第45問:GIを連覇するなんて、スゴイことですよね。 [聴く『競馬クイズ』]
2017.11/16 競馬中継スタッフ 記事URL

【第45問】


 今週は秋のベストマイラー決定戦、マイルチャンピオンシップが行われます。今回は素直にマイルチャンピオンシップの勝ち馬に関する問題をお送りします。


 今年で34回目を迎えるマイルチャンピオンシップ。過去33回で、このレースを2年連続で制した馬をお答えいただきます。これまで何頭の馬が連覇を達成したかご存知ですか?
 意外と多いのです。調べてみてちょっと驚きました。5頭もいるのです。この5頭を全て言えますか?
 この5頭のうち、4頭は以下の通りです。


ニホンピロウイナー
 このレースの第1回の覇者、初代のチャンピオンで、1984年に続いて翌1985年も制した名マイラーです。
タイキシャトル
 マイルの海外G1までも制した歴史的名馬です。3歳時の1997年に勝ち、1998年は2着に5馬身もの差をつけて連覇しました。その後の引退レースとなったスプリンターズステークスで負けた時はビックリしたものです。
デュランダル
 2003年、2004年と連覇。強烈な末脚が武器でした。
ダイワメジャー
 2006年、2007年と連覇。安田記念も勝ち、マイルだけでなく、2000メートルの皐月賞や天皇賞(秋)も制した名馬です。


 それでは問題です。これら4頭の他にマイルチャンピオンシップを連覇した馬をお答えください。けっこう昔の馬なので、若い方には難しいかもしれません。ヒントとして連覇をした1992年のレース実況を用意しました。もちろん勝ち馬抜き実況です。


レース実況はこちらから→聴く


 「実況を聴いてもさっぱり分からん!」という方が多いでしょうか。しかし、2着や3着になった馬はなじみがある馬だと思います。あの馬たちと戦って連覇を達成した馬の名前をお答えください。


 それでは、ここで前回・第44問の正解を発表します。


<正解>【出来事】D:ベルリンの壁崩壊 【払戻金】C:4万3060円


 このレースは第14回エリザベス女王杯で、1989年11月12日に行われました。当時はまだ秋華賞がなく、3歳牝馬の3冠目としてのGIレースで、この年は20頭立てで行われたのでした。


 このレースは豪華メンバーが揃いました。桜花賞馬のシャダイカグラ、オークス馬のライトカラー。クイーンステークスを制したメジロモントレー、デビューから3連勝でクイーンカップを勝ったカッティングエッジ、さらにオークスの上位馬などなど。3歳の女王決定戦にふさわしいメンバーでした。


 しかし、勝ったのは最低20番人気のサンドピアリスだったのです。最後の直線で1番人気シャダイカグラが下がり、他の人気馬もまるで伸びないのを見て、「どうなっているんだ!」と思ったものでした。そして抜け出てきたのがサンドピアリスでしたから、私の狙いはベルリンの壁のように崩壊したのでした。このレースの2日前、1989年11月10日に、東ドイツはベルリンで西側への通過地点を増やすと発表。東ベルリンの2ヵ所でベルリンの壁の一部を取り壊し始め、東西対立の象徴的存在だった壁が28年ぶりに崩壊したのです。
 
 さらに払戻金を見てまたビックリ! 4万3060円なんて単勝を初めて見ました。今もこれがJRAの重賞での単勝の最高配当です。今後重賞レースでこの払戻金を上回るものは出てこないと思います。本当に衝撃的でした。

 なお、「ダメ虎」、「阪神は大阪の恥」とまで言われた阪神タイガースが21年ぶりに優勝したのは1985年です。この年は日本シリーズも制覇したのです。バース、掛布、岡田の「バックスクリーン3連発」には興奮しましたねぇ。日本国有鉄道(国鉄)が分割民営化され、JRグループ11法人と国鉄精算事業団が発足したのは1987年です。本州と北海道を結ぶ青函トンネルの使用が開始されたのは1988年、これにより青函連絡船は廃止されました。そして、共通一次試験に替わる大学入学センター試験がスタートしたのは1990年でした。

第44問:あれは衝撃的だった。まさに歴史的事件だった。 [聴く『競馬クイズ』]
2017.11/07 競馬中継スタッフ 記事URL

【第44問】


 今回は歴史の知識を問う問題です。まず、レース実況をお聴きください。


 レース実況はこちらから→聴く


 それでは、さっそく問題です。お聴きいただいた実況のレースは「歴史的なレース」でした。どういうことで歴史的であったかを書くと答えになってしまうのでお教え出来ません。まず、このレースが行われた年と同じ年に起きた出来事を、以下の5つの中から選んでください。選択肢の5つの出来事は、どれもよく知られた出来事です。
 さらに、このレースの単勝の払戻金を以下の3つの中から選んでください。


【出来事】
[A] 阪神タイガースが21年ぶりに優勝
[B] 国鉄が分割民営化
[C] 青函トンネル使用開始
[D] ベルリンの壁崩壊
[E] 大学入学センター試験がスタート


【払戻金】
[A] 2万9060円
[B] 3万8060円
[C] 4万3060円


 このレースは、荒れたのです。歴史的大波乱でした。実況で「伏兵の...」と言っているように人気薄の馬が勝ったのです。そして、このレースが行われる2日前に歴史的な出来事があったのです。えっ、せめてレース名だけでも教えろ、ですって? 今週行われるレースは...これが今回のヒントになるでしょうか。う~ん、今回は難しかったかなぁ。


 それでは、ここで前回・第43問の正解を発表します。


<正解>レース名:ジャパンカップ 勝ち馬:ディープインパクト


 今はフルゲートが18頭ですが、昔のGIレースは出走頭数が多く、私が会社に入って初めて放送席から見たGIレースは26頭立てでした。1985年、シリウスシンボリが勝ったダービーです。競馬場に初めて行ったのがその日だったのでビックリしましたね。私は競馬を全く知らずに会社に入ったので、こんな広いところを走る馬を双眼鏡で見てしゃべるなんて人間技じゃないと思ったものでした。そしてダービーで26頭がドド~ッとスタンド前から1コーナーに殺到する様にまたビックリしました。ホント壮観でしたね。


 あれはあれで迫力があり、見る側としては楽しめました。実況は絶対やりたくないですが、もう一度25頭を超えるような多頭数のレースを見てみたいと思いますね。

第43問:せっかくのGIレースだから、多頭数がいいですね。 [聴く『競馬クイズ』]
2017.10/31 競馬中継スタッフ 記事URL

【第43問】


 今週は出走頭数についての問題です。
 東京、京都、そして今週からの福島の3場でレースが行われていますが、3場それぞれの出走頭数を見ると、京都競馬の出走馬の数が少ないことに気がつきます。
 先々週、21日土曜の京都では10頭以下の頭数で行われたレースが5つ、翌22日の日曜は3つで、11頭立てが1つに12頭立てが2つありました。14日と15日の京都はもっと少なく、土日とも10頭に満たないレースがそれぞれ4つもありました。東京や先週終わった新潟とはかなり違いましたが、何故京都は出走馬が少ないんでしょう?


 一方、ここまで秋のGIレースはフルゲートの多頭数で行われています。スプリンターズステークスが16頭。秋華賞と菊花賞、天皇賞(秋)が18頭で行われました。


 もちろん過去にはGIでