第22問:1年後のダービーは、すぐにやってきます。 [聴く『競馬クイズ』]
2017.06/06 競馬中継スタッフ 記事URL

【第22問】


 6月になり、先週東京と阪神で「メイクデビュー」、2歳新馬戦が行われました。春の3歳クラシックレースを中心に考えると、ダービー当日は「大晦日」で、翌週から「新年」とも言えます。1年後のダービーへ向けての戦いが始まったわけです。
 今回は、その2歳新馬戦からの出題です。ラジオNIKKEIは、2歳新馬戦が行われると検量室に行き、騎手や調教師から取材します。その取材で得たコメントを中継で伝え、それはこの「競馬実況web」のトップページに以下のような形で載せられます。


----------


【メイクデビュー】(福島5R)~ロードシップ2馬身差V


 福島5Rのメイクデビュー福島(芝1800m)は1番人気ロードシップ(松岡正海騎手)が人気に応えて差し切り勝ち。勝ちタイムは1分50秒7(良)。(中略)、さらに3馬身差で3着に3番人気○○○○が入った。
 ロードシップは美浦・相沢郁厩舎の2歳牡馬で、父マンハッタンカフェ、母ヒダカゲラン(母の父ミルジヨージ)。


~レース後のコメント~
1着 ロードシップ(松岡騎手)
「勝てると思っていたので、ゲートは速くなかったのですが無理せずに行きました。3~4コーナーではどれだけ脚を使えるか計ったぐらい。元々期待していた馬ですし、重賞級だと思います。大事に育てていけばいいところまでいくと思います」
3着 ○○○○(蛯名騎手)
「上手にレースしているんですけどね。微妙に距離が長い気がしますし、こういうボコボコした馬場も上手ではないですね」


----------


 これは2009年7月5日(日)に福島競馬場で行われた2歳新馬戦についてのものですが、この時3着になった馬は分かりますか? 分かった方はかなりの競馬通と言えます。
 答えは、アパパネです。これは、翌年2010年に牝馬3冠を達成する名牝のデビュー戦の記事です。(蛯名騎手)で分かった方もいらっしゃるでしょう。


 それでは問題です。
 以下の記事とコメントは、2011年7月9日に行われたある馬のデビュー戦についてのものです。その馬の名前をお答えください。


----------


【メイクデビュー】(函館5R)


 函館5Rのメイクデビュー函館(芝1800m)は、2番人気○○○○○○○(秋山真一郎騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分51秒2のレコード。アタマ差の2着に9番人気コスモユッカが、4馬身差の3着に10番人気マイネルサムアップがそれぞれ入線。


~レース後のコメント~
1着 ○○○○○○○ 秋山真一郎騎手
「追い出してからの伸びがよかったですね。長くいい脚を使えるので長い距離が向いていると思います。あとはテンションがこの後も上がらずに強くなってくれればいいですね」


----------


 どうでしょう? 函館でのデビュー戦をレコード勝ちした馬で、GIも制した馬です。デビュー戦は秋山真一郎騎手だったんですね。
 分かりませんか? それではヒントとしてこのレースの実況をお聴きください。もちろん勝馬抜き実況です。


 レース実況はこちらから→聴く


 それでは、ここで前回・第21問の正解を発表します。


<正解>フェアリーキングプローン


 『前年の覇者』というヒントでお分かりになった方も多いかと思います。前年、2000年の第50回安田記念を制した馬は、香港から出走してきたフェアリーキングプローンでした。この時勝ったフェアリーキングプローンは人気がなく単勝10番人気だったのです。
 2着も外国馬のディクタットだったのですがこちらは6番人気で、馬連は1万4700円の万馬券でした。2000年の安田記念も高配当が出たわけです。
 ちなみに連覇を狙った2001年のレースでは、1番人気となったフェアリーキングプローンは9着に敗れました。GIレースを連覇することはなかなか難しいことで、ウオッカや先日世を去ったヤマニンゼファーはたいしたものなんですね。


 さぁ、今週の2歳新馬戦でどんなレースが見られるでしょう。今週デビュー勝ちした馬が、1年後にオークス馬やダービー馬になるかもしれません。そう考えると1年があっと言う間に過ぎて、すぐダービー当日を迎える...というのはさすがに気が早すぎますかね。

