第65問:主役は舞台に上がることはなかった。そう、あの年も...。 [聴く『競馬クイズ』]
2018/04/10(火) 11:00 競馬中継スタッフ

【第65問】


 ショックでした! 本当に残念です。そう、今週行われる皐月賞に出走を予定していたダノンプレミアムが出走を回避してしまったことです。
 昨年の2歳王者で、今年初戦の弥生賞も勝って4戦全勝。無敗の皐月賞馬誕生かと期待されていた今年の主役がよもやのリタイアとは...。う~ん、せっかく盛り上がりを見せていたクラシック戦線にダノンプレミアムが出ないというのは痛いですねぇ。いやぁ、残念です。


 しかし、このような残念なことは過去にもありました。今から23年前です。1995年の春、弥生賞まで負けなしで「無敗の皐月賞馬の誕生か!?」と言われた馬、その名はフジキセキ
 フジキセキは、1994年の朝日杯3歳ステークス(現在の朝日杯フューチュリティステークス)を制してデビューから3連勝。翌年の弥生賞も勝って4戦全勝で皐月賞の大本命と見られていたところ屈腱炎を発症し、すぐに引退が決まって種牡馬となった馬です。もしも無事に走っていたら三冠馬となることも夢ではなかったと言われた逸材でした。フジキセキの故障、突然の引退には本当に驚き、残念に思ったものでした。あの時の衝撃は23年たっても忘れることが出来ません。


 ここで問題です。そのフジキセキが出走しなかった皐月賞、1995年4月16日に行われた第55回皐月賞の勝ち馬をズバリお答えください。ヒントとしてレース実況をご用意しました。今回は勝ち馬抜き実況ではありません。いつもと違い、スタートから1コーナー過ぎまでをお聴きいただきます。


 レース実況はこちらから→聴く


 それでは、ここで前回・第64問の正解です。


<正解>[A]


 [A]の実況は、1997年の第57回桜花賞です。キョウエイマーチがメジロドーベルに4馬身の差をつけて勝ち、桜花賞馬となったのでした。[B]の実況は、2007年の第67回桜花賞です。ダイワスカーレットが勝ち、ウオッカが2着。その着差は1馬身半でした。


 桜花賞で敗れたメジロドーベルは、オークスを勝って雪辱を果たし(キョウエイマーチは16着)、秋華賞でもキョウエイマーチに2馬身半の差をつけて2冠を手にして、ライバル対決はメジロドーベルの2勝1敗でした。以後この2頭が同じレースに出走することはありませんでした。


 ダイワスカーレットとウオッカの対決は、チューリップ賞が最初でした。ウオッカが勝ってダイワスカーレットが2着。本番の桜花賞ではダイワスカーレットが勝ち、さて次のオークスではどうなると思われましたが、ご存知のようにウオッカはオークスではなくダービーに出走して歴史的勝利を挙げます。ダイワスカーレットは感冒のためオークスに出走することはありませんでした。
 秋は秋華賞で3度目の対決となり、ダイワスカーレットが勝って2冠制覇、ウオッカは3着に終わりました。その後はエリザベス女王杯ではダイワスカーレットが勝ったもののウオッカは出走を取り消し、その年の有馬記念ではダイワスカーレットが2着、ウオッカは11着に終わりました。
 そして、その後の「ダイワスカーレットvsウオッカ」のレースは一度だけでした。そう、2008年の天皇賞(秋)です。桜花賞以降、ダイワスカーレットに先着することが出来なかったウオッカがハナ差で勝ったレースです。
 

 卓越したスピードで軽快に先行するダイワスカーレットと、強烈な決め脚を繰り出すウオッカ。個性の違う2頭の対決は競馬史に残る名勝負だったと思います。


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★先週の「聴く『60秒競馬クイズ』」の<正解>安藤勝己


 1995年の桜花賞で1番人気となった笠松競馬所属のライデンリーダーに騎乗したのは安藤勝己騎手(当時)でした。4着に終わり、残念ながら中央勢の厚い壁を崩すことは出来ませんでしたが、あの年のクラシックを盛り上げた功労者であったことは間違いありません。中央競馬デビューとなった4歳牝馬特別(現在のフィリーズレビュー)で見せた驚異的な末脚は今でもはっきりと覚えています。

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