第12問:強いもの同士の、『世紀の対決』が見たい! [聴く『競馬クイズ』]
2017/03/28(火) 11:00

【第12問】


 先週はドバイのレースに高松宮記念とビッグレースが行われましたが、皆さん、いかがでしたか? 今週は大阪杯です。今回は、今年からGIに格上げされた大阪杯から出題します。


 天皇賞(春)やその後の宝塚記念へのステップレースとして行われ、このレースの勝ち馬としてオルフェーヴルやネオユニヴァース、エアグルーヴなど名馬が名を連ねています。しかし、大阪杯といえば、やはり25年前のレースです。あのレースが四半世紀たった今でも強く印象に残っています。あれは衝撃的でした。今回はまずレース実況を聴いていただきます。

 
 レース実況はこちらから→聴く


 1992年4月5日に行われた第36回大阪杯は、無敗で皐月賞とダービーの二冠を制し、その後骨折が判明して長く休養していたトウカイテイオーの復帰戦ということで注目を集めました。そして、このレースで初めてコンビを組んだ岡部幸雄騎手は追い切りのため栗東トレーニングセンターに駆けつけ、調教の後感触を報道陣に聞かれてこう言ったのでした。


『一杯になるという感じがなく、地の果てまでも走れそう』


 レース実況にあったように、岡部騎手が殆ど追う事も無く圧勝したトウカイテイオーは、別路線の阪神大賞典から始動した前年の覇者であるメジロマックイーンと天皇賞(春)で激突するのでした。


 無敗のトウカイテイオーか、それともメジロマックイーンの連覇かと騒がれ、4月26日に行われた第105回天皇賞(春)は、もの凄い盛り上がりを見せました。
 あれは前日の25日(土)の夕方6時のニュース番組でした。普段は競馬を取り上げることがないその番組が、このレースを『世紀の対決』として紹介し、前売りオッズを画面に出していたことを驚きとともに覚えています。


 そして、当日。レースとなって枠入りが始まり、トウカイテイオーがゲートに入る際、岡部騎手が「さぁ、いくぞ!」とばかりにトウカイテイオーの腰のあたりをパーンと叩いた姿がターフビジョンに映されました。心底「カッコイイ~!」と思いました。結果としてメジロマックイーンが連覇を果たし、トウカイテイオーは5着に終わるのですが、結果はいいのです。スターホースの対決が実現し、ファンの目を釘付けにする。そのようなレースを今年も見たいと思いますね。


 今週の大阪杯を制した馬が無事に天皇賞(春)に出走して、阪神大賞典を快勝したサトノダイヤモンドや先週の日経賞組と対決して盛り上がることを今から願っています。


 それでは問題です。簡単です。トウカイテイオーは大阪杯を制してデビューからの連勝をいくつとしたでしょう? えっ、25年も前のことなんか分からない、ですって? それでは三択にしましょう。


A:6連勝
B:7連勝
C:8連勝


 それでは、ここで前回・第11問の正解を発表します。


<正解>ハイセイコー


 当時4歳のハイセイコーは、2着のアイテイエタンに1馬身4分の3差をつけて優勝。一方、3歳の身で古馬を負かしたオグリキャップが2着ランドヒリュウにつけた着差は1馬身4分の1でした。ちなみにこの時ランドヒリュウに騎乗していたのは、後にコンビを組んで大活躍する南井克巳騎手でした。


 さぁ、大阪杯が終わればいよいよ3歳クラシック本番です。これからワクワクする週末が続きますね。

第11問:あの2頭は、ともにこのレースを勝っていたんですね。 [聴く『競馬クイズ』]
2017/03/21(火) 11:00

【第11問】


 今週は春のベストスプリンター決定戦、GI高松宮記念が行われます。ご存知のようにこのレースは1971年に第1回が行われ、レースの名称は「高松宮杯」でした。当時は距離2000メートル、夏の中京開催を飾るレースとして行われていました。
 1984年にグレード制が導入された際にGIIに格付けされ、1996年の短距離競走体系の新たな改善に伴い、距離が1200メートルとなり、GIレースに格上げされました。そして1998年からレース名が「高松宮記念」となり、2000年からは3月の中京開催で行われるようになりました。


 このレースの歴代の勝ち馬として、ハイセイコーとオグリキャップがその名を連ねています。ともに地方競馬から中央競馬に移籍して絶大な人気を誇った2頭。ハイセイコーは1974年の勝ち馬で、オグリキャップは1988年にこのレースを制しています。単勝オッズも同じで、ともに1.2倍という圧倒的人気に応えて優勝しています。


 それでは問題です。
 ハイセイコーとオグリキャップ、高松宮杯での2着馬との着差が大きいのはどちらでしょう?
 これは難しい問題ですね~。ヒントとして2つのレースの実況を用意しました。お聴きください。


 レース実況はこちらから→聴く


 レース実況はこちらから→聴く


 「実況を聴いてもわかんないよ~!」という声が聞こえてきそうですが、そこは実況でのアナウンサーのトーンなどから判断していただきたいと思います。


 元祖『怪物』と『芦毛の怪物』。ともにアイドルホースとして多くのファンの人気を集めましたが、2頭がともに勝った重賞レースはこの高松宮杯だけです。


 それでは、ここで前回・第10問の正解を発表します。


<正解>馬名:タケホープ 着順:B(7着)


 「後にダービーと菊花賞を制し、ハイセイコーのライバルと言われた馬」というところで簡単にタケホープだとわかったはずです。しかし、何着だったかは難しかったと思います。ハイセイコーとの初対戦では、タケホープは7馬身以上の差をつけられて7着に敗れました。その後皐月賞にも出走できなかったタケホープが、ハイセイコーを負かしてダービー馬になると、その時どれほどの人が思っていたでしょう。


 さぁ、皐月賞のトライアルが終わり、今年の3歳クラシック戦線もかなり絞られてきたようです。しかし、タケホープのような馬がいないとは言い切れません。今年のダービー、第84回東京優駿まで、もうあと2ヶ月あまりです。

第10問:44年前の春、『怪物』がいた。 [聴く『競馬クイズ』]
2017/03/14(火) 11:00

【第10問】


 19日日曜日に、選抜高等学校野球大会(春のセンバツ)が開幕します。そして中山競馬場ではスプリングステークスが行われます。「春はセンバツから」という言葉もあり、いよいよ春です。


 さて、今から44年前の1973年(昭和48年)3月、『怪物』と呼ばれた馬と高校生がいました。その馬の名はハイセイコー。そして高校生は栃木・作新学院のエース、江川卓投手でした。


 ハイセイコーは、地方競馬で6戦6勝の成績を残して中央競馬へ移籍し、三冠第1戦の皐月賞を勝つとその人気は競馬の枠を超え、競馬に興味のない人々にまで人気が浸透していった元祖アイドルホースです。


 ハイセイコーの中央競馬デビューは弥生賞でした。その日、1973年3月4日の中山競馬場は12万人を超すファンが集まり、ファンの一部が観客席とコースとを仕切る金網を乗り越えてコース内に入りこむ騒ぎが起こったことは語り草になっています。その中でハイセイコーは単勝1.1倍という圧倒的1番人気となって勝ち、その後のスプリングステークス、そして皐月賞も制したのでした。


 江川卓投手は、1972年(昭和47年)の秋の栃木県大会と関東大会を無失点(なんと7試合で53回を投げて、失点0で自責点も0。だから防御率は0.00!)で優勝して、翌年の春、第45回選抜高等学校野球大会に出場したのでした。


 甲子園デビューとなった1回戦の相手は大阪の北陽高校でした。参加校の中でチーム打率がトップという優勝候補が相手でしたが、江川投手は球速が160キロ近くあったとも言われる剛速球と切れ味鋭いカーブ(作新学院の試合で主審を務めた人が「速球よりカープの曲がり具合がすごかったことが印象に残っている」と言っていた記事を読んだことがあります)で、北陽から19もの三振を奪って完封勝ちしました。
 続く2回戦では7回を投げて1安打無失点(10奪三振)に抑えて勝ち、その次の準々決勝ではさらに快投を見せます。1安打完封勝ちだったのですが、その時奪った三振の数はなんと20! 27のアウトのうち20が三振ですからスゴイことです。しかし、準決勝では広島商業に2対1で敗れ、ベスト4で選抜を終えました。


 選抜での超高校級のピッチングで『怪物・江川卓』の名は全国にとどろき、夏の栃木県大会は他校を寄せ付けずに優勝して夏の甲子園、第55回全国高等学校野球選手権大会に作新学院は出場しました。


 しかし、1回戦を延長15回の末に勝ったものの、続く2回戦では千葉の銚子商業と対戦し、雨の降る中、延長12回裏の満塁の場面で江川投手自らがサヨナラ押し出しをしてしまい、『怪物』は2回戦で甲子園から姿を消したのでした。


 江川卓投手は、春と夏の2度の甲子園で、投球回数が59回1/3、奪った三振が92。自責点は3で防御率が0.46という素晴らしい記録を残しました。驚くことに自身の高校時代を振り返るテレビ番組で、「ランナーが2塁に進まないと本気で投げなかった」とご本人が言ってました。つまり全力投球をしなくてもあれだけの三振を奪っていたのです。


 一方、ハイセイコーは皐月賞を制して1冠を手にするとNHK杯に出走して勝ち、ついに無敗で日本ダービーに向かいました。そして、単勝66.6%(これはディープインパクトが現れるまでダービーの単勝支持率の最高記録でした)という圧倒的1番人気となりながらも3着に敗れます。ダービー馬にはなれなかったのです。


