第26問:31年ぶりに出るか!? 「7-7」!! [聴く『競馬クイズ』]
2017.07/04 競馬中継スタッフ 記事URL

【第26問】


 今週は七夕賞が福島競馬場で行われます。夏の福島競馬の名物レースとして知られていますが、この七夕賞、『七夕』ということで枠番連勝の「7-7」が毎年注目されます。そしてレースが7月7日に行われなくても(今年は7月9日です)、7枠に入った2頭の実力以上に「7-7」が人気になるといわれています。毎年このレースの「7-7」を買う人がけっこういるんですよねぇ。


 枠連の「7-7」は、そのレースの出走頭数が10頭以上でなければ存在しません。(出走取消や競走除外を除く)調べるとこのレースの第1回は1965年(昭和40年)で、初めは頭数が少なく第1回と第9回はわずか4頭立てでした。出走馬が9頭以下となり、枠連の「7-7」がなかったことは13回もあります。


 ところで、この七夕賞が7枠の2頭で決まり、枠連(昔で言うと連勝複式です)が「7-7」となったことは、「7-7」の組み合わせが存在した39回のうち何回あったでしょうか?


 正解は、1回です。1986年(昭和61年)に7枠のサクラトウコウが勝ち、ダイヤモンドラーンが2着となった1回だけなのです。七夕だからって、そう簡単に「7-7」では決まらないんですねぇ。闇雲に「7-7」を買うのはやめた方がいいように思います。


 それでは問題です。以下の「勝ち馬抜きレース実況」をお聴きください。


 レース実況はこちらから→聴く


 これは昔の七夕賞です。ズバリ、勝った馬の名前をお答えください。ヒントは『ラジオNIKKEI賞』を勝った馬、「ラジオNIKKEI賞ホース」です。う~ん、こんなヒントは必要なかったかもしれませんね。


 それでは、ここで前回・第25問の正解を発表します。


 <正解>ソングオブウインド・菊花賞


 2006年のラジオNIKKEI賞で勝ったタマモサポートから2馬身差の2着となったソングオブウインドは、秋初戦の神戸新聞杯で3着になったものの、本番の菊花賞では8番人気とあまり評価は高くありませんでした。
 しかし、ドリームパスポートにクビの差をつけて勝ち、みごとにGIタイトルを手にしたのでした。一方タマモサポートは、2009年の京都金杯などを制したもののGIタイトルとは縁がありませんでした。先週ラジオNIKKEI賞を制したあの馬は、はたしてGIレースとなれるのか? 頑張って欲しいですねぇ。応援しますよ!

第25問:頑張れ! ラジオNIKKEI賞ホース!! [聴く『競馬クイズ』]
2017.06/27 競馬中継スタッフ 記事URL

【第25問】


 今週から夏競馬の舞台は福島と中京に移ります。
 福島では私どもの社杯である『ラジオNIKKEI賞』が行われます。この『ラジオNIKKEI賞』は、かつては「残念ダービー」と呼ばれていましたが、クラシックホースが出走したこともあったのです(1986年は皐月賞馬ダイナコスモスが出走して勝ち、2着は後にマイル王となるニッポーテイオーでした)。
 『ラジオNIKKEI賞』を勝った馬は、社杯の勝ち馬なのだからと個人的に応援しています。後に活躍してGIタイトルを取って、『ラジオNIKKEI賞』はGIホースの登竜門と呼ばれるようになって欲しいと思っています。
 しかし、ここ数年はこのレースの勝ち馬、「ラジオNIKKEI賞ホース」がなかなか大舞台で活躍してくれません。『ラジオNIKKEI賞』を勝ち、後にGIを制した馬は1992年のシンコウラヴリイ(翌1993年のマイルチャンピオンシップの勝ち馬)以来出ていません。惜しかったのは2007年のロックドゥカンブで、秋には菊花賞で1番人気になったものの3着に終わりました。あの時はかなり期待したものでした。
 2年前の勝ち馬のアンビシャスも活躍してはいますが、まだGIタイトルには手が届いていません。この秋はどうでしょうか。


