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テイスト・オブ・ジャズ

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「テイスト・オブ・ジャズ」は毎週土曜日18:00-18:30(本放送)ほか、各曜日で再放送中。番組進行は山本郁アナウンサー。 番組収録のウラ話はこちらのブログでも紹介されています。

【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.238~正月ラグビー~】

 今年の正月はいつになく寂しくもつまらないものだった。これはぼくのようなロートルの宿命かもしれないが、最大の因はラグビー。例年ならば国立競技場(今年は秩父宮ラグビー場)に恒例の大学ラグビー選手権の準決勝を仲間とともに観戦、その後で一杯やり初のジャズ鑑賞と流れるのだが、今年は肝心の早稲田大ラグビー部が早々敗退し、正月越えならず、寂しくTV観戦となってしまった。早稲田はラグビーシーズン開始時点から心配だった課題が解決されぬまま大学選手権に突入、あえなく敗退してしまったのである。監督交代などスタッフの総入れ替えは当然のことだが、早稲田の選手が薄く良駒が少なく、来年また正月超えが出来るかは、はなはだ心もとなく寂しい状況にある。

 と言った所で帝京大対筑波大の決勝戦、どうしようかと悩んだのだが、ラグビー番組パーソナリティーの藤島大氏に正月の挨拶もあるのと、今年は調布の味の素スタジアムでの試合という興味もあり、心ならずも出掛けることにした。このスタジアムに来るのは10数年前の第1回「東京ジャズフェス」以来のこと。あの時は初めての音楽イベントと言う事で、ピッチの中に客席を作ったのだが飲み物厳禁の規制があり、晩夏の暑い時期のイベントだったため大不評、翌年からは場所が変わったことを懐かしく思い出される。スタジアム最寄駅の飛田給も当時は小さな駅だったが、かなり立派な小奇麗な駅に一変して驚かされた。
 会場に着き、藤島氏や「ラグビーマガジン」の編集長などに、新年の挨拶を済ませ場内を見ると、帝京大の応援席だけ満員で後はガラガラ。お寒い限りの入場数で協会のスタッフも大分渋い顔だった。その上帝京大と筑波大の試合は、10分近くで優劣がはっきり出てしまい、試合は前半で決着。寒さがより身に沁みる結果になってしまった。これで帝京大は6連勝。向うところ敵なしと言った感じで、また来年も有力選手が続々入学、早稲田などとの差は開くばかり。ある意味大学ながらセミプロの感ありなのだ。早稲田の新監督がどうなるのかは早急に決められるはずだが、この差を埋めるのは並大抵では出来ない。本来ならばあの清宮氏が監督に復帰し、再度挑戦してくれるのがベストなのだが、それも難しそうな状況である。

 今年はラグビーワールドカップがロンドンで開催されるラグビーイヤーで、我がラジオ日経のラグビー番組も本格始動。そんな時に早稲田の凋落によって、ぼくのラグビーへの関心がいささか薄くなりつつあるのは残念だが致し方ない。ここは一つもうすぐブルーノート東京に来日する、サルサの大御所ラリー・ハーロウや、「コットンクラブ」での新世代ボーカルの旗手、ベッカ・スティーブンスのステージ等を目一杯楽しみつつ、元気を補填するしかないようですね。

【今週の番組ゲスト:テナーサックスプレイヤーの鈴木央紹(ひさつぐ)さん】
M1『Come Rain Or Come Shine』
M2『Waltz For Debby』
M3『Herald Square』
M4『My Romance』


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