11月18日の「テイスト・オブ・ジャズ」 [テイスト・オブ・ジャズ]
2021/11/18(木) 19:00 番組スタッフ

テイスト・オブ・ジャズ」は、毎週木曜22:30~23:00(本放送)と金曜18:30~19:00(再放送)で放送中。番組収録のウラ話はこちらのブログでも紹介されています。

【小西啓一の今日もジャズ日和Vol.601~ジャズ番組あれこれ~】

 衆議院選挙も終わり相変わらずの変わり映えしない、と言うよりも確実に悪くなりつつある傾向、果たして日本のいく末は...等と心配になること多々だがそれも詮無いこと。
 さてこのところ、わがジャズ番組が何気に調子良いんだ...とぼくの周りに話していた所、知り合いの一人がこんな情報を送ってくれた。全国のジャズ番組の概略数で、その数なんと80番組を超えるのだと言う。こう言ったあるある情報に興味を持つ輩もいるなか、彼によれば全国区のラジオ番組、すなわちAM、FM局でジャズを冠した番組は約40あり、タウンFMとも呼ばれる小規模地域FMでも、丁度同じくらいのジャズを冠した番組があるのだという。これに加えてジャズ音楽を掛けていてもジャズと付けていないため、分からない番組も当然あるだろうから、全国でおよそ100を超える番組で、ジャズが流れていると判断しても間違いないようである。

 かつて児山紀芳氏がNHKFMでやっていたJAZZ番組とか、油井正一氏が担当していたFM東京のジャズ番組、更にはぼくの学生の頃大評判だった、チコ・ハミルトンのTMでもお馴染みの、モンティー本多氏(アルトサックスの本多君のお父さん)のジャズ番組(ラジオ関東)等々。名物パーソナリティーによるジャズ番組がいくつもあったものだが、最近はこれと言った決めのジャズ番組は無いし、ラジオでも活躍したジャズ評論家先生達も今は亡くなられてしまった。強いて言えば話題に上がるのは、ジャズ好きな人気作家、村上春樹氏の担当するFM東京の「村上ラジオ」が、ジャズ中心のプログラム構成で人気を集めている位のもの。まあ寂しいと言えば寂しいのだが、ジャズ自体の置かれている位置、それとポップミュージック全体の意味合いも含め、まあこれも致し方ないのかもしれない。

 そんな中でどういう訳か、我がジャズ番組は好評らしく、実際に全国の80を超すジャズ番組の中でも、少なくとも5指には入るとも言えそうな好調さなのである。その理由として幾つか挙げられると思うのだが、一番大きなものはパーソナリティーの山本郁の存在。ラジオは何と言っても話し手がメイン、変に自身の意見や趣味を押し出さないで、ニュートラルな進行・構成を心掛けていることでは無いかと思う。それと新譜を出したミュージシャンやシンガーを、かなり積極的に取り上げている点も、プラスの要因かも知れない。まあこれは制作費の問題にも関係するのだが、他のジャズ番組の多くは「〇〇のジャズ...」などと言うものも多く、ジャズライターなどのジャズ関係者だと、自身の蘊蓄を披露したり、仲間談議に終始したりするものも多い。一方ミュージシャンがパーソナリティーのものは、どうしても自身のアルバムや仲の良い人の作品を紹介...と言ったケースに陥りがちで、結構偏った内容になってしまうことも多いように思える。

 まあそういう点では山本嬢はジャズ好きではあるが、ジャズフリークでは無く(それだけに知らないことも多いが...)、結構どんなミュージシャンやシンガーとも仲良くなれる、ジャズ界で山本シンパも少なくない...と言った利点を持っており、かなり幅広にミュージシャンなども呼べる。しかしそこはやはり女性だけに、フリージャズなど尖がったジャズは敬遠しがちで、そうしたミュージシャン達の登場がいささか少ないのは、玉にキズなのだがまあ仕方ないだろう。それ以上にこの番組はリピート出演の希望が多いこと。今番組が好評だと言う点もあって、待機して頂いているミュージシャンも少なくない。かつて局のお偉いさん達から睨まれ疎まれながら、我慢しつつ番組を続けていた冬の時代。ミュージシャンを呼ぶのにも、結構苦労したあの時代から考えると、今はまさに楽園にも似た心持、何時までこの好調が続くかはしかとはしないが、出来るだけ気楽に続けて行こうと思っていますので、皆様も気楽にお愉しみ頂ければ...。よろしくご贔屓の程お願いします。

【今週の番組ゲスト:ジャズピアニスト ささきみほ さん】
From My heart』から
M1Room 81
M2There will never be another you
M3But it's alright」
M4Struttin' with Some Barbecue


 

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