第21問:今年もこのレースは荒れるのか!? フフ、穴党の出番ですよ~! [聴く『競馬クイズ』]
2017.05/30 競馬中継スタッフ 記事URL

【第21問】


 日本ダービーが終わって、今週は春のベストマイラー決定戦の安田記念が行われます。このレース、過去10年の結果を見てみると、毎年のように高配当となっています。
 去年は1番人気のモーリスが負けて、勝ったのが8番人気のロゴタイプでした。一昨年は3着に12番人気のクラレントが入り、2014年は1番人気のジャスタウェイが勝ったものの2着は16番人気で3着が10番人気。
 ロードカナロアが勝った2013年は3着が12番人気で、2012年は2着が13番人気、3着が15番人気の馬でした。不思議くらい、人気上位の馬3頭で決まることがないのです。


 今から16年前の2001年、第51回安田記念も人気馬が総崩れとなって高配当になりました。馬連は12万600円という万馬券でした(当時は馬単・3連複・3連単はなかったのです)。それでは、その大波乱となったレースの実況をお聴きください。


 レース実況はこちらから→聴く


 2001年6月3日、18頭で行われた安田記念を制したのは9番人気のブラックホークでした。そして2着は15番人気だったブレイクタイム、3着は7番人気のメイショウオウドウでした。枠連も1・2着と2・3着のワイドも万馬券となったのでした。この時3連単が発売されていたら、100万は軽く超える大万馬券だったことでしょう。


 それでは、ここで問題です。この2001年の安田記念で1番人気となったのは? 1番人気だった馬の名前をお答えください。「そんな昔の安田記念なんか知らない!」という方のためにヒントを差し上げましょう。ヒントは『前年の覇者』です。これはボーナスヒントと言えるでしょう。前の年の勝ち馬を思い出せばいいのですから。


 それでは、ここで前回・第20問の正解を発表します。


<正解>B:7馬身


 ところで、1988年のダービー馬となったサクラチヨノオーは、マルゼンスキーの産駒です。マルゼンスキーは1976年の秋にデビューし、その年の朝日杯3歳ステークスを当時のレコードで制し、翌年の5月まで無敗の6連勝をマークした馬でした。
 しかし、マルゼンスキーは、母馬が日本国外で種牡馬と交配され、仔馬を日本で産んだ「持込馬(もちこみば)」だったのです。1971年の貿易自由化に伴い国内生産者への保護政策が実施されて、持込馬は外国産馬と同様に有馬記念を除く八大競走への出走権が当時はありませんでした。
 日本ダービーを前にして、コンビを組んでいた中野渡清一騎手は「枠順は大外でいい。他の馬の邪魔は一切しない。賞金もいらない。だからダービーに出させて欲しい。」と言ったことはよく知られた話です。日本ダービーに出ることがなかったマルゼンスキーは、6月に「残念ダービー」と言われた日本短波賞に出走して圧勝。7月の札幌でレコード勝ちしたのを最後に8戦8勝で引退しました。


 ちなみに、日本ダービーに出られずに出走した日本短波賞でマルゼンスキーが2着馬につけた着差は、オグリキャップのニュージーランドトロフィー4歳ステークスでの着差と同じ7馬身でした。これも「もしもあの馬が○○○だったら...」の話ですね。もしもマルゼンスキーが1977年のダービーに出ていたら...?

第20問:もしもあの馬が出ていたなら...。いよいよダービー!! [聴く『競馬クイズ』]
2017.05/23 競馬中継スタッフ 記事URL

【第20問】


 ついに84回目の『競馬の祭典』が今週行われます。皆さんの今年のダービー馬は、もう決まりましたか?
 さて、毎年ダービーを迎える時、あることを思います。「もしも」の話です。競馬ファンなら、いろいろと「もしもあの馬が○○○だったら...」と思ったことがあると思います。
 トウカイテイオーがダービーの後故障せず秋を迎えたら父と同じように無敗で三冠を制していたか? フジキセキやアグネスタキオンはダービーに出ていたら勝ったか? 実現しなかった兄弟対決、ビワハヤヒデとナリタブライアンが同じレースに出たらどっちが勝ったか...など想像したことがあるかと思います。


 それでは、これはどうでしょう?
 「もしもオグリキャップがダービーに出たら勝ったか?」


 後に『芦毛の怪物』と呼ばれ、ハイセイコー以来のアイドルホースとなったオグリキャップは、1988年(昭和63年)1月に笠松から中央に移籍しました。この年の日本ダービーは5月29日に24頭が出走して行われましたが、オグリキャップはご存知のようにクラシック登録がなく、日本ダービーに出走することはありませんでした。


