第18問:大阪万博があった年です。今日はダービー、めでたいな~♪ [聴く『競馬クイズ』]
2017.05/09 競馬中継スタッフ 記事URL

【第18問】


 今回は1970年のレースについての問題です。「また昔の話かい!」と思った方もいらっしゃることでしょう。この「挑戦!聴く『競馬クイズ』」は、聴いていただくクイズなのです。しかも、JRAや他の競馬関連サイトでは聴くことができない、昔懐かしのレースの実況やインタビュー音声をお聴かせしてクイズを出題することが『売り』になっていますので、どうぞご了解ください。そして挑戦していただきたいと思います。


 今から37年前、1970年(昭和45年)に「走れコウタロー」という歌がヒットしました。
 フォークグループのソルティー・シュガーが歌ったコミックソングで、最終的にはレコードが100万枚近く売れた大ヒットとなった歌でした。


 この歌はコウタローという名の馬がダービーに出走して奮闘する歌で、歌の合間に公営ギャンブルの廃止に取り組んでいた当時の美濃部亮吉東京都知事の声色をまねたナレーションや早口の実況中継があります。20代、30代の方には美濃部知事と言われてもピンとこないかと思いますが、このナレーションから急にレース実況に変わります。ソルティー・シュガーのメンバーの一人、山本コウタローさんがスタートからコウタローが走るレースを実況するのですが、もの凄い早口です。ラジオNIKKEIのアナウンサーの誰よりも早口です。実際にアナウンサーがあれほど早くしゃべることはないと思います。
 しかし、ラジオNIKKEIに入社して競馬中継の仕事をするまで、競馬のレース実況といえば「走れコウタロー」の山本コウタローさんの実況が頭にありました。「競馬中継のアナウンサーって、あんなに早口なんだ」と思っていたものです。


 えっ、「それならここで『走れコウタロー』を聴かせてもらえるんだろうな」ですって? う~ん、残念ながら歌をお聴かせすることは出来ません。「大人の事情」です。


 それでは、ここで問題です。ダービーを歌った「走れコウタロー」がヒットした1970年の日本ダービーを制した馬をズバリお答えください。ヒントとしてレース実況をご用意いました。もちろん「勝ち馬抜き実況」に編集してありますが、他の出走馬がヒントになるはずです。


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 それでは、ここで前回・第17問の正解を発表します。


<正解>勝馬:オペックホース、2着馬:モンテプリンス


 1つめの実況は1979年の第46回ダービーの実況で、勝ったカツラノハイセイコと2着のリンドプルバンの差はハナ差でした。3つめの「河内の夢」が叶ったレースは2000年の第67回ダービーです。勝ったアグネスフライトとエアシャカールの差もハナ差。そして、2つめが1980年の第47回ダービーで、オペックホースが勝ち、2着がモンテプリンス。その差はハナ差ではなく、クビ差でした。ちょっと難しかったですかね?


 さぁ、毎週GIレースが行われる5月。GIレースで実況アナウンサーも力が入る時ですが、たとえ未勝利戦でも障害戦でもGIレースであってもスタンスは変わりません。正確に丁寧に実況することが大切です。早口でまくしたてることが競馬実況ではなく、聴いているファンにわかりやすい実況をすることを忘れずに取り組んでいきたいと思っています。

第17問:いよいよ競馬の祭典!去年はハナ差。今年は? [聴く『競馬クイズ』]
2017.05/02 競馬中継スタッフ 記事URL

【第17問】


 5月になりました。いよいよ5月です。競馬ファンにとっては1年で最もワクワクする1ヶ月と言えるでしょう。28日には第84回東京優駿(日本ダービー)が行われます。今回からダービーに関連した問題をお送りします。


 去年の日本ダービーはマカヒキが勝ってサトノダイヤモンドが2着でした。その差は「ハナ」。過去83回行われたダービーで、1着と2着の差がハナ差だったレースは9回あります。GIレースでのハナ差は、天と地の差ぐらい大きな差だと言えるでしょう。ましてダービーとなると、そのほんの数センチの差はとてつもなく大きな意味を持ちます。勝った馬は永久に「ダービー馬」と呼ばれます。しかし、2着の馬は大接戦を演じたとしても「ダービー2着馬」と言われて賞賛されることはまずありません。
 もちろんダービーの後、古馬になって大活躍し、その時のダービー馬よりも輝いていく馬も過去にはいました。しかし、競馬の祭典を制してその世代のトップに立ったダービー馬と、その馬に負けた2着馬。その時点での2頭の違いは、オリンピックの金メダリストと負けて銀メダルに終わった者以上のものがあると思います。


 それでは問題です。以下の3つのダービーのレース実況をお聴きください。この3つの中に、1つだけハナ差ではなかったレースがあります。そのレースの勝ち馬と2着馬をお答えください。えっ、「どうせまた古いレースだろう。わかんないよ!」ですって? まぁ、そう言わずに挑戦してください。


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 それでは、ここで前回・第16問の正解を発表します。


<正解>スペシャルウィーク


 1999年5月2日に行われた第119回天皇賞(春)は、出走頭数が少なく12頭立てでした。お聴きいただいた実況に12頭という言葉が出てきましたね。また、スペシャルウィークと同世代のライバルであるセイウンスカイの名前も出てきましたので、これでお分かりになったかと思います。


 さぁ、今年の競馬の祭典まで1ヶ月を切りました。毎年思いますが、日本ダービー当日の東京競馬場の雰囲気は、その「ダービーデイ」以外の日と明らかに違います。それはダービーだから、なのでしょう。ぜひとも府中に足を運び、その1年に一度の雰囲気の中で日本ダービーを堪能してほしいと思います。我々ラジオNIKKEIの中継スタッフも、『ダービーへようこそ。』と思いながら、その雰囲気を、日本ダービー馬が決まる瞬間をお伝えします。

第16問:年度代表馬とグランプリホースの一騎打ちか、それとも...? [聴く『競馬クイズ』]
2017.04/25 競馬中継スタッフ 記事URL

【第16問】


 今週から春のGIシリーズが、5月28日の日本ダービーをクライマックスとして6週連続で行われます。思えば桜花賞は単勝8番人気の馬が勝ち、皐月賞を制したのは9番人気の馬で波乱となりましたが、はたして来月のオークス、ダービーは...?


 さて今回の問題も、前回に続いて武豊騎手についての問題です。今週は天皇賞(春)が行われます。キタサンブラックは天皇賞(春)を連覇するのでしょうか? キタサンブラックが連覇を達成すれば、武豊騎手は8度目の天皇賞(春)制覇ということになります。これまで武豊騎手が勝った天皇賞(春)の年と騎乗した馬は以下の通りです。


1989年 イナリワン
1990年 スーパークリーク
1991年 メジロマックイーン
1992年 メジロマックイーン
1999年 スペシャルウィーク
2006年 ディープインパクト
2016年 キタサンブラック


 スゴイですよね。デビュー3年目の1989年に初制覇してから4連覇しているわけで、天皇賞(秋)も5回も勝って『平成の盾男』と言われています。今年初戦の大阪杯を快勝したキタサンブラックは最有力と言っていい馬ですから、天皇賞(春)8度目の制覇の可能性は十分あるわけです。では、ここで問題です。まず、以下のレース実況をお聴きください。


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 お聴きいただいたレース実況は、過去に武豊騎手が勝った天皇賞(春)です。ズバリ、勝ち馬は? もちろんお聴きいただいた実況では勝ち馬は編集して削除してあります。どうぞもう一度お聴きになって勝ち馬以外の出走馬から判断して、勝った馬の名前をお答えください。


 それでは、ここで前回・第15問の正解を発表します。


<正解>スプリンターズステークス
 
 武豊騎手は、1990年にGIに昇格したスプリンターズステークスを1番人気バンブーメモリーで優勝しています。高松宮記念(当時は高松宮杯)がGIに昇格した1996年の勝ち馬はフラワーパーク(田原成貴騎手)。このレースでは武豊騎手は三冠馬ナリタブライアンに騎乗して4着でした。
 フェブラリーステークスがGIに昇格した1997年にレースを制した馬はシンコウウインディ、騎手は岡部幸雄騎手でした。この時は、武豊騎手はビコーペガサスに騎乗して4着でした。
 今年は大阪杯だけでなく、12月28日に中山競馬場で行われる、2歳馬によるホープフルステークスもGIに昇格します。まだかなり先の話ですが、はたして勝利騎手は?

 さぁ、今週の天皇賞から6月4日の安田記念まで、言ってみれば「GIラッシュ」です。新緑とともに毎週行われるGIレースを堪能しましょう!

第15問:新緑の季節。いよいよ春競馬はクライマックスへ! [聴く『競馬クイズ』]
2017.04/18 競馬中継スタッフ 記事URL

【第15問】


 皐月賞が終わって、舞台は東京と京都に移ります。来週の天皇賞(春)から安田記念まで6週連続でGIが行われ、これから春競馬がピークを迎えるわけです。
 その天皇賞(春)は、GIに格上げされた大阪杯を制した年度代表馬キタサンブラックと、そのキタサンブラックを有馬記念で差し切ったサトノダイヤモンドとの一騎打ちとなるのでしょうか。


 さて、大阪杯のように既存のレースがGIに昇格したケース、グレード制導入後にGIIからGIに昇格したレースは3つあります。スプリンターズステークス、フェブラリーステークス、そして高松宮記念です(NHKマイルカップはこのケースとはしません)。スプリンターズステークスは1990年にGIに昇格しました。高松宮記念は、当時高松宮杯という名称で1996年にGIに昇格し、フェブラリーステークスは翌1997年にGIレースに昇格しました。
 

 ここで問題です。キタサンブラックに騎乗した武豊騎手は、GIとなった大阪杯の最初の勝利騎手となったわけですが、同じようにGIに昇格した年にそのレースを勝ったことが過去に1回あります。そのレースとは?
 つまりスプリンターズステークスか、高松宮記念か、それともフェブラリーステークスでしょうか? 今回は三択問題です。簡単ですねぇ。そんな昔のレースは知らない、という方のためにヒントを用意しました。過去に武豊騎手が、GIに昇格した年にそのレースを制した時の実況です。


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 えっ、実況が10秒ぐらいで短すぎる、ですって?
 まぁ、とある事情によりあまり長くお聴かせすることが出来ません。実況に出てきた5頭で判断できるのではないでしょうか。三択ですからね。


 それでは、ここで前回・第14問の正解を発表します。


<正解>ゴールドシチー


 第47回皐月賞の9着までの成績は以下の通りです。


1着 サクラスターオー 57 東信二 2分01秒9
2着 ゴールドシチー 57 本田優 2馬身1/2
3着 マティリアル 57 岡部幸雄 アタマ
4着 モガミヤシマ 57 小島太 アタマ
5着 スーパーファントム 57 柴田政人 クビ
6着 バナレット 57 増沢末夫 ハナ
7着 メリーナイス 57 根本康広 クビ
8着 カイラスアモン 57 竹原啓二 ハナ
9着 ユーワジェームス 57 安田富男 アタマ
9着 トチノルーラー 57 蛯沢誠治 (同着)


 2着のゴールドシチーからは、アタマ、アタマ、クビ、ハナ、クビ、ハナ、アタマ、そして同着だったのです。GIであれほど横に広がってゴールに入ったシーンは、この皐月賞の後も見たことがありません。その中で2着となったゴールドシチーはこのレースでは11番人気でした。


 ゴールドシチーは2歳時、1986年の阪神3歳ステークス(当時)を制したGIホースでした。1987年初戦のスプリングステークスは6着となり、本番の皐月賞では評価が低くあまり人気がありませんでした。
 また、関西から出走した唯一の関西馬だったのです。GIレースに関西馬が1頭しか出ないというのは今では考えられませんが、昔は「東高西低」で、出走してくる関西馬が少ないケースはけっこうあったのです。


 GIホースとしての意地を見せたゴールドシチーは、その後のダービーでは4着となり、菊花賞ではまたしてもサクラスターオーの2着となりました。三冠レースで2着、4着、2着と好走したゴールドシチーでしたが、その後は1989年の宝塚記念を最後に引退するまで勝利を手にすることはありませんでした。


 さぁ、桜の木も葉桜となり、これから新緑の季節を迎えます。東京や京都の芝コースもきっと色鮮やかなことでしょう。気温も上がって競馬を見るには絶好の陽気となります。家にいて『radiko.jp』で中継を聴いて楽しむのもいいとは思いますが、新緑を楽しむためにも競馬場に行きましょう。競馬場でも競馬中継はスマホで聴けますからね。

第14問:関西馬がたった1頭しか出なかった皐月賞を覚えていますか? [聴く『競馬クイズ』]
2017.04/11 競馬中継スタッフ 記事URL

【第14問】


 先週の桜花賞はいかがでしたか? さぁ、今週は『三冠』の第一戦、皐月賞です。
 実績のあるブレスジャーニーが回避し、去年の2歳王者はスプリングステークスで今ひとつのレースで、3戦3勝のレイデオロはトライアルを使わずぶっつけになり、どうも今年の皐月賞は例年になく大混戦、という声も聞こえてきます。はたして結果はどうなるでしょうか?


 今回の問題はちょうど30年前のレースから出題します。30年前、1987年4月19日に行われた第47回皐月賞です。出走馬は20頭で、人気上位5頭は以下の通りでした。


1番人気 マティリアル 57 岡部幸雄
2番人気 サクラスターオー 57 東信二
3番人気 マイネルダビテ 57 田原成貴
4番人気 バナレット 57 増沢末夫
5番人気 ホクトヘリオス 57 河内洋


 それでは、レースの実況をお聴きください。


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 この皐月賞を制したのはサクラスターオーでした。4コーナーでは外を回って追い上げて、直線では完全に抜け出すという完勝でした。ただ1頭だけ突き抜けてゴールに進む姿は格好良かったですねぇ。レース後に故障してダービーには出られませんでしたが、ぶっつけで臨んだ菊花賞を制し2冠を手にした時は驚いたものです。
 そして次の有馬記念では1番人気になりながらレース中に故障し、若くして世を去った名馬でした。


 ここで問題です。レース実況にもありましたが、このレースは勝ったサクラスターオーの後9頭ぐらいの馬が横に広がって大接戦となったのでした。この時2着となった馬の名前をお答えください。2着以下が大接戦となった有名な皐月賞ですから、ご存知の方もけっこういらっしゃるのでは、と思います。


 それでは、ここで前回の第13問の正解を発表します。


<正解>メジロラモーヌ


 4頭の桜花賞での着差は以下の通りです。


メジロラモーヌ 1馬身3/4(2着マヤノジョウオ)
スティルインラブ 1馬身1/2(2着シーイズトウショウ)
アパパネ 1/2馬身(2着オウケンサクラ)
ジェンティルドンナ 1/2馬身(2着ヴィルシーナ)


 まぁ、これは難しかったと思います。ですから、今回の第14問は少し簡単な問題にしたつもりなのですが...。さて、先週の桜花賞を制したあの馬は、どうでしょう? 5頭目の『牝馬三冠』を成し遂げる馬となるのか、期待したいものです。
 

 さぁ、皐月賞です。桜花賞に出ることなく皐月賞に向かった牝馬が注目を集めています。勝てば牝馬の皐月賞制覇は69年ぶりになるということですが、はたして歴史的レースとなるのか? 何があっても見逃せません!

第13問:桜が咲いて、ああ、いよいよですねぇ。 [聴く『競馬クイズ』]
2017.04/04 競馬中継スタッフ 記事URL

【第13問】


 いよいよ今年の3歳クラシックレースが幕を開けます。桜花賞です。今回は桜花賞に関連した問題です。まず、以下の4つの桜花賞のレース実況をお聴きください。


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 「この4つの桜花賞の勝ち馬に共通することは?」なんて簡単な問題ではありませんよ。お分かりだと思いますが、この4頭の桜花賞馬は、後に『牝馬三冠』を達成する馬たちです


 最初のメジロラモーヌは、1986年の桜花賞の勝ち馬で、その後優駿牝馬(オークス)とエリザベス女王杯(当時はまだ秋華賞はありませんでした)も制して初めて『牝馬三冠』を達成しました。
 2つ目のスティルインラブは、2003年に桜花賞を制して、その年の優駿牝馬(オークス)、秋華賞も制して久々に『牝馬三冠』を達成した馬です。
 3つ目の実況に出てきたアパパネは、2010年に桜花賞を勝ち、1着同着ながら優駿牝馬(オークス)を制して、秋華賞も勝ちました。
 最後のジェンティルドンナはスゴイ馬でしたね。2012年に桜花賞、優駿牝馬(オークス)、秋華賞も勝って『牝馬三冠』を達成したうえに、その年3歳牝馬の身でジャパンカップまでも制しました。


 それでは、問題です。
 この4頭のうち、桜花賞で2着馬に最も大きな差をつけて勝った馬はどの馬でしょうか
 「そんな、着差なんか覚えているわけないだろう!」という声が聞こえてきそうですが、どうぞ4つのレース実況を聴いてゴールの瞬間を思い出して下さい。


 それでは、ここで前回・第12問の正解を発表します。


<正解>B:7連勝 (トウカイテイオーはデビュー戦から大阪杯まで7連勝しました)


(1990年)
中京 3歳新馬 1着
京都 シクラメンS 1着
(1991年)
京都 若駒S 1着
中山 若葉S 1着
中山 皐月賞 1着
東京 東京優駿 1着
(1992年)
阪神 大阪杯 1着


 ちなみに、トウカイテイオーの父であるシンボリルドルフは、デビュー戦から8連勝して無敗で三冠馬となり、9戦目のジャパンカップで初めて敗れました。お父さんの連勝は息子より1つ多かったのですが、それでも7連勝というのは大変なことですよね。
 トウカイテイオーは、その姿から気品が感じられ、初めて「この馬、カッコイイなぁ!」と思った馬でした。強くてカッコイイ馬が勝ちまくる姿をまた見たいものです。


 さぁ、今週の桜花賞では無敗の桜花賞馬が誕生するのでしょうか? 桜の下を駆け抜ける3歳牝馬の走りを見て、春を実感しましょう!

第12問:強いもの同士の、『世紀の対決』が見たい! [聴く『競馬クイズ』]
2017.03/28 競馬中継スタッフ 記事URL

【第12問】


 先週はドバイのレースに高松宮記念とビッグレースが行われましたが、皆さん、いかがでしたか? 今週は大阪杯です。今回は、今年からGIに格上げされた大阪杯から出題します。


 天皇賞(春)やその後の宝塚記念へのステップレースとして行われ、このレースの勝ち馬としてオルフェーヴルやネオユニヴァース、エアグルーヴなど名馬が名を連ねています。しかし、大阪杯といえば、やはり25年前のレースです。あのレースが四半世紀たった今でも強く印象に残っています。あれは衝撃的でした。今回はまずレース実況を聴いていただきます。

 
 レース実況はこちらから→聴く


 1992年4月5日に行われた第36回大阪杯は、無敗で皐月賞とダービーの二冠を制し、その後骨折が判明して長く休養していたトウカイテイオーの復帰戦ということで注目を集めました。そして、このレースで初めてコンビを組んだ岡部幸雄騎手は追い切りのため栗東トレーニングセンターに駆けつけ、調教の後感触を報道陣に聞かれてこう言ったのでした。


『一杯になるという感じがなく、地の果てまでも走れそう』


 レース実況にあったように、岡部騎手が殆ど追う事も無く圧勝したトウカイテイオーは、別路線の阪神大賞典から始動した前年の覇者であるメジロマックイーンと天皇賞(春)で激突するのでした。


 無敗のトウカイテイオーか、それともメジロマックイーンの連覇かと騒がれ、4月26日に行われた第105回天皇賞(春)は、もの凄い盛り上がりを見せました。
 あれは前日の25日(土)の夕方6時のニュース番組でした。普段は競馬を取り上げることがないその番組が、このレースを『世紀の対決』として紹介し、前売りオッズを画面に出していたことを驚きとともに覚えています。


 そして、当日。レースとなって枠入りが始まり、トウカイテイオーがゲートに入る際、岡部騎手が「さぁ、いくぞ!」とばかりにトウカイテイオーの腰のあたりをパーンと叩いた姿がターフビジョンに映されました。心底「カッコイイ~!」と思いました。結果としてメジロマックイーンが連覇を果たし、トウカイテイオーは5着に終わるのですが、結果はいいのです。スターホースの対決が実現し、ファンの目を釘付けにする。そのようなレースを今年も見たいと思いますね。


 今週の大阪杯を制した馬が無事に天皇賞(春)に出走して、阪神大賞典を快勝したサトノダイヤモンドや先週の日経賞組と対決して盛り上がることを今から願っています。


 それでは問題です。簡単です。トウカイテイオーは大阪杯を制してデビューからの連勝をいくつとしたでしょう? えっ、25年も前のことなんか分からない、ですって? それでは三択にしましょう。


A:6連勝
B:7連勝
C:8連勝


 それでは、ここで前回・第11問の正解を発表します。


<正解>ハイセイコー


 当時4歳のハイセイコーは、2着のアイテイエタンに1馬身4分の3差をつけて優勝。一方、3歳の身で古馬を負かしたオグリキャップが2着ランドヒリュウにつけた着差は1馬身4分の1でした。ちなみにこの時ランドヒリュウに騎乗していたのは、後にコンビを組んで大活躍する南井克巳騎手でした。


 さぁ、大阪杯が終わればいよいよ3歳クラシック本番です。これからワクワクする週末が続きますね。

第11問:あの2頭は、ともにこのレースを勝っていたんですね。 [聴く『競馬クイズ』]
2017.03/21 競馬中継スタッフ 記事URL

【第11問】


 今週は春のベストスプリンター決定戦、GI高松宮記念が行われます。ご存知のようにこのレースは1971年に第1回が行われ、レースの名称は「高松宮杯」でした。当時は距離2000メートル、夏の中京開催を飾るレースとして行われていました。
 1984年にグレード制が導入された際にGIIに格付けされ、1996年の短距離競走体系の新たな改善に伴い、距離が1200メートルとなり、GIレースに格上げされました。そして1998年からレース名が「高松宮記念」となり、2000年からは3月の中京開催で行われるようになりました。


 このレースの歴代の勝ち馬として、ハイセイコーとオグリキャップがその名を連ねています。ともに地方競馬から中央競馬に移籍して絶大な人気を誇った2頭。ハイセイコーは1974年の勝ち馬で、オグリキャップは1988年にこのレースを制しています。単勝オッズも同じで、ともに1.2倍という圧倒的人気に応えて優勝しています。


 それでは問題です。
 ハイセイコーとオグリキャップ、高松宮杯での2着馬との着差が大きいのはどちらでしょう?
 これは難しい問題ですね~。ヒントとして2つのレースの実況を用意しました。お聴きください。


 レース実況はこちらから→聴く


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 「実況を聴いてもわかんないよ~!」という声が聞こえてきそうですが、そこは実況でのアナウンサーのトーンなどから判断していただきたいと思います。


 元祖『怪物』と『芦毛の怪物』。ともにアイドルホースとして多くのファンの人気を集めましたが、2頭がともに勝った重賞レースはこの高松宮杯だけです。


 それでは、ここで前回・第10問の正解を発表します。


<正解>馬名:タケホープ 着順:B(7着)


 「後にダービーと菊花賞を制し、ハイセイコーのライバルと言われた馬」というところで簡単にタケホープだとわかったはずです。しかし、何着だったかは難しかったと思います。ハイセイコーとの初対戦では、タケホープは7馬身以上の差をつけられて7着に敗れました。その後皐月賞にも出走できなかったタケホープが、ハイセイコーを負かしてダービー馬になると、その時どれほどの人が思っていたでしょう。


 さぁ、皐月賞のトライアルが終わり、今年の3歳クラシック戦線もかなり絞られてきたようです。しかし、タケホープのような馬がいないとは言い切れません。今年のダービー、第84回東京優駿まで、もうあと2ヶ月あまりです。

第10問:44年前の春、『怪物』がいた。 [聴く『競馬クイズ』]
2017.03/14 競馬中継スタッフ 記事URL

【第10問】


 19日日曜日に、選抜高等学校野球大会(春のセンバツ)が開幕します。そして中山競馬場ではスプリングステークスが行われます。「春はセンバツから」という言葉もあり、いよいよ春です。


 さて、今から44年前の1973年(昭和48年)3月、『怪物』と呼ばれた馬と高校生がいました。その馬の名はハイセイコー。そして高校生は栃木・作新学院のエース、江川卓投手でした。


 ハイセイコーは、地方競馬で6戦6勝の成績を残して中央競馬へ移籍し、三冠第1戦の皐月賞を勝つとその人気は競馬の枠を超え、競馬に興味のない人々にまで人気が浸透していった元祖アイドルホースです。


 ハイセイコーの中央競馬デビューは弥生賞でした。その日、1973年3月4日の中山競馬場は12万人を超すファンが集まり、ファンの一部が観客席とコースとを仕切る金網を乗り越えてコース内に入りこむ騒ぎが起こったことは語り草になっています。その中でハイセイコーは単勝1.1倍という圧倒的1番人気となって勝ち、その後のスプリングステークス、そして皐月賞も制したのでした。


 江川卓投手は、1972年(昭和47年)の秋の栃木県大会と関東大会を無失点(なんと7試合で53回を投げて、失点0で自責点も0。だから防御率は0.00!)で優勝して、翌年の春、第45回選抜高等学校野球大会に出場したのでした。


 甲子園デビューとなった1回戦の相手は大阪の北陽高校でした。参加校の中でチーム打率がトップという優勝候補が相手でしたが、江川投手は球速が160キロ近くあったとも言われる剛速球と切れ味鋭いカーブ(作新学院の試合で主審を務めた人が「速球よりカープの曲がり具合がすごかったことが印象に残っている」と言っていた記事を読んだことがあります)で、北陽から19もの三振を奪って完封勝ちしました。
 続く2回戦では7回を投げて1安打無失点(10奪三振)に抑えて勝ち、その次の準々決勝ではさらに快投を見せます。1安打完封勝ちだったのですが、その時奪った三振の数はなんと20! 27のアウトのうち20が三振ですからスゴイことです。しかし、準決勝では広島商業に2対1で敗れ、ベスト4で選抜を終えました。


 選抜での超高校級のピッチングで『怪物・江川卓』の名は全国にとどろき、夏の栃木県大会は他校を寄せ付けずに優勝して夏の甲子園、第55回全国高等学校野球選手権大会に作新学院は出場しました。


 しかし、1回戦を延長15回の末に勝ったものの、続く2回戦では千葉の銚子商業と対戦し、雨の降る中、延長12回裏の満塁の場面で江川投手自らがサヨナラ押し出しをしてしまい、『怪物』は2回戦で甲子園から姿を消したのでした。


 江川卓投手は、春と夏の2度の甲子園で、投球回数が59回1/3、奪った三振が92。自責点は3で防御率が0.46という素晴らしい記録を残しました。驚くことに自身の高校時代を振り返るテレビ番組で、「ランナーが2塁に進まないと本気で投げなかった」とご本人が言ってました。つまり全力投球をしなくてもあれだけの三振を奪っていたのです。


 一方、ハイセイコーは皐月賞を制して1冠を手にするとNHK杯に出走して勝ち、ついに無敗で日本ダービーに向かいました。そして、単勝66.6%(これはディープインパクトが現れるまでダービーの単勝支持率の最高記録でした)という圧倒的1番人気となりながらも3着に敗れます。ダービー馬にはなれなかったのです。


 この年、1973年に最も話題を集めた馬と高校球児、『怪物』と呼ばれたハイセイコーと江川卓投手は、奇しくもともに同世代の頂点に立つことが出来ませんでした。しかし、その走りで、そのピッチングで、ファンを熱狂させたことは事実であり、人々の記憶から消えることはありません。


 今回は前置きが長くなりました。では、ここで問題です。まずハイセイコーの中央デビュー戦となった1973年の弥生賞のレース実況をお聴きください。


レース実況はこちらから→聴く


 このレースには後にダービーと菊花賞を制し、ハイセイコーのライバルと言われた馬が出走していました。その馬の名前と着順をお答えください。名前は分かると思いますが、さすがに着順は難しいので3択にしました。なお、出走馬は10頭でした。


A:5着
B:7着
C:9着


 それでは、ここで前回の第9問の正解を発表します。


<正解>9頭


 どうでしたか?馬名を見て、パッと勝負服が目に浮かんだ方なら正解されたと思います。『(有)サンデーレーシング』所有の馬は以下の9頭です。


オルフェーヴル、ブエナビスタ、ヴァーミリアン、ディープブリランテ、フェノーメノ、レーヴディソール、アンライバルド、ドゥラメンテ、ドリームジャーニー


 ブルーメンブラット、ハットトリック、シーザリオ、アロンダイト、リオンディーズは『(有)キャロットファーム』。また、ベルシャザール、タイムパラドックス、イスラボニータ、ハーツクライ、ダイナガリバー、ネオユニヴァースは、『(有)社台レースホース』ですね。


 最後に「おまけ」のクイズの正解です。


<正解> 
レース名:ジャパンカップ(2012年・第32回)
3着馬:ルーラーシップ(クレイグ・ウィリアムズ騎手)


 ジャパンカップで「ワン・ツー・スリー」を決めてしまうなんてスゴイことですよね。しかし、レースを実況するアナウンサーにとっては、同じ勝負服の馬がゴール前で並んでくるのはあまり歓迎できないことなのですがね。

第9問:あの馬も『黒、赤十字襷、袖黄縦縞』でしたねぇ。 [聴く『競馬クイズ』]
2017.03/07 競馬中継スタッフ 記事URL

【第9問】


 今回の問題は第3問と似た問題です。第3問では、20頭の「ユニークな馬名」から出題しましたが、今回は20頭のGIホースの中から選んでお答えいただきます。


 以下の20頭は、「クラブ法人」馬主所有の競走馬で、GIホースとなった馬です。この20頭のうち、『(有)サンデーレーシング』所有の馬は何頭でしょうか? 馬主が有限会社サンデーケーシングの馬を数えてください。ノーヒントです。ズバリ頭数をお答えください。


オルフェーヴル、ブルーメンブラット、ベルシャザール、ブエナビスタ、イスラボニータ
ヴァーミリアン、ディープブリランテ、タイムパラドックス、ハットトリック、フェノーメノ
シーザリオ、アロンダイト、ネオユニヴァース、レーヴディソール、ダイナガリバー
アンライバルド、ドゥラメンテ、ドリームジャーニー、リオンディーズ、ハーツクライ


 どうでしょう? 毎回このサイトのクイズに挑戦している方なら簡単にお分かりでしょうね。『黒、赤十字襷、袖黄縦縞』の勝負服の馬は、ホント毎年のようにGIを制覇しますよね。


 さて、このままでは『聴く競馬クイズ』になりませんので、ここで「おまけ」としてクイズを出しましょう。以下のレース実況は、1着・2着・3着の3頭がともに有限会社サンデーレーシングの馬だったGIレースです。レース実況を聴いて、レース名とこの時に3着になった馬の名前をお答えください。「おまけ」なので簡単な問題にしておきました。


レース実況はこちらから→聴く


 それでは、ここで前回の第8問の正解を発表します。


<正解>浜中俊


 浜中俊騎手は、10年前の2007年3月3日に中京競馬場のレースでデビューし、4月7日に福島競馬場の第7レース(4歳以上500万円以下・ダート2400m)で、トシツカサオー(10頭立ての4番人気)に騎乗して初勝利を挙げました。その年は20勝、同期の藤岡康太騎手が24勝したので新人最多勝とはなりませんでした。


 しかし、2年目の翌2008年には73勝と勝ち星を一気に伸ばし、今や通算勝利数が800を超えてGIも8勝しているトップジョッキーとなりました。これまでの勝利騎手インタビューで何度も声を聴いている方は、簡単に分かったのではないでしょうか。
 ところで余談ですが、数多くいる騎手の中で、浜中騎手はトップ3に入るかなりのイケメンだと思うのですが、どうでしょう? えっ、あとの2人は誰と誰か、ですって? ええと、それはですねぇ...。

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