番組紹介

2010年7月19日(月・海の日) 10:00~10:45/ネットショップ・さうんろーどにて「黒澤明 音の世界」を販売中
提供:

黒澤映画には数多くの撮影秘話や伝説が残されています。 その演出や技巧はあらゆる所で語り継がれていますが、 過去ラジオNIKKEIでは特に黒澤映画の「音楽や効果音」に焦点を合わせた番組 「黒澤明 音の世界」を放送し、大きな反響を呼びました。これが実に24年も前のことです。 ラジオNIKKEIでは、今年2010年の黒澤明監督の生誕100年を記念して この「黒澤明 音の世界」の復刻を実現、発売することになりました。 さらに特別番組「ここが凄いゾ!黒澤映画」の放送とネットへの配信などを通して、 黒澤映画の魅力、偉大に改めて触れて行きたいと思います。 このブログでは番組アシスタント大橋ひろこが黒澤監督、黒澤映画について あらゆる情報を収集、発信していきますが、 皆さんからの情報や感想なども随時お待ちしてます。

脚本家としての黒澤明 [ここが凄いゾ!黒澤映画]
2010/04/13(火) 09:00

黒澤明は映画監督として世界的に有名ですが、脚本家でもあります。
wikipediaの黒澤監督の映画の一覧表を見ると、脚本のところに黒澤明の名前を確認することができます。初期と晩年の映画数本を除いてはほとんどの映画が「共同脚本」となっています。

羅生門:黒澤明、橋本忍
七人の侍:黒澤明、橋本忍、小国英雄
蜘蛛巣城:小国英雄、橋本忍、菊島隆三、黒澤明

などなど・・・。

共同脚本ってどんな風に作られるのかしら?と興味が湧いてきて
ちょっと調べてみましたら、こんな記事を発見しました。

「黒沢映画の面白さの秘密は共同脚本にあった。黒沢明にとって脚本は命。複数の腕利きが同じ机の上で同じシーンを書いてどちらが上手か競争をして練り上げる。「生きる」を書いたときは小国英雄と橋本忍を誘い、箱根の温泉旅館にこもった~。」

続きは是非「東奥日報の天地人」コラムのリンクを
クリックして全文を御覧下さい。
やはり作家は旅館に篭るものなんですね(笑)
黒澤監督は贅沢に時間を使い、巨額の制作費をかけたことなども
知られていますが、映画の全てに全身全霊で打ち込んでいたために
何一つ手を抜くことができなかっただけなのでしょうね。
結果、いろいろなエピソードが生まれ、伝説となって残されているのです。

黒澤監督は「音」にも徹底的にこだわりました。
天国と地獄ではあえて前半部分に一切のBGMを使っていません。
後半にはシューベルトの鱒やオー・ソレ・ミヨなどのBGMが印象的に
効果的に使われますが、前半の密室劇ではあえて一切の音を排除して
物語が進められます。息の詰まるような緊張感です。
黒澤監督のBGMへの、そして効果音へのこだわり。
黒澤明生誕100年を記念して今年復刻発売が決まった
「黒澤明 音の世界」
このCDでは音楽、効果音など音の世界から黒澤映画の魅力に迫ります。
写真や映像などの資料も貴重ですが、
この復刻版CDに収録された黒澤監督自身の声もとても貴重な音源。
音楽や音の切り口から黒澤映画の魅力を改めて発見することが出来ます。
是非聞いてみてください。
「黒澤明 音の世界」はこちらから


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