 この年の日本ダービー(第55回東京優駿)は前年の朝日杯3歳ステークスを制し、皐月賞では3着に終わったサクラチヨノオーが勝ち、晴れてダービー馬となりました。2着はメジロアルダン。あの牝馬三冠のメジロラモーヌの弟です。3着がコクサイトリプルで皐月賞を制したヤエノムテキが4着。1番人気となったサッカーボーイは15着という結果でした。


 あの時のメンバーを相手にして、オグリキャップは出走していたなら勝ったでしょうか? この時のサクラチヨノオーの勝ちタイムは2分26秒3でした。ダービーの半年後に行われた第9回ジャパンカップでオグリキャップは3着に敗れたものの、2分25秒8で東京の2400メートルを走っています。もちろん単純な比較では決められませんが、オグリキャップはあの年の3歳馬の中で一番強かったのでは、と思うことがあります。


 同じ地方競馬から移籍してヒーローとなったハイセイコーと違い、クラシックの大舞台に立つことがなかったオグリキャップ。あの馬がダービーで走る姿を見たかったですね。


 オグリキャップは、中央入りして春のクラシックを横目にペガサスステークス、毎日杯、京都4歳特別と3連勝し、ダービーが終わった翌週の6月5日に東京競馬場で行われたニュージーランドトロフィー4歳ステークスに出走しました。そのレースの実況をお聴きください。


 レース実況はこちらから→聴く


 単勝1.2倍という圧倒的な人気に応えてレースを制したオグリキャップ。この時乗っていた河内洋騎手の手はほとんど動かず、馬なりで圧勝したことを覚えています。


 それでは問題です。ほとんど馬なりにもかかわらず、このレースで2着馬につけた着差は何馬身だったでしょうか? 今回は3つの中からお答えください。

A:5馬身
B:7馬身
C:9馬身


 ちなみにこのレースでのオグリキャップの勝ちタイム(1分34秒0)はレースレコードで、3週前の安田記念を制したニッポーテイオーの勝ちタイム(1分34秒2)よりも速かったのです。このレースの後、7月の高松宮杯では古馬一線級と対戦して勝ったオグリキャップ。何度も思います。もしもダービーに出ていたなら...。


 それでは、ここで前回・第19問の正解を発表します。


<正解>0頭(後にGIを勝った馬は1頭もいません)


●1964年の日本ダービー2着馬 ウメノチカラ
 2歳時は現在のGIレースである朝日杯3歳ステークス(当時)を制していますが、3歳時はシンザンが回避して出走しなかった有馬記念で4着となり、1966年の天皇賞(春)では2着に入ったもののGI級のレースを勝つことはありませんでした。
●1983年の日本ダービー2着馬 メジロモンスニー
 皐月賞も2着となった馬でしたがGI勝利はなし。
●1984年の日本ダービー2着馬 スズマッハ
 ダービーの翌年1985年の安田記念では2着になりましたが、GIタイトルを手にすることはありませんでした。
●1994年の日本ダービー2着馬 エアダブリン
 ステイヤーズステークスなど長距離の重賞は勝ったもののGI勝ちはありません。
●2005年の日本ダービー2着馬 インティライミ
 GIレースでは2008年の宝塚記念で3着になったのが最高の成績でした。
●2011年の日本ダービー2着馬 ウインバリアシオン
 2012年の天皇賞(春)は3着、続く宝塚記念は4着。2013年の有馬記念では2着となり、2014年の天皇賞(春)でも2着となり、あと一歩ながら最後までGIタイトルとは無縁でした。


 さぁ、春競馬のクライマックスを迎えます。今年は「戦国クラシック」と呼ばれ、皐月賞を制したのは9番人気の馬でした。その馬が二冠を制するのか、皐月賞で人気を集めた馬が巻き返すのか、それともトライアルの青葉賞を快勝したあの馬が勝つのか...。戦国の世を勝ち抜き、天下統一(日本ダービー制覇)を果たすのはどの馬でしょうか?


 『馬券を買う人の数だけダービー馬が存在する』と言った人がいます。自分が決めたダービー馬が、真の第84代ダービー馬となることを期待しつつ、28日午後3時40分を待ちましょう!

第19問:ああ、生まれた年が悪かったのか...。 [聴く『競馬クイズ』]
2017.05/16 競馬中継スタッフ 記事URL

【第19問】


 「競馬の祭典」が迫ってきました。登録馬も発表されて、いよいよです。東京優駿、日本ダービーは、ご存知のようにその世代のナンバーワンを決める一戦です。今年の3歳世代の頂点に立つのはどの馬でしょうか?


 さて、戦後に三冠馬は6頭誕生しています。その6頭は以下の通りです。


1964年 シンザン
1983年 ミスターシービー
1984年 シンボリルドルフ
1994年 ナリタブライアン
2005年 ディープインパクト
2011年 オルフェーヴル


 この6頭の、それぞれの同期、つまり同い年の馬たちのことを考えてみました。
 その馬たちの関係者には「あの馬がいなければ、うちの馬が三冠のうち1つぐらいは勝っていたかなぁ」と思った人がいたのではないでしょうか。あんなに強い馬と同じ年に生まるとは運がなかった、と嘆いた関係者もいたと思うのです。


 それでは問題です。今回は後に三冠馬となる馬に敗れて、ダービーで2着になった馬についての問題です。上記の馬に負けてダービーで2着になった馬6頭のうち、後にGIを制した馬は何頭いたでしょうか?(※シンザンの2着馬については、当時グレード制がありませんでしたので、今GIとなっているレースを制したかどうかということになります)
 ダービー馬だけでなく、その馬に負けて2着となった馬まで覚えていたらたいしたものです。えっ、「馬券が的中したダービーだったから覚えているんだよ」ですって? まぁ、そういう方も多いでしょうねぇ。
 ヒントとして、シンザンが勝った日本ダービーの実況をお聴かせいたしましょう。1964年(昭和39年)5月31日に行われた第31回東京優駿(日本ダービー)です。ちなみに1964年は、東京オリンピックが行われた年です。
 ダービーでシンザンに1馬身4分の1差で2着となった馬は、皐月賞では3着、菊花賞ではまたシンザンの2着に敗れた馬です。たらればの話ですが、もしも同期にシンザンがいなかったら、この馬は三冠のうち1つぐらいは手にしていたでしょうか?


 レース実況はこちらから→聴く


 それでは、ここで前回・第18問の正解を発表します。


<正解>タニノムーティエ


 1970年(昭和45年)は、「東のアローエクスプレス、西のタニノムーティエ」と言われて春のクラシックが盛り上がった年でした。実況にアローエクスプレスが出てきてわかった方もいると思います。皐月賞でアローエクスプレスにアタマ差で勝ったタニノムーティエはダービーも勝ち、二冠を制した馬でした。


 さて、皆さんの今年のダービー馬は決まりましたか?
 「まだまだ。ダービー当日になってみないと決められない。」という方も多いかと思います。大いに迷って悩んで、ダービー馬を決めてください。

第18問:大阪万博があった年です。今日はダービー、めでたいな~♪ [聴く『競馬クイズ』]
2017.05/09 競馬中継スタッフ 記事URL

【第18問】


 今回は1970年のレースについての問題です。「また昔の話かい!」と思った方もいらっしゃることでしょう。この「挑戦!聴く『競馬クイズ』」は、聴いていただくクイズなのです。しかも、JRAや他の競馬関連サイトでは聴くことができない、昔懐かしのレースの実況やインタビュー音声をお聴かせしてクイズを出題することが『売り』になっていますので、どうぞご了解ください。そして挑戦していただきたいと思います。


 今から37年前、1970年(昭和45年)に「走れコウタロー」という歌がヒットしました。
 フォークグループのソルティー・シュガーが歌ったコミックソングで、最終的にはレコードが100万枚近く売れた大ヒットとなった歌でした。


 この歌はコウタローという名の馬がダービーに出走して奮闘する歌で、歌の合間に公営ギャンブルの廃止に取り組んでいた当時の美濃部亮吉東京都知事の声色をまねたナレーションや早口の実況中継があります。20代、30代の方には美濃部知事と言われてもピンとこないかと思いますが、このナレーションから急にレース実況に変わります。ソルティー・シュガーのメンバーの一人、山本コウタローさんがスタートからコウタローが走るレースを実況するのですが、もの凄い早口です。ラジオNIKKEIのアナウンサーの誰よりも早口です。実際にアナウンサーがあれほど早くしゃべることはないと思います。
 しかし、ラジオNIKKEIに入社して競馬中継の仕事をするまで、競馬のレース実況といえば「走れコウタロー」の山本コウタローさんの実況が頭にありました。「競馬中継のアナウンサーって、あんなに早口なんだ」と思っていたものです。


 えっ、「それならここで『走れコウタロー』を聴かせてもらえるんだろうな」ですって? う~ん、残念ながら歌をお聴かせすることは出来ません。「大人の事情」です。


 それでは、ここで問題です。ダービーを歌った「走れコウタロー」がヒットした1970年の日本ダービーを制した馬をズバリお答えください。ヒントとしてレース実況をご用意いました。もちろん「勝ち馬抜き実況」に編集してありますが、他の出走馬がヒントになるはずです。


 レース実況はこちらから→聴く


 それでは、ここで前回・第17問の正解を発表します。


<正解>勝馬:オペックホース、2着馬:モンテプリンス


 1つめの実況は1979年の第46回ダービーの実況で、勝ったカツラノハイセイコと2着のリンドプルバンの差はハナ差でした。3つめの「河内の夢」が叶ったレースは2000年の第67回ダービーです。勝ったアグネスフライトとエアシャカールの差もハナ差。そして、2つめが1980年の第47回ダービーで、オペックホースが勝ち、2着がモンテプリンス。その差はハナ差ではなく、クビ差でした。ちょっと難しかったですかね?


 さぁ、毎週GIレースが行われる5月。GIレースで実況アナウンサーも力が入る時ですが、たとえ未勝利戦でも障害戦でもGIレースであってもスタンスは変わりません。正確に丁寧に実況することが大切です。早口でまくしたてることが競馬実況ではなく、聴いているファンにわかりやすい実況をすることを忘れずに取り組んでいきたいと思っています。

第17問:いよいよ競馬の祭典!去年はハナ差。今年は? [聴く『競馬クイズ』]
2017.05/02 競馬中継スタッフ 記事URL

【第17問】


 5月になりました。いよいよ5月です。競馬ファンにとっては1年で最もワクワクする1ヶ月と言えるでしょう。28日には第84回東京優駿(日本ダービー)が行われます。今回からダービーに関連した問題をお送りします。


 去年の日本ダービーはマカヒキが勝ってサトノダイヤモンドが2着でした。その差は「ハナ」。過去83回行われたダービーで、1着と2着の差がハナ差だったレースは9回あります。GIレースでのハナ差は、天と地の差ぐらい大きな差だと言えるでしょう。ましてダービーとなると、そのほんの数センチの差はとてつもなく大きな意味を持ちます。勝った馬は永久に「ダービー馬」と呼ばれます。しかし、2着の馬は大接戦を演じたとしても「ダービー2着馬」と言われて賞賛されることはまずありません。
 もちろんダービーの後、古馬になって大活躍し、その時のダービー馬よりも輝いていく馬も過去にはいました。しかし、競馬の祭典を制してその世代のトップに立ったダービー馬と、その馬に負けた2着馬。その時点での2頭の違いは、オリンピックの金メダリストと負けて銀メダルに終わった者以上のものがあると思います。


 それでは問題です。以下の3つのダービーのレース実況をお聴きください。この3つの中に、1つだけハナ差ではなかったレースがあります。そのレースの勝ち馬と2着馬をお答えください。えっ、「どうせまた古いレースだろう。わかんないよ!」ですって? まぁ、そう言わずに挑戦してください。


 レース実況はこちらから→聴く


 レース実況はこちらから→聴く


 レース実況はこちらから→聴く


 それでは、ここで前回・第16問の正解を発表します。


<正解>スペシャルウィーク


 1999年5月2日に行われた第119回天皇賞(春)は、出走頭数が少なく12頭立てでした。お聴きいただいた実況に12頭という言葉が出てきましたね。また、スペシャルウィークと同世代のライバルであるセイウンスカイの名前も出てきましたので、これでお分かりになったかと思います。


 さぁ、今年の競馬の祭典まで1ヶ月を切りました。毎年思いますが、日本ダービー当日の東京競馬場の雰囲気は、その「ダービーデイ」以外の日と明らかに違います。それはダービーだから、なのでしょう。ぜひとも府中に足を運び、その1年に一度の雰囲気の中で日本ダービーを堪能してほしいと思います。我々ラジオNIKKEIの中継スタッフも、『ダービーへようこそ。』と思いながら、その雰囲気を、日本ダービー馬が決まる瞬間をお伝えします。

第16問:年度代表馬とグランプリホースの一騎打ちか、それとも...? [聴く『競馬クイズ』]
2017.04/25 競馬中継スタッフ 記事URL

【第16問】


 今週から春のGIシリーズが、5月28日の日本ダービーをクライマックスとして6週連続で行われます。思えば桜花賞は単勝8番人気の馬が勝ち、皐月賞を制したのは9番人気の馬で波乱となりましたが、はたして来月のオークス、ダービーは...?


