CS放送の日本映画専門チャンネルでは今年
黒澤明監督生誕100年を記念して
1年間に渡って29作品を完全ハイビジョン放送で放送中していますが
この8月は世界最高画質で甦った「羅生門【デジタル完全版】と、
チャンネル初HD放送となる「醜聞」を放送しています。
(毎週土曜日 午後4時放送)
この羅生門は私の中で最も好きな黒澤映画。
タイトルは羅生門ですが元ネタは芥川龍之介の藪の中。
本当のことを言っているのは誰?嘘つきは誰?
ひとつの事件をあらゆる登場人物の視点から再生すると、
まるで話が違ってくる。
このプロットは散々模倣されているので
今では斬新さを感じるものではないですが、
今見てもこの映画の放つ妖気に鑑賞後、
狐につままれたような気分に陥いります。
「羅生門」の雨は、大量の墨汁を水に混ぜ、
ホースで降らせたというのは有名。
また音楽は…ボレロ?!愛と哀しみのボレロにそっくりです。
というのも当たり前なのです。
黒澤監督は音楽担当の早坂氏にラヴェルのボレロを渡して
これに似たようなのを作ってくれって
依頼したっていうんですもの。
この辺りのエピソードは今発売中の
「黒澤明の 音の世界」の中でも詳しく収録されています。
黒澤監督がいかに映画作りの中での音楽にこだわったのか。
その音をつくるのにどのような苦労があったのか。
是非「黒澤明 音の世界」を聞いてみてくださいね。
◆黒澤映画に秘められた音楽や効果音との関係について解き明かし
昭和61年度大きな話題を集めた、秘蔵ラジオ番組の復刻版
「黒澤明 音の世界」はこちらから
日本映画専門チャンネルの関連情報でも
ご紹介いただいています。→コチラ
7月19日に放送された「ココが凄いぞ!黒澤映画Part2」
映画評論家の西村雄一郎さんがモスクワ映画祭に招聘され
黒澤シンポジウムにて講演を行った時のエピソードを
公開いただきながら改めて黒澤映画の魅力に迫っています。
西村さんのブログにはモスクワシンポジウムの様子が。
「 ロシア人の反応は、日本人以上にゲラゲラとよく笑う。
なるほど、黒澤さんが「日本人は反応が悪い」と
言っていた意味がよく分かった。」
http://ameblo.jp/kyuzho/
黒澤明監督は、監督としてだけではなく
脚本を書いたり、絵コンテを書いたりと多彩な才能で知られています。
番組では黒澤監督の絵コンテについても西村さんにお話を伺っています。
番組を聞き逃したという方は是非オンデマンド放送を
聞いてみてくださいね。このページの右側のオンデマンド欄
「ここが凄いゾ!黒澤映画 パート2(2010.7.19放送分)」を
クリックしてください。
また、音と効果音の世界から
黒澤映画の魅力に迫ったCD(ダウンロード版も)も
好評発売中です。
黒澤監督はシナリオ、構図などの演出だけでなく
音楽にも相当なこだわりがありました。
その手法とは?その秘密とは?
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