第63問:今日馬券がはずれても、"Tomorrow is another day." [聴く『競馬クイズ』]
2018/03/29(木) 12:00

【第63問】


 いよいよ今週は大阪杯が行われます。大阪杯といえば、トウカイテイオーが圧勝したレースを思い出しますが、もうひとつ印象に残っていることがあります。それは、10年前のことです。
 2008年4月6日、私は阪神競馬場に向かう阪急電車に乗っていました。そこで隣にいた男性2人の会話が聞こえてきて感心しました。その論理、洞察力。素晴らしいと思いましたね。10年前に聞いた会話を思い出して以下に書いてみます。


「今日の大阪杯はどこまでいってもダイワスカーレットとメイショウサムソンや。決まりやで」
「なんでや?」
「大阪杯の前にあるレースがヒントになってることに気がついたんや」
「えっ、第10レースのマーガレットステークスかいな」
「そや。なぁ、マーガレットいうたら『マーガレット・ミッチェル』や。あの人が書いた小説『風と共に去りぬ』の主人公の名前を知っとるか?」
「『スカーレット・オハラ』やろ。あっ、ダイワスカーレットか!」


 そう、ここまでは良かったのです。では、2008年第52回大阪杯はどんなレースだったのか、以下のレース実況をお聴きください。


 レース実況はこちらから→聴く


 この会話にはまだ続きがあり、見知らぬ男性2人は以下のような結論に至ったのです。


「ほな、映画の『風と共に去りぬ』でクラーク・ゲーブルが演じた男の名前は?」
「確か『レット・バトラー』いうたな」
「よう知っとるな。ところでメイショウバトラーはどこの厩舎の馬か言うてみぃ」
「なんやバトラーかいな。この前のマリーンカップも強かったなぁ。ええと、高橋成忠厩舎やろ」(※メイショウバトラーはこの4日前に船橋のマリーンカップを勝っていました)
「そうや。メイショウサムソンと同じ厩舎やで。最後に映画でスカーレット・オハラを演じた女優の名前はなんや?」
「それは『ヴィヴィアン・リー』や」
「ほなメイショウサムソンのおっかさんの名前は?」
「う~ん、オペラハウス産駒というのは知っとるが、母親の名前は‥‥(手にしていた競馬新聞を見て)ん、『マイヴィヴィアン』や!そうかぁ、よう気がついたなぁ」
「そやろ。もうこの2頭で決まりやがな。あとは適当に3着を決めたらええがな」


 それでは問題です。2008年のダイワスカーレットが勝った大阪杯で、メイショウサムソンは何着だったでしょうか?
 もう10年前ですから、覚えている方は少ないと思いますので、以下の3つの中からお答えください。


[A] 4着 [B] 6着 [C] 10着


 ちなみに私はこの会話を聞いてダイワスカーレットとメイショウサムソンの2頭軸の3連複を買いました。しかし...そんなうまくいきませんね。あの嬉しそうに会話していた2人は2頭で大勝負したのか、今でも気になっています。


 それでは、ここで前回・第62問の正解です。


<正解>[A]


[A]のレースは、2000年の日経賞です。10頭立て9番人気のレオリュウホウが逃げ切って勝ち、単勝は1万9390円でした。そして[B]は2012年のレースで、14頭立ての12番人気だったネコパンチが逃げ切り、単勝は1万6710円でした。どちらのレースも人気薄の馬が逃げ切ってしまい、唖然としたことを覚えています。


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★先週の「聴く『60秒競馬クイズ』」の<正解>キンシャサノキセキ


 キンシャサノキセキは2010年の高松宮記念を制し、翌2011年は阪神競馬場で行われた高松宮記念を制して連覇を達成しました。ちなみに2008年にこのレースで2着になった時が5歳で、その後7歳で勝ち、8歳で連覇を達成しました。7歳、8歳でGIを連覇したわけで、このような馬もなかなかいないですね。

第62問:20年前はテンジンショウグン。ビックリしたなぁ。荒れたなぁ。 [聴く『競馬クイズ』]
2018/03/20(火) 11:00

【第62問】


 今週はGI、春のベストスプリンター決定戦の高松宮記念が行われますが、今回は日経賞から出題します。(別に『日経』ラジオ社だからというわけではないですよ~)


 天皇賞(春)へのステップレースとして行われ、古くはシンボリルドルフやミホシンザン、5年前はフェノーメノがこのレースを制して本番の天皇賞(春)も勝っています。一方で、このレースは大波乱となったことがあるレースという印象があります。


 日経賞で大波乱、といえば1998年のレースです。12頭立ての最低人気だったテンジンショウグンが勝って、単勝は3万5570円!
 もう20年前のことですが、今でもあの時の衝撃は忘れることが出来ません。エリザベス女王杯を勝った時のサンドピアリスの単勝4万3060円には及びませんが、それでもJRAの重賞競走の単勝の高配当歴代2位となる記録です。これを上回る人気薄の馬が重賞を勝つことが今後あるでしょうか?


