水の問題。厳冬期は当然水抜きをしないと、水道管が破裂、大変なことになってしまうので、12月初めには山荘閉めを行い、水抜きも同時にやらなければならない。これが一大事。まだ11月いっぱいは使おうと思っているので、水抜き仕事これから大変である。

 ジャズ関係者でも、これまでの別荘を定住地にし始めるものも出てきており、ジャズ評論家の青木和富などもその一人。彼は富士山麓の河口湖の高台の別荘地に住まいを移して早や1年半ほど。ライブなどがある時は、富士吉田の街まで自分の車で来て、そこから高速バスで東京に向かうというルート。行きはいいのだが問題は帰り。ライブの後で軽く飲んだりしても、10時過ぎの新宿発最終のバスに乗らないと、東京で一泊しないとならない。そうなると飲んでいても当人も周りも落ち着かなくなってしまう。それでもライブ評などの仕事があれば、東京に日参しないとならないのだから大変だ。ただ定住してしまえば、水の問題などで頭を悩ます必要はない。どちらがいいとは言えないが、ぼくには追分山荘暮らしはやはり難しそうだ。

 こちらはもう紅葉真っ盛り。本当に綺麗である。よく別荘族は、追分(軽井沢)で最もいいのは冬と言うのだが、これは通ぶっての発言。確かに静かでいいのだが、この晩秋の紅葉時期にはかなわない。バカ犬を連れての朝の散歩などは最高、今朝も朝早く御影用水近くを歩いたが、用水は底の泥を取り除くため、水が抜かれ見る影もない。一番心配したのはこの用水の主、とも言える3羽のはぐれ鴨達。やはり水が無いのでは住めないようでどこにも姿が見えない。心配である。ここ5年ほどはここに来れば、はぐれ鴨を探し、その元気な姿に癒されていただけに、鴨ロスと言った感じで落ち着かない。

 落ち着かないと言えば、山荘に移し持ってきたジャズ&ワールド・ミュージックCDの整理が進まない。ざっと見積もって2千枚以上。並べて棚に入れようと思うのだが、その間につまみ食いで聴いてしまうともうダメ。意外に広いものだなどと聞きほれてしまう。 そんな1枚がサックスのアンディー・スニッツアー。ひところ人気だったMJQの一員としても知られる白人サックス奏者で、これまでは余り熱心に聴いていなかったのだが、棚入れの際に何か気になって聴いてみると、これが意外にいい。まあこんなアルバムが次々に出てくるのと、根っからの無精者と言うこともありCD整理が遅々として進まない。今年もまた山荘閉めの時期が近い。どこまで整理できるか本当に心もとない。誰か整理手伝ってくれないかなーとも思うが、2度3度手伝ってくれた友人たちはここぞとばかりに、CDを持って帰ってしまうのだ。まあそんなこんなで、手伝ってもらうのも善し悪し。このコラム読んでくれた方で、我はと思う方連絡ください。CDの現物支給と言う形で整理手伝ってもらいましょうか...。

【今週の番組ゲスト:ピアニストの鬼武みゆきさん】
最新アルバム『happiness is...』から4曲お届けします。
M1「Precious Ones」
M2「道」
M3「真剣勝負」
M4「里山」



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