第47問:ホント大変なレースでした。あれから30年かぁ...。 [聴く『競馬クイズ』]
2017/11/28(火) 11:30 競馬中継スタッフ

【第47問】


 いよいよ12月です。今年の中央競馬もあと4週と1日(今年の中央競馬は28日も開催があります)です。クリスマスイブに行われる今年の有馬記念へ向けて、これから4週間は有馬記念にちなんだ問題をお送りします。


 ダービーは3歳ナンバーワンを決めるレースで、例えるなら青春真っ盛りの高校生が戦う夏の甲子園の決勝戦でしょう。対して有馬記念はファン投票で出走馬が決まるので、プロ野球のオールスターゲームであり、この結果によって年度代表馬が決まるケースが多いので日本シリーズであると言うこともできると思います。
 個人的には有馬記念が全てのレースの中で一番好きです。年末の風物詩であり、これで今年も終わり(今年はまだ1日ありますが)という思いが、よりこのレースを他のレースとは違うものにしていると思っています。


 さて、そんな有馬記念は荒れるレースとしても知られています
 波乱となった有馬記念といえばどの年のレースを思い起こしますか? 単勝137.9倍のダイユウサクが勝ったのが1991年。15番人気のメジロパーマーが勝ったのが翌1992年でした。1番人気のダイワスカーレットが逃げ切ったものの、2着が14番人気アドマイヤモナークで3着が10番人気エアシェイディとなったのは2008年でした。
 古くは人気薄の2頭の「行った行った」で決まってハイセイコーが3着に終わり、連勝複式(今の枠連)が1万3300円の万馬券となった1973年ですね。いくつものアッと驚くレースがありました。


 その中で極めつけと言えるのが、1987年の有馬記念でした。その実況をお聴きください。


 レース実況はこちらから→聴く


 1987年の有馬記念は3番人気の日本ダービー馬メリーナイスがスタート直後に落馬、皐月賞と菊花賞の2冠を制した1番人気サクラスターオーが競走中止となるとんでもないレースだったのです。さらに、勝ったのが10番人気のメジロデュレンで2着が7番人気のユーワジェームス、連勝複式は1万6300円の万馬券でした。サクラスターオーの故障で、中山競馬場には悲鳴にも似た声が響いたことを覚えています。そして人気薄の2頭で決まって万馬券でしたから、レース後は大歓声が「ええ~!」というどよめきに変わったものでした。


 それでは問題です。1番人気と3番人気が競走中止となったこのレースで、2番人気になった馬をお答えください。「そんな30年前のレースの2番人気なんて知っていても偉くない!」と言う方もいらっしゃるでしょう。どうか怒らずに以下の3頭の中から選んでください。あれからもう30年...。月日がたつのは本当に早いものですね。


[A] マックスビューティ [B] ダイナガリバー [C] ダイナアクトレス


 それでは、ここで前回・第46問の正解を発表します。


<正解>[B] 3頭ともハナ差で勝った


 ランフランコ・デットーリ騎手はシングスピールの他に、2002年にファルブラヴで、そして2005年にはアルカセットでジャパンカップを勝っています。そして、勝った3回のレースはすべてハナ差勝ちでした。シングスピールはファビラスラフインに、ファルブラヴはサラファンに、そしてアルカセットはハーツクライに際どいハナ差で勝ったのです。デットーリ騎手の勝負強さには驚かされたものです。


 ちなみに、シングスピールはイギリス馬で単勝4番人気。ファルブラヴはイタリア馬で9番人気、アルカセットはイギリスの所属で3番人気でした。そしてファルブラヴが勝った時は2着サラファンも11番人気という人気薄でしたから、馬単は4万5850円、馬連でも2万5600円という万馬券となり、これもまたビックリしたものでした。


 デットーリ騎手は、2011年には短期騎手免許を取得して、オルフェーヴルが勝った日本ダービーで騎乗したこともありました。いつかまた日本に来て、ファンをアッと言わせる騎乗を見せて欲しいものです。

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