 テンジンショウグンの後も日経賞では単勝が万馬券となったことがあります。では、今回の問題です。以下の単勝が万馬券となった日経賞のレース実況を2つ聴いてお答えください。2つのレースのうち単勝の配当が高かったのは、どちらのレースだったでしょうか? [A]か[B]かでお答えください。


まず、[A]のレース実況です。
レース実況はこちらから→聴く


次に[B]のレース実況です。
レース実況はこちらから→聴く


 どうでしょう? どちらも人気薄の馬が勝って波乱となった日経賞です。「そんな単勝の配当なんか覚えているわけないだろう!」という声が聞こえてきそうですが、難問&珍問も出るのが「挑戦!聴く『競馬クイズ』」なのです。えっ、ヒントはないのか、ですって? う~ん、そうですねぇ。獅子と猫を比べたら...ムムッ、これはかなりのヒントだったでしょうか。


 それでは、ここで前回・第61問の正解です。


<正解>セイウンスカイ


 松坂大輔投手を擁する横浜高校が春の選抜を制した年、1998年の皐月賞を制した馬はセイウンスカイです。そのレースで3着に敗れたスペシャルウィークがダービー馬となり、武豊騎手が初めて日本ダービーを制したのでした。今回の問題でも触れたテンジンショウグンが日経賞を制したのも1998年でしたね。20年前はいろいろあったんですねぇ。


 ちなみに昭和の「怪物」、作新学院の江川卓投手が春の選抜高校野球に出場した1973年、初優勝したチームをご存知ですか? それは、横浜高校です。昭和の「怪物」が出場した年のセンバツを制し、その25年後に平成の「怪物」を擁して2度目のセンバツ優勝を果たしたのが横浜高校なのです。


 さぁ、球春と春競馬の到来です。もうすぐ桜も咲くことでしょう。家にジッとしているのはもったいない季節となります。野球場もいいですが、競馬場にもぜひ足を運んでください。


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★先週の「聴く『60秒競馬クイズ』」の<正解>ゴールドシップ


 阪神大賞典を2013年から3年連続で制したゴールドシップ。強くて、そして人気のあった馬でした。種牡馬となって、はたしてどんな子供を送り出すのでしょう。その産駒がデビューする日が待ち遠しいですね。

第61問:春はセンバツ、そして大阪杯から。もうすぐです。 [聴く『競馬クイズ』]
2018/03/13(火) 11:00

【第61問】


 球春到来。プロ野球ではオープン戦が行われ、今月30日にはシーズンが開幕します。
 今年一番嬉しいことは、松坂大輔投手が投げていることです。プロ野球の現役選手で私が一番好きな選手は松坂大輔投手なのです。


 彼が高校生の時、センバツで投げている姿を見て以来のファンです。"怪物"と言われていましたが、「怪物は江川卓だけ」と思っていたのです。ところが、"怪物"と認めざるを得ない活躍。その活躍に魅せられて大ファンになりました。彼の高校時代、西武ライオンズ時代、そしてメジャーに挑戦してレッドソックスでワールドシリーズを制し、WBCでは2度もMVPに輝いたその活躍ぶりは皆さんご存知でしょう。そして、日本に戻ってからの苦闘もよく知られていると思います。


 今シーズンは中日ドラゴンズに入り、今のところは順調のようです。彼に全盛期の頃の活躍を求めるのは無理だとは思いますが、彼が現役である限り応援しようと思っています。あの、振りかぶって2度3度頷くようにしてから投げるフォームは美しかったですね(私は綺麗な投球フォームでない投手は好きになれません)。
 プロデビューとなった日本ハムとの試合で片岡篤史選手から三振を奪ったシーンは、今でも動画サイトで繰り返し見ています。


 さて、昭和の"怪物"、作新学院の江川卓投手が春の選抜高校野球に出場したのは1973年です。では、そのあとに行われた皐月賞を制した馬をご存知ですか? そう、こちらも"怪物"と呼ばれたハイセイコーです。