 さて今回の問題も、前回に続いて武豊騎手についての問題です。今週は天皇賞(春)が行われます。キタサンブラックは天皇賞(春)を連覇するのでしょうか? キタサンブラックが連覇を達成すれば、武豊騎手は8度目の天皇賞(春)制覇ということになります。これまで武豊騎手が勝った天皇賞(春)の年と騎乗した馬は以下の通りです。


1989年 イナリワン
1990年 スーパークリーク
1991年 メジロマックイーン
1992年 メジロマックイーン
1999年 スペシャルウィーク
2006年 ディープインパクト
2016年 キタサンブラック


 スゴイですよね。デビュー3年目の1989年に初制覇してから4連覇しているわけで、天皇賞(秋)も5回も勝って『平成の盾男』と言われています。今年初戦の大阪杯を快勝したキタサンブラックは最有力と言っていい馬ですから、天皇賞(春)8度目の制覇の可能性は十分あるわけです。では、ここで問題です。まず、以下のレース実況をお聴きください。


 レース実況はこちらから→聴く


 お聴きいただいたレース実況は、過去に武豊騎手が勝った天皇賞(春)です。ズバリ、勝ち馬は? もちろんお聴きいただいた実況では勝ち馬は編集して削除してあります。どうぞもう一度お聴きになって勝ち馬以外の出走馬から判断して、勝った馬の名前をお答えください。


 それでは、ここで前回・第15問の正解を発表します。


<正解>スプリンターズステークス
 
 武豊騎手は、1990年にGIに昇格したスプリンターズステークスを1番人気バンブーメモリーで優勝しています。高松宮記念(当時は高松宮杯)がGIに昇格した1996年の勝ち馬はフラワーパーク(田原成貴騎手)。このレースでは武豊騎手は三冠馬ナリタブライアンに騎乗して4着でした。
 フェブラリーステークスがGIに昇格した1997年にレースを制した馬はシンコウウインディ、騎手は岡部幸雄騎手でした。この時は、武豊騎手はビコーペガサスに騎乗して4着でした。
 今年は大阪杯だけでなく、12月28日に中山競馬場で行われる、2歳馬によるホープフルステークスもGIに昇格します。まだかなり先の話ですが、はたして勝利騎手は?

 さぁ、今週の天皇賞から6月4日の安田記念まで、言ってみれば「GIラッシュ」です。新緑とともに毎週行われるGIレースを堪能しましょう!

第15問:新緑の季節。いよいよ春競馬はクライマックスへ! [聴く『競馬クイズ』]
2017.04/18 競馬中継スタッフ 記事URL

【第15問】


 皐月賞が終わって、舞台は東京と京都に移ります。来週の天皇賞(春)から安田記念まで6週連続でGIが行われ、これから春競馬がピークを迎えるわけです。
 その天皇賞(春)は、GIに格上げされた大阪杯を制した年度代表馬キタサンブラックと、そのキタサンブラックを有馬記念で差し切ったサトノダイヤモンドとの一騎打ちとなるのでしょうか。


 さて、大阪杯のように既存のレースがGIに昇格したケース、グレード制導入後にGIIからGIに昇格したレースは3つあります。スプリンターズステークス、フェブラリーステークス、そして高松宮記念です(NHKマイルカップはこのケースとはしません)。スプリンターズステークスは1990年にGIに昇格しました。高松宮記念は、当時高松宮杯という名称で1996年にGIに昇格し、フェブラリーステークスは翌1997年にGIレースに昇格しました。
 

 ここで問題です。キタサンブラックに騎乗した武豊騎手は、GIとなった大阪杯の最初の勝利騎手となったわけですが、同じようにGIに昇格した年にそのレースを勝ったことが過去に1回あります。そのレースとは?
 つまりスプリンターズステークスか、高松宮記念か、それともフェブラリーステークスでしょうか? 今回は三択問題です。簡単ですねぇ。そんな昔のレースは知らない、という方のためにヒントを用意しました。過去に武豊騎手が、GIに昇格した年にそのレースを制した時の実況です。