 それでは問題です。こちらの『ラジオNIKKEI賞』の実況をお聴きください。


 レース実況はこちらから→聴く


 これは2006年の『ラジオNIKKEI賞』で、この時の2着馬は後にGIホースとなりました。その馬の名前と、手にしたGIタイトルのレース名をお答えください。もちろんお聴きいただいた実況では、2着になった馬は編集して削除してあります。


 それでは、ここで前回・第24問の正解を発表します。


<正解>トウショウボーイ


 これはすぐにお分かりになったはずです。今から40年前の1977年のレースでしたが、実況にテンポイントが出てきますからね。ライバルのテンポイントが2着で、3着がグリーングラスですから答えはトウショウボーイとなるわけで...えっ、知らない? 『天馬』と呼ばれた馬なんですけど...。
 あの13頭の中で宝塚記念を制した5頭はシンザン、ハイセイコー、トウショウボーイ、ディープインパクト、そしてオルフェーヴルです。ちなみに他の8頭については以下の通りです。


ミスターシービー...宝塚記念には出走せず
シンボリルドルフ...1985年・出走取消
オグリキャップ...1990年・2着
ナリタブライアン...宝塚記念には出走せず
エアグルーヴ...1998年・3着
シンボリクリスエス...2003年・5着
ウオッカ...2007年・8着
ブエナビスタ...2010年・2着、2011年・2着


 さぁ、夏競馬本番です。福島と中京の4週はアッと言う間です。続く新潟、小倉、札幌の開催となり、この6週もすぐに終わって秋競馬...と考えるのはいけませんね。これからの夏本番を大いに楽しみましょう。
 そして、今週の『ラジオNIKKEI賞』。果たしてどの馬が勝つのか、そして秋以降大舞台で活躍するようになるのか、注目です!

第24問:スッキリ決めて7月へ! さぁ、これから夏競馬本番です!! [聴く『競馬クイズ』]
2017.06/20 競馬中継スタッフ 記事URL

【第24問】


 今週は今年の上半期の総決算である宝塚記念が行われます。宝塚記念はファン投票も行われ、暮れの有馬記念に対して『春のグランプリ』とも言われています。


 しかし、どうもここ数年、天皇賞(春)などと比べると、このレースは今ひとつという感じがするのですが、どうでしょう? かつては3歳馬、それもダービー馬が出走したこともありましたが、今年は3歳馬の出走はありません。頭数も少なく、大阪杯と天皇賞(春)を連勝したあの馬が主役として出走しますが、その他のメンバーを見ると『春のグランプリ』としては少し寂しいかなという気がします。


 さて、以下の13頭の名馬の中で、宝塚記念を制したことがある馬は何頭いるか分かりますか?


シンザン、ハイセイコー、トウショウボーイ、ミスターシービー
シンボリルドルフ、オグリキャップ、ナリタブライアン、エアグルーヴ
シンボリクリスエス、ディープインパクト、ウオッカ、ブエナビスタ、オルフェーヴル


 正解は、5頭です。すぐに5頭が分かった方もいらっしゃるでしょう。それでは、ここで今回の問題です。
 以下のレース実況をお聴きください。これは宝塚記念の実況で、この5頭のうちの1頭が宝塚記念を制した時のレース実況(もちろん編集して勝馬抜き実況にしてあります)です。
 ズバリ、このレースの勝馬をお答えください。


 レース実況はこちらから→聴く


 いやぁ、これは簡単な問題ですね。2着になったあの馬でもってすぐにお分かりになったことと思います。最近にない簡単なクイズでした。次回はもっと難しいものにしましょうか?


 それでは、ここで前回・第23問の正解を発表します。


<正解>阪神スプリングジャンプ


 このレースは堅かったですね。3月11日に行われた阪神スプリングジャンプは、単勝1.3倍のオジュウチョウサンが勝ち、2着が2番人気のアップトゥデイトで3着が3番人気のタイセイドリーム。3連単が740円! 740円ですよ!! とても3連単の配当とは思えません。ホント堅い決着でした。
 ヒントの実況は確かに短かったのですが、勝馬の名前、そして何より「5連勝」という言葉がキーワードでしたね。それでお分かりになったと思います。ご存知のようにオジュウチョウサンはこの後の中山グランドジャンプも勝って6連勝となりました。その後の骨折は残念ですが、秋に復帰してもさらに連勝を伸ばすのか楽しみです。


 さぁ、宝塚記念が終わるといよいよ7月に突入です。夏競馬もいよいよこれからです。まだまだ梅雨の鬱陶しい時期ですが、夏本番を気持ちよく迎えるためにも宝塚記念を的中させたいものです。頑張りましょう!

第23問:もうすぐ前半終了。すぐに有馬記念になるのかなぁ。 [聴く『競馬クイズ』]
2017.06/15 競馬中継スタッフ 記事URL

【第23問】


 来週の宝塚記念で今年の前半が終了となります。半年なんてアッと言う間ですね。
 さて、先週マーメイドステークスとエプソムカップが行われて、今年はこれまで障害戦も含めて65の重賞レースが行われました。今回は重賞レースの払戻金についての問題です。


 今年ここまでに行われた重賞レースの中で、最も高額の払戻金が出たレースは何でしょうか? 皐月賞(3連単106万4340円)ではありませんよ。どうしても分からないという方は以下のレース実況をお聴きください。


 レース実況はこちらから→聴く


 正解は、阪急杯です。2月26日に行われた阪急杯は7番人気のトーキングドラムが勝ち、2着が4番人気のヒルノデイバローで3着が最低12番人気のナガラオリオンとなって大波乱。3連単は248万3180円の大万馬券でした。


 それでは、問題です。逆に今年ここまでに行われた65の重賞レースの中で、3連単の払戻金が最も低額だったレースはどのレースでしょうか?
 堅~いレースだったあの重賞、覚えていますか? ヒントとしてそのレースの実況をご用意しました。お聴きください。


 レース実況はこちらから→聴く


 どうでしょう、これはかなりのサービスヒントなのですが、えっ、実況が短い? いや、これならお分かりになると思ったのですがね。なにしろ『キーワード』が入っていますから。


 それでは、ここで前回・第22問の正解を発表します。


<正解>ゴールドシップ


 新馬戦の記事では所属厩舎や血統なども載せるのですが、『栗東・須貝尚介厩舎の2歳牡馬で、父ステイゴールド、母ポイントフラッグ(母の父メジロマックイーン)』という部分までお見せしてはクイズとしてはあまりに簡単なものになるので出題ではカットしました。


 記事にあるように、ゴールドシップのデビュー戦は10頭立てで、2着が9番人気のコスモユッカで3着が10番人気のマイネルサムアップとなり、このレースでは3連複が15万9050円、3連単は72万5680円という高配当になりました。1番人気になったサトノヒーローは6着に敗れて、かなり荒れた新馬戦だったんですね。


 ちなみに実況を担当したのは大関アナウンサーでした。6年前になりますが、やはり声が若いですね。若い頃の方が声は高いものなのです。ほとんどの人が年をとると低くなります。ああ、若かりしあの声はもう戻ってこない...。

第22問:1年後のダービーは、すぐにやってきます。 [聴く『競馬クイズ』]
2017.06/06 競馬中継スタッフ 記事URL

【第22問】


 6月になり、先週東京と阪神で「メイクデビュー」、2歳新馬戦が行われました。春の3歳クラシックレースを中心に考えると、ダービー当日は「大晦日」で、翌週から「新年」とも言えます。1年後のダービーへ向けての戦いが始まったわけです。
 今回は、その2歳新馬戦からの出題です。ラジオNIKKEIは、2歳新馬戦が行われると検量室に行き、騎手や調教師から取材します。その取材で得たコメントを中継で伝え、それはこの「競馬実況web」のトップページに以下のような形で載せられます。


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【メイクデビュー】(福島5R)~ロードシップ2馬身差V


 福島5Rのメイクデビュー福島(芝1800m)は1番人気ロードシップ(松岡正海騎手)が人気に応えて差し切り勝ち。勝ちタイムは1分50秒7(良)。(中略)、さらに3馬身差で3着に3番人気○○○○が入った。
 ロードシップは美浦・相沢郁厩舎の2歳牡馬で、父マンハッタンカフェ、母ヒダカゲラン(母の父ミルジヨージ)。