 それでは今回の問題です。
 平成の"怪物"松坂大輔投手を擁する横浜高校が春のセンバツを制した年に、皐月賞を制した馬は? あの年の皐月賞馬をお答えください。「あまり競馬に関係した問題じゃないなぁ」という声が聞こえてきそうですが、いいのです。松坂大輔投手のことを書きたくて今回の問題にしたのですから。


 「聴く『競馬クイズ』ですから、ヒントとしてレース実況をご用意しました。もちろん勝ち馬抜き実況です。これをお聴きになれば分かると思います。松坂投手が甲子園で活躍した年は、あの馬が活躍した年だったのです。


 レース実況はこちらから→聴く


 『春はセンバツから』と言われますが、今年の第90回記念選抜高校野球大会は3月23日から始まります。記念大会のため、出場は例年より4校多い36校で行われます。そして、センバツの期間中にGI大阪杯が行われます。いよいよ春の到来です。


 それでは、ここで前回・第59問の正解です。


<正解>[C] 大差


 サイレンススズカが金鯱賞を圧勝した1998年の中京競馬場は、まだコースの改修が行われる前、今と違って小回りコースでした。それで大差をつけるのですからスゴイものです。あのスピード、軽快に先行する姿は今でも目に焼きついています。


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★先週の「聴く『60秒競馬クイズ』」の<正解>ラインクラフト


 2005年のラインクラフトの前に「フィリーズレビューを勝って本番の桜花賞も制した馬」は、1997年のキョウエイマーチになります。桜花賞トライアルですが、不思議とこのレースの勝ち馬はあまり本番では勝ちません。今年のあの馬は、果たしてどうでしょうか?

第60問:金鯱賞といえば、あのレースを思い出します。 [聴く『競馬クイズ』]
2018/03/07(水) 11:00

【第60問】


 今週は中京競馬場で金鯱賞が行われます。去年からGIとなった大阪杯のステップとなるレースです。今回は、まず以下のレース実況をお聴きいただきます。


 レース実況はこちらから→聴く


 お聴きいただいたのは1998年の第34回金鯱賞です。サイレンススズカが圧勝したレースとして覚えている方も多いことでしょう。この年の金鯱賞は中京競馬場で5月30日に行われ、宝塚記念のステップレースでした。


 サイレンススズカはこの年の3月に行われた中山記念で重賞初制覇を果たし、翌4月の小倉大賞典(この時は中京競馬場で行われました)も勝ち、金鯱賞で重賞3連勝となりました。


 それでは問題です。この金鯱賞で、勝ったサイレンススズカと2着馬との着差をお答えください。今回は簡単ですね。サービス問題とも言えるでしょうか。実況の中で藤田直樹アナウンサーがサイレンススズカが後続との差をかなり広げ、その差を言っていましたね。よく知られたレースとはいえ昔のレースですから、さらにサービスして3択にしました。以下の3つの中からお答えください。


[A] 9馬身差
[B] 10馬身差
[C] 大差


 ご存知のようにサイレンススズカは、金鯱賞のあと宝塚記念も制して念願のGIタイトルを手にするのでした。もう、あれから20年がたつのですねぇ。


 それでは、ここで前回・第59問の正解です。


<正解>[B] 松山弘平


 2009年3月1日に小倉競馬場でデビューした松山弘平騎手は、小倉の第1レースでトミケンプライマリに騎乗して勝ち、「初騎乗初勝利」となりました。さらにその日の第9レースも勝って1日2勝をマークしました。競馬学校卒業生がデビュー当日に2勝を挙げたのは、当時は福永祐一騎手に続く史上2人目のことで話題となったものです。


 なお、藤岡康太騎手は2007年3月3日に中京競馬場でデビューし、その日の第1レースでヤマニンプロローグに騎乗して初騎乗初勝利。嶋田純次騎手は2011年3月5日に中山競馬場でデビューし、その日の第1レースでワイズアンドクールに騎乗して初騎乗初勝利を達成しています。


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★先週の「聴く『60秒競馬クイズ』」の<正解>福島競馬場


 おととし、2016年3月にデビューした藤田菜七子騎手は、4月10日の福島9レースでサニーデイズに騎乗してJRA初勝利を挙げました。その日の福島競馬場には多くのファンや報道関係者が集まり、初勝利の瞬間はものすごい歓声が起きました。あの大歓声は、福島競馬場の名物重賞・七夕賞のゴールインよりも大きかったような気がします。