【第138問】
先週は暑かったですねぇ。秋競馬とは名ばかりで、7月の福島競馬より暑かったと言っていた人もいました。そして次の日(9日)は台風15号が関東を直撃して、交通機関に大きな影響が出ました。1日早く台風が来たなら中山競馬は開催できたかどうか。これからも台風は発生するだろうと思いますが、被害が出ないことを願うばかりです。
今週は3日間開催で、3日目となる16日は「JRAアニバーサリー」です。そして中山競馬場では菊花賞トライアルのセントライト記念が行われます。今回は、このセントライト記念から問題をお送りします。
4年前のキタサンブラックは、ご存知のようにセントライト記念を勝って本番の菊花賞も勝ちましたが、最近はこのレースを走り、本番の菊花賞を制した馬はあまりいません。昨年のフィエールマンはラジオNIKKEI賞からのぶっつけでしたね。それでは、セントライト記念で負けたものの菊花賞を制した馬を覚えていますか?
ここで問題です。以下のレース実況をお聴きください。
お聴きいただいたレース実況は、昔のセントライト記念です。編集して2着馬はカットしてあります。このレースで2着となった馬は本番の菊花賞を勝ちましたが、ズバリ、この馬の名前は?
簡単ですね。古馬になってからも活躍した有名な馬です。若い方でもお分かりになるはずです。
それでは、ここで前回・第137問の正解です。
<正解>田中勝春
田中勝春騎手は1989年3月デビューで、初の重賞勝ちが今回の問題だった1990年の京王杯オータムハンデキャップでした。デビュー2年目で重賞を勝った田中勝春騎手は、今年の夏の函館記念をマイスタイルで制して区切りの重賞50勝目をあげました。ヒントとして『そう言えばこの夏に区切りの...』と書いたので、それでお分かりになった方も多いかと思います。
ちなみに柴田善臣騎手の初重賞勝ちは1988年の中山牝馬ステークス(ソウシンホウジュ)で、蛯名正義騎手の重賞初勝利は1992年のフェブラリーハンデキャップ(ラシアンゴールド)です。