~レース後のコメント~
1着 ロードシップ(松岡騎手)
「勝てると思っていたので、ゲートは速くなかったのですが無理せずに行きました。3~4コーナーではどれだけ脚を使えるか計ったぐらい。元々期待していた馬ですし、重賞級だと思います。大事に育てていけばいいところまでいくと思います」
3着 ○○○○(蛯名騎手)
「上手にレースしているんですけどね。微妙に距離が長い気がしますし、こういうボコボコした馬場も上手ではないですね」


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 これは2009年7月5日(日)に福島競馬場で行われた2歳新馬戦についてのものですが、この時3着になった馬は分かりますか? 分かった方はかなりの競馬通と言えます。
 答えは、アパパネです。これは、翌年2010年に牝馬3冠を達成する名牝のデビュー戦の記事です。(蛯名騎手)で分かった方もいらっしゃるでしょう。


 それでは問題です。
 以下の記事とコメントは、2011年7月9日に行われたある馬のデビュー戦についてのものです。その馬の名前をお答えください。


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【メイクデビュー】(函館5R)


 函館5Rのメイクデビュー函館(芝1800m)は、2番人気○○○○○○○(秋山真一郎騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分51秒2のレコード。アタマ差の2着に9番人気コスモユッカが、4馬身差の3着に10番人気マイネルサムアップがそれぞれ入線。


~レース後のコメント~
1着 ○○○○○○○ 秋山真一郎騎手
「追い出してからの伸びがよかったですね。長くいい脚を使えるので長い距離が向いていると思います。あとはテンションがこの後も上がらずに強くなってくれればいいですね」


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 どうでしょう? 函館でのデビュー戦をレコード勝ちした馬で、GIも制した馬です。デビュー戦は秋山真一郎騎手だったんですね。
 分かりませんか? それではヒントとしてこのレースの実況をお聴きください。もちろん勝馬抜き実況です。


 レース実況はこちらから→聴く


 それでは、ここで前回・第21問の正解を発表します。


<正解>フェアリーキングプローン


 『前年の覇者』というヒントでお分かりになった方も多いかと思います。前年、2000年の第50回安田記念を制した馬は、香港から出走してきたフェアリーキングプローンでした。この時勝ったフェアリーキングプローンは人気がなく単勝10番人気だったのです。
 2着も外国馬のディクタットだったのですがこちらは6番人気で、馬連は1万4700円の万馬券でした。2000年の安田記念も高配当が出たわけです。
 ちなみに連覇を狙った2001年のレースでは、1番人気となったフェアリーキングプローンは9着に敗れました。GIレースを連覇することはなかなか難しいことで、ウオッカや先日世を去ったヤマニンゼファーはたいしたものなんですね。


 さぁ、今週の2歳新馬戦でどんなレースが見られるでしょう。今週デビュー勝ちした馬が、1年後にオークス馬やダービー馬になるかもしれません。そう考えると1年があっと言う間に過ぎて、すぐダービー当日を迎える...というのはさすがに気が早すぎますかね。

第21問:今年もこのレースは荒れるのか!? フフ、穴党の出番ですよ~! [聴く『競馬クイズ』]
2017.05/30 競馬中継スタッフ 記事URL

【第21問】


 日本ダービーが終わって、今週は春のベストマイラー決定戦の安田記念が行われます。このレース、過去10年の結果を見てみると、毎年のように高配当となっています。
 去年は1番人気のモーリスが負けて、勝ったのが8番人気のロゴタイプでした。一昨年は3着に12番人気のクラレントが入り、2014年は1番人気のジャスタウェイが勝ったものの2着は16番人気で3着が10番人気。
 ロードカナロアが勝った2013年は3着が12番人気で、2012年は2着が13番人気、3着が15番人気の馬でした。不思議くらい、人気上位の馬3頭で決まることがないのです。


 今から16年前の2001年、第51回安田記念も人気馬が総崩れとなって高配当になりました。馬連は12万600円という万馬券でした(当時は馬単・3連複・3連単はなかったのです)。それでは、その大波乱となったレースの実況をお聴きください。