 レース実況はこちらから→聴く


 えっ、実況が10秒ぐらいで短すぎる、ですって?
 まぁ、とある事情によりあまり長くお聴かせすることが出来ません。実況に出てきた5頭で判断できるのではないでしょうか。三択ですからね。


 それでは、ここで前回・第14問の正解を発表します。


<正解>ゴールドシチー


 第47回皐月賞の9着までの成績は以下の通りです。


1着 サクラスターオー 57 東信二 2分01秒9
2着 ゴールドシチー 57 本田優 2馬身1/2
3着 マティリアル 57 岡部幸雄 アタマ
4着 モガミヤシマ 57 小島太 アタマ
5着 スーパーファントム 57 柴田政人 クビ
6着 バナレット 57 増沢末夫 ハナ
7着 メリーナイス 57 根本康広 クビ
8着 カイラスアモン 57 竹原啓二 ハナ
9着 ユーワジェームス 57 安田富男 アタマ
9着 トチノルーラー 57 蛯沢誠治 (同着)


 2着のゴールドシチーからは、アタマ、アタマ、クビ、ハナ、クビ、ハナ、アタマ、そして同着だったのです。GIであれほど横に広がってゴールに入ったシーンは、この皐月賞の後も見たことがありません。その中で2着となったゴールドシチーはこのレースでは11番人気でした。


 ゴールドシチーは2歳時、1986年の阪神3歳ステークス(当時)を制したGIホースでした。1987年初戦のスプリングステークスは6着となり、本番の皐月賞では評価が低くあまり人気がありませんでした。
 また、関西から出走した唯一の関西馬だったのです。GIレースに関西馬が1頭しか出ないというのは今では考えられませんが、昔は「東高西低」で、出走してくる関西馬が少ないケースはけっこうあったのです。


 GIホースとしての意地を見せたゴールドシチーは、その後のダービーでは4着となり、菊花賞ではまたしてもサクラスターオーの2着となりました。三冠レースで2着、4着、2着と好走したゴールドシチーでしたが、その後は1989年の宝塚記念を最後に引退するまで勝利を手にすることはありませんでした。


 さぁ、桜の木も葉桜となり、これから新緑の季節を迎えます。東京や京都の芝コースもきっと色鮮やかなことでしょう。気温も上がって競馬を見るには絶好の陽気となります。家にいて『radiko.jp』で中継を聴いて楽しむのもいいとは思いますが、新緑を楽しむためにも競馬場に行きましょう。競馬場でも競馬中継はスマホで聴けますからね。

第14問:関西馬がたった1頭しか出なかった皐月賞を覚えていますか? [聴く『競馬クイズ』]
2017.04/11 競馬中継スタッフ 記事URL

【第14問】


 先週の桜花賞はいかがでしたか? さぁ、今週は『三冠』の第一戦、皐月賞です。
 実績のあるブレスジャーニーが回避し、去年の2歳王者はスプリングステークスで今ひとつのレースで、3戦3勝のレイデオロはトライアルを使わずぶっつけになり、どうも今年の皐月賞は例年になく大混戦、という声も聞こえてきます。はたして結果はどうなるでしょうか?


 今回の問題はちょうど30年前のレースから出題します。30年前、1987年4月19日に行われた第47回皐月賞です。出走馬は20頭で、人気上位5頭は以下の通りでした。


1番人気 マティリアル 57 岡部幸雄
2番人気 サクラスターオー 57 東信二
3番人気 マイネルダビテ 57 田原成貴
4番人気 バナレット 57 増沢末夫
5番人気 ホクトヘリオス 57 河内洋


 それでは、レースの実況をお聴きください。


 レース実況はこちらから→聴く


 この皐月賞を制したのはサクラスターオーでした。4コーナーでは外を回って追い上げて、直線では完全に抜け出すという完勝でした。ただ1頭だけ突き抜けてゴールに進む姿は格好良かったですねぇ。レース後に故障してダービーには出られませんでしたが、ぶっつけで臨んだ菊花賞を制し2冠を手にした時は驚いたものです。
 そして次の有馬記念では1番人気になりながらレース中に故障し、若くして世を去った名馬でした。