 この年、1973年に最も話題を集めた馬と高校球児、『怪物』と呼ばれたハイセイコーと江川卓投手は、奇しくもともに同世代の頂点に立つことが出来ませんでした。しかし、その走りで、そのピッチングで、ファンを熱狂させたことは事実であり、人々の記憶から消えることはありません。


 今回は前置きが長くなりました。では、ここで問題です。まずハイセイコーの中央デビュー戦となった1973年の弥生賞のレース実況をお聴きください。


レース実況はこちらから→聴く


 このレースには後にダービーと菊花賞を制し、ハイセイコーのライバルと言われた馬が出走していました。その馬の名前と着順をお答えください。名前は分かると思いますが、さすがに着順は難しいので3択にしました。なお、出走馬は10頭でした。


A:5着
B:7着
C:9着


 それでは、ここで前回の第9問の正解を発表します。


<正解>9頭


 どうでしたか?馬名を見て、パッと勝負服が目に浮かんだ方なら正解されたと思います。『(有)サンデーレーシング』所有の馬は以下の9頭です。


オルフェーヴル、ブエナビスタ、ヴァーミリアン、ディープブリランテ、フェノーメノ、レーヴディソール、アンライバルド、ドゥラメンテ、ドリームジャーニー


 ブルーメンブラット、ハットトリック、シーザリオ、アロンダイト、リオンディーズは『(有)キャロットファーム』。また、ベルシャザール、タイムパラドックス、イスラボニータ、ハーツクライ、ダイナガリバー、ネオユニヴァースは、『(有)社台レースホース』ですね。


 最後に「おまけ」のクイズの正解です。


<正解> 
レース名:ジャパンカップ(2012年・第32回)
3着馬:ルーラーシップ(クレイグ・ウィリアムズ騎手)


 ジャパンカップで「ワン・ツー・スリー」を決めてしまうなんてスゴイことですよね。しかし、レースを実況するアナウンサーにとっては、同じ勝負服の馬がゴール前で並んでくるのはあまり歓迎できないことなのですがね。

第9問:あの馬も『黒、赤十字襷、袖黄縦縞』でしたねぇ。 [聴く『競馬クイズ』]
2017/03/07(火) 11:00

【第9問】


 今回の問題は第3問と似た問題です。第3問では、20頭の「ユニークな馬名」から出題しましたが、今回は20頭のGIホースの中から選んでお答えいただきます。


 以下の20頭は、「クラブ法人」馬主所有の競走馬で、GIホースとなった馬です。この20頭のうち、『(有)サンデーレーシング』所有の馬は何頭でしょうか? 馬主が有限会社サンデーケーシングの馬を数えてください。ノーヒントです。ズバリ頭数をお答えください。


オルフェーヴル、ブルーメンブラット、ベルシャザール、ブエナビスタ、イスラボニータ
ヴァーミリアン、ディープブリランテ、タイムパラドックス、ハットトリック、フェノーメノ
シーザリオ、アロンダイト、ネオユニヴァース、レーヴディソール、ダイナガリバー
アンライバルド、ドゥラメンテ、ドリームジャーニー、リオンディーズ、ハーツクライ


 どうでしょう? 毎回このサイトのクイズに挑戦している方なら簡単にお分かりでしょうね。『黒、赤十字襷、袖黄縦縞』の勝負服の馬は、ホント毎年のようにGIを制覇しますよね。


 さて、このままでは『聴く競馬クイズ』になりませんので、ここで「おまけ」としてクイズを出しましょう。以下のレース実況は、1着・2着・3着の3頭がともに有限会社サンデーレーシングの馬だったGIレースです。レース実況を聴いて、レース名とこの時に3着になった馬の名前をお答えください。「おまけ」なので簡単な問題にしておきました。


レース実況はこちらから→聴く


 それでは、ここで前回の第8問の正解を発表します。


<正解>浜中俊


 浜中俊騎手は、10年前の2007年3月3日に中京競馬場のレースでデビューし、4月7日に福島競馬場の第7レース(4歳以上500万円以下・ダート2400m)で、トシツカサオー(10頭立ての4番人気)に騎乗して初勝利を挙げました。その年は20勝、同期の藤岡康太騎手が24勝したので新人最多勝とはなりませんでした。


 しかし、2年目の翌2008年には73勝と勝ち星を一気に伸ばし、今や通算勝利数が800を超えてGIも8勝しているトップジョッキーとなりました。これまでの勝利騎手インタビューで何度も声を聴いている方は、簡単に分かったのではないでしょうか。
 ところで余談ですが、数多くいる騎手の中で、浜中騎手はトップ3に入るかなりのイケメンだと思うのですが、どうでしょう? えっ、あとの2人は誰と誰か、ですって? ええと、それはですねぇ...。