 レース実況はこちらから→聴く


 2001年6月3日、18頭で行われた安田記念を制したのは9番人気のブラックホークでした。そして2着は15番人気だったブレイクタイム、3着は7番人気のメイショウオウドウでした。枠連も1・2着と2・3着のワイドも万馬券となったのでした。この時3連単が発売されていたら、100万は軽く超える大万馬券だったことでしょう。


 それでは、ここで問題です。この2001年の安田記念で1番人気となったのは? 1番人気だった馬の名前をお答えください。「そんな昔の安田記念なんか知らない!」という方のためにヒントを差し上げましょう。ヒントは『前年の覇者』です。これはボーナスヒントと言えるでしょう。前の年の勝ち馬を思い出せばいいのですから。


 それでは、ここで前回・第20問の正解を発表します。


<正解>B:7馬身


 ところで、1988年のダービー馬となったサクラチヨノオーは、マルゼンスキーの産駒です。マルゼンスキーは1976年の秋にデビューし、その年の朝日杯3歳ステークスを当時のレコードで制し、翌年の5月まで無敗の6連勝をマークした馬でした。
 しかし、マルゼンスキーは、母馬が日本国外で種牡馬と交配され、仔馬を日本で産んだ「持込馬(もちこみば)」だったのです。1971年の貿易自由化に伴い国内生産者への保護政策が実施されて、持込馬は外国産馬と同様に有馬記念を除く八大競走への出走権が当時はありませんでした。
 日本ダービーを前にして、コンビを組んでいた中野渡清一騎手は「枠順は大外でいい。他の馬の邪魔は一切しない。賞金もいらない。だからダービーに出させて欲しい。」と言ったことはよく知られた話です。日本ダービーに出ることがなかったマルゼンスキーは、6月に「残念ダービー」と言われた日本短波賞に出走して圧勝。7月の札幌でレコード勝ちしたのを最後に8戦8勝で引退しました。


 ちなみに、日本ダービーに出られずに出走した日本短波賞でマルゼンスキーが2着馬につけた着差は、オグリキャップのニュージーランドトロフィー4歳ステークスでの着差と同じ7馬身でした。これも「もしもあの馬が○○○だったら...」の話ですね。もしもマルゼンスキーが1977年のダービーに出ていたら...?

第20問:もしもあの馬が出ていたなら...。いよいよダービー!! [聴く『競馬クイズ』]
2017.05/23 競馬中継スタッフ 記事URL

【第20問】


 ついに84回目の『競馬の祭典』が今週行われます。皆さんの今年のダービー馬は、もう決まりましたか?
 さて、毎年ダービーを迎える時、あることを思います。「もしも」の話です。競馬ファンなら、いろいろと「もしもあの馬が○○○だったら...」と思ったことがあると思います。
 トウカイテイオーがダービーの後故障せず秋を迎えたら父と同じように無敗で三冠を制していたか? フジキセキやアグネスタキオンはダービーに出ていたら勝ったか? 実現しなかった兄弟対決、ビワハヤヒデとナリタブライアンが同じレースに出たらどっちが勝ったか...など想像したことがあるかと思います。


 それでは、これはどうでしょう?
 「もしもオグリキャップがダービーに出たら勝ったか?」


 後に『芦毛の怪物』と呼ばれ、ハイセイコー以来のアイドルホースとなったオグリキャップは、1988年(昭和63年)1月に笠松から中央に移籍しました。この年の日本ダービーは5月29日に24頭が出走して行われましたが、オグリキャップはご存知のようにクラシック登録がなく、日本ダービーに出走することはありませんでした。


 この年の日本ダービー(第55回東京優駿)は前年の朝日杯3歳ステークスを制し、皐月賞では3着に終わったサクラチヨノオーが勝ち、晴れてダービー馬となりました。2着はメジロアルダン。あの牝馬三冠のメジロラモーヌの弟です。3着がコクサイトリプルで皐月賞を制したヤエノムテキが4着。1番人気となったサッカーボーイは15着という結果でした。


 あの時のメンバーを相手にして、オグリキャップは出走していたなら勝ったでしょうか? この時のサクラチヨノオーの勝ちタイムは2分26秒3でした。ダービーの半年後に行われた第9回ジャパンカップでオグリキャップは3着に敗れたものの、2分25秒8で東京の2400メートルを走っています。もちろん単純な比較では決められませんが、オグリキャップはあの年の3歳馬の中で一番強かったのでは、と思うことがあります。


 同じ地方競馬から移籍してヒーローとなったハイセイコーと違い、クラシックの大舞台に立つことがなかったオグリキャップ。あの馬がダービーで走る姿を見たかったですね。


 オグリキャップは、中央入りして春のクラシックを横目にペガサスステークス、毎日杯、京都4歳特別と3連勝し、ダービーが終わった翌週の6月5日に東京競馬場で行われたニュージーランドトロフィー4歳ステークスに出走しました。そのレースの実況をお聴きください。


 レース実況はこちらから→聴く


 単勝1.2倍という圧倒的な人気に応えてレースを制したオグリキャップ。この時乗っていた河内洋騎手の手はほとんど動かず、馬なりで圧勝したことを覚えています。


 それでは問題です。ほとんど馬なりにもかかわらず、このレースで2着馬につけた着差は何馬身だったでしょうか? 今回は3つの中からお答えください。

A:5馬身
B:7馬身
C:9馬身


 ちなみにこのレースでのオグリキャップの勝ちタイム(1分34秒0)はレースレコードで、3週前の安田記念を制したニッポーテイオーの勝ちタイム(1分34秒2)よりも速かったのです。このレースの後、7月の高松宮杯では古馬一線級と対戦して勝ったオグリキャップ。何度も思います。もしもダービーに出ていたなら...。


 それでは、ここで前回・第19問の正解を発表します。


<正解>0頭(後にGIを勝った馬は1頭もいません)


●1964年の日本ダービー2着馬 ウメノチカラ
 2歳時は現在のGIレースである朝日杯3歳ステークス(当時)を制していますが、3歳時はシンザンが回避して出走しなかった有馬記念で4着となり、1966年の天皇賞(春)では2着に入ったもののGI級のレースを勝つことはありませんでした。
●1983年の日本ダービー2着馬 メジロモンスニー
 皐月賞も2着となった馬でしたがGI勝利はなし。
●1984年の日本ダービー2着馬 スズマッハ
 ダービーの翌年1985年の安田記念では2着になりましたが、GIタイトルを手にすることはありませんでした。
●1994年の日本ダービー2着馬 エアダブリン
 ステイヤーズステークスなど長距離の重賞は勝ったもののGI勝ちはありません。
●2005年の日本ダービー2着馬 インティライミ
 GIレースでは2008年の宝塚記念で3着になったのが最高の成績でした。
●2011年の日本ダービー2着馬 ウインバリアシオン
 2012年の天皇賞(春)は3着、続く宝塚記念は4着。2013年の有馬記念では2着となり、2014年の天皇賞(春)でも2着となり、あと一歩ながら最後までGIタイトルとは無縁でした。


 さぁ、春競馬のクライマックスを迎えます。今年は「戦国クラシック」と呼ばれ、皐月賞を制したのは9番人気の馬でした。その馬が二冠を制するのか、皐月賞で人気を集めた馬が巻き返すのか、それともトライアルの青葉賞を快勝したあの馬が勝つのか...。戦国の世を勝ち抜き、天下統一(日本ダービー制覇)を果たすのはどの馬でしょうか?


 『馬券を買う人の数だけダービー馬が存在する』と言った人がいます。自分が決めたダービー馬が、真の第84代ダービー馬となることを期待しつつ、28日午後3時40分を待ちましょう!

第19問:ああ、生まれた年が悪かったのか...。 [聴く『競馬クイズ』]
2017.05/16 競馬中継スタッフ 記事URL

【第19問】


 「競馬の祭典」が迫ってきました。登録馬も発表されて、いよいよです。東京優駿、日本ダービーは、ご存知のようにその世代のナンバーワンを決める一戦です。今年の3歳世代の頂点に立つのはどの馬でしょうか?


 さて、戦後に三冠馬は6頭誕生しています。その6頭は以下の通りです。


1964年 シンザン
1983年 ミスターシービー
1984年 シンボリルドルフ
1994年 ナリタブライアン
2005年 ディープインパクト
2011年 オルフェーヴル


 この6頭の、それぞれの同期、つまり同い年の馬たちのことを考えてみました。
 その馬たちの関係者には「あの馬がいなければ、うちの馬が三冠のうち1つぐらいは勝っていたかなぁ」と思った人がいたのではないでしょうか。あんなに強い馬と同じ年に生まるとは運がなかった、と嘆いた関係者もいたと思うのです。


 それでは問題です。今回は後に三冠馬となる馬に敗れて、ダービーで2着になった馬についての問題です。上記の馬に負けてダービーで2着になった馬6頭のうち、後にGIを制した馬は何頭いたでしょうか?(※シンザンの2着馬については、当時グレード制がありませんでしたので、今GIとなっているレースを制したかどうかということになります)
 ダービー馬だけでなく、その馬に負けて2着となった馬まで覚えていたらたいしたものです。えっ、「馬券が的中したダービーだったから覚えているんだよ」ですって? まぁ、そういう方も多いでしょうねぇ。
 ヒントとして、シンザンが勝った日本ダービーの実況をお聴かせいたしましょう。1964年(昭和39年)5月31日に行われた第31回東京優駿(日本ダービー)です。ちなみに1964年は、東京オリンピックが行われた年です。
 ダービーでシンザンに1馬身4分の1差で2着となった馬は、皐月賞では3着、菊花賞ではまたシンザンの2着に敗れた馬です。たらればの話ですが、もしも同期にシンザンがいなかったら、この馬は三冠のうち1つぐらいは手にしていたでしょうか?


 レース実況はこちらから→聴く


 それでは、ここで前回・第18問の正解を発表します。


<正解>タニノムーティエ


 1970年(昭和45年)は、「東のアローエクスプレス、西のタニノムーティエ」と言われて春のクラシックが盛り上がった年でした。実況にアローエクスプレスが出てきてわかった方もいると思います。皐月賞でアローエクスプレスにアタマ差で勝ったタニノムーティエはダービーも勝ち、二冠を制した馬でした。


 さて、皆さんの今年のダービー馬は決まりましたか?
 「まだまだ。ダービー当日になってみないと決められない。」という方も多いかと思います。大いに迷って悩んで、ダービー馬を決めてください。

第18問:大阪万博があった年です。今日はダービー、めでたいな~♪ [聴く『競馬クイズ』]
2017.05/09 競馬中継スタッフ 記事URL

【第18問】


 今回は1970年のレースについての問題です。「また昔の話かい!」と思った方もいらっしゃることでしょう。この「挑戦!聴く『競馬クイズ』」は、聴いていただくクイズなのです。しかも、JRAや他の競馬関連サイトでは聴くことができない、昔懐かしのレースの実況やインタビュー音声をお聴かせしてクイズを出題することが『売り』になっていますので、どうぞご了解ください。そして挑戦していただきたいと思います。


 今から37年前、1970年(昭和45年)に「走れコウタロー」という歌がヒットしました。
 フォークグループのソルティー・シュガーが歌ったコミックソングで、最終的にはレコードが100万枚近く売れた大ヒットとなった歌でした。


 この歌はコウタローという名の馬がダービーに出走して奮闘する歌で、歌の合間に公営ギャンブルの廃止に取り組んでいた当時の美濃部亮吉東京都知事の声色をまねたナレーションや早口の実況中継があります。20代、30代の方には美濃部知事と言われてもピンとこないかと思いますが、このナレーションから急にレース実況に変わります。ソルティー・シュガーのメンバーの一人、山本コウタローさんがスタートからコウタローが走るレースを実況するのですが、もの凄い早口です。ラジオNIKKEIのアナウンサーの誰よりも早口です。実際にアナウンサーがあれほど早くしゃべることはないと思います。
 しかし、ラジオNIKKEIに入社して競馬中継の仕事をするまで、競馬のレース実況といえば「走れコウタロー」の山本コウタローさんの実況が頭にありました。「競馬中継のアナウンサーって、あんなに早口なんだ」と思っていたものです。


 えっ、「それならここで『走れコウタロー』を聴かせてもらえるんだろうな」ですって? う~ん、残念ながら歌をお聴かせすることは出来ません。「大人の事情」です。


 それでは、ここで問題です。ダービーを歌った「走れコウタロー」がヒットした1970年の日本ダービーを制した馬をズバリお答えください。ヒントとしてレース実況をご用意いました。もちろん「勝ち馬抜き実況」に編集してありますが、他の出走馬がヒントになるはずです。


 レース実況はこちらから→聴く


 それでは、ここで前回・第17問の正解を発表します。


<正解>勝馬:オペックホース、2着馬:モンテプリンス


 1つめの実況は1979年の第46回ダービーの実況で、勝ったカツラノハイセイコと2着のリンドプルバンの差はハナ差でした。3つめの「河内の夢」が叶ったレースは2000年の第67回ダービーです。勝ったアグネスフライトとエアシャカールの差もハナ差。そして、2つめが1980年の第47回ダービーで、オペックホースが勝ち、2着がモンテプリンス。その差はハナ差ではなく、クビ差でした。ちょっと難しかったですかね?


 さぁ、毎週GIレースが行われる5月。GIレースで実況アナウンサーも力が入る時ですが、たとえ未勝利戦でも障害戦でもGIレースであってもスタンスは変わりません。正確に丁寧に実況することが大切です。早口でまくしたてることが競馬実況ではなく、聴いているファンにわかりやすい実況をすることを忘れずに取り組んでいきたいと思っています。

第17問:いよいよ競馬の祭典!去年はハナ差。今年は? [聴く『競馬クイズ』]
2017.05/02 競馬中継スタッフ 記事URL

【第17問】


 5月になりました。いよいよ5月です。競馬ファンにとっては1年で最もワクワクする1ヶ月と言えるでしょう。28日には第84回東京優駿(日本ダービー)が行われます。今回からダービーに関連した問題をお送りします。


 去年の日本ダービーはマカヒキが勝ってサトノダイヤモンドが2着でした。その差は「ハナ」。過去83回行われたダービーで、1着と2着の差がハナ差だったレースは9回あります。GIレースでのハナ差は、天と地の差ぐらい大きな差だと言えるでしょう。ましてダービーとなると、そのほんの数センチの差はとてつもなく大きな意味を持ちます。勝った馬は永久に「ダービー馬」と呼ばれます。しかし、2着の馬は大接戦を演じたとしても「ダービー2着馬」と言われて賞賛されることはまずありません。
 もちろんダービーの後、古馬になって大活躍し、その時のダービー馬よりも輝いていく馬も過去にはいました。しかし、競馬の祭典を制してその世代のトップに立ったダービー馬と、その馬に負けた2着馬。その時点での2頭の違いは、オリンピックの金メダリストと負けて銀メダルに終わった者以上のものがあると思います。


 それでは問題です。以下の3つのダービーのレース実況をお聴きください。この3つの中に、1つだけハナ差ではなかったレースがあります。そのレースの勝ち馬と2着馬をお答えください。えっ、「どうせまた古いレースだろう。わかんないよ!」ですって? まぁ、そう言わずに挑戦してください。


 レース実況はこちらから→聴く


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 それでは、ここで前回・第16問の正解を発表します。


<正解>スペシャルウィーク


 1999年5月2日に行われた第119回天皇賞(春)は、出走頭数が少なく12頭立てでした。お聴きいただいた実況に12頭という言葉が出てきましたね。また、スペシャルウィークと同世代のライバルであるセイウンスカイの名前も出てきましたので、これでお分かりになったかと思います。


 さぁ、今年の競馬の祭典まで1ヶ月を切りました。毎年思いますが、日本ダービー当日の東京競馬場の雰囲気は、その「ダービーデイ」以外の日と明らかに違います。それはダービーだから、なのでしょう。ぜひとも府中に足を運び、その1年に一度の雰囲気の中で日本ダービーを堪能してほしいと思います。我々ラジオNIKKEIの中継スタッフも、『ダービーへようこそ。』と思いながら、その雰囲気を、日本ダービー馬が決まる瞬間をお伝えします。

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