 ここで問題です。レース実況にもありましたが、このレースは勝ったサクラスターオーの後9頭ぐらいの馬が横に広がって大接戦となったのでした。この時2着となった馬の名前をお答えください。2着以下が大接戦となった有名な皐月賞ですから、ご存知の方もけっこういらっしゃるのでは、と思います。


 それでは、ここで前回の第13問の正解を発表します。


<正解>メジロラモーヌ


 4頭の桜花賞での着差は以下の通りです。


メジロラモーヌ 1馬身3/4(2着マヤノジョウオ)
スティルインラブ 1馬身1/2(2着シーイズトウショウ)
アパパネ 1/2馬身(2着オウケンサクラ)
ジェンティルドンナ 1/2馬身(2着ヴィルシーナ)


 まぁ、これは難しかったと思います。ですから、今回の第14問は少し簡単な問題にしたつもりなのですが...。さて、先週の桜花賞を制したあの馬は、どうでしょう? 5頭目の『牝馬三冠』を成し遂げる馬となるのか、期待したいものです。
 

 さぁ、皐月賞です。桜花賞に出ることなく皐月賞に向かった牝馬が注目を集めています。勝てば牝馬の皐月賞制覇は69年ぶりになるということですが、はたして歴史的レースとなるのか? 何があっても見逃せません!

第13問:桜が咲いて、ああ、いよいよですねぇ。 [聴く『競馬クイズ』]
2017.04/04 競馬中継スタッフ 記事URL

【第13問】


 いよいよ今年の3歳クラシックレースが幕を開けます。桜花賞です。今回は桜花賞に関連した問題です。まず、以下の4つの桜花賞のレース実況をお聴きください。


 レース実況はこちらから→聴く


 レース実況はこちらから→聴く


 レース実況はこちらから→聴く


 レース実況はこちらから→聴く


 「この4つの桜花賞の勝ち馬に共通することは?」なんて簡単な問題ではありませんよ。お分かりだと思いますが、この4頭の桜花賞馬は、後に『牝馬三冠』を達成する馬たちです


 最初のメジロラモーヌは、1986年の桜花賞の勝ち馬で、その後優駿牝馬(オークス)とエリザベス女王杯(当時はまだ秋華賞はありませんでした)も制して初めて『牝馬三冠』を達成しました。
 2つ目のスティルインラブは、2003年に桜花賞を制して、その年の優駿牝馬(オークス)、秋華賞も制して久々に『牝馬三冠』を達成した馬です。
 3つ目の実況に出てきたアパパネは、2010年に桜花賞を勝ち、1着同着ながら優駿牝馬(オークス)を制して、秋華賞も勝ちました。
 最後のジェンティルドンナはスゴイ馬でしたね。2012年に桜花賞、優駿牝馬(オークス)、秋華賞も勝って『牝馬三冠』を達成したうえに、その年3歳牝馬の身でジャパンカップまでも制しました。


 それでは、問題です。
 この4頭のうち、桜花賞で2着馬に最も大きな差をつけて勝った馬はどの馬でしょうか
 「そんな、着差なんか覚えているわけないだろう!」という声が聞こえてきそうですが、どうぞ4つのレース実況を聴いてゴールの瞬間を思い出して下さい。


 それでは、ここで前回・第12問の正解を発表します。


<正解>B:7連勝 (トウカイテイオーはデビュー戦から大阪杯まで7連勝しました)


(1990年)
中京 3歳新馬 1着
京都 シクラメンS 1着
(1991年)
京都 若駒S 1着
中山 若葉S 1着
中山 皐月賞 1着
東京 東京優駿 1着
(1992年)
阪神 大阪杯 1着


 ちなみに、トウカイテイオーの父であるシンボリルドルフは、デビュー戦から8連勝して無敗で三冠馬となり、9戦目のジャパンカップで初めて敗れました。お父さんの連勝は息子より1つ多かったのですが、それでも7連勝というのは大変なことですよね。
 トウカイテイオーは、その姿から気品が感じられ、初めて「この馬、カッコイイなぁ!」と思った馬でした。強くてカッコイイ馬が勝ちまくる姿をまた見たいものです。


 さぁ、今週の桜花賞では無敗の桜花賞馬が誕生するのでしょうか? 桜の下を駆け抜ける3歳牝馬の走りを見て、春を実感しましょう!

 全10ページ中8 ページ   前の10件 1 2 3 4 5 6 7 [8] 9 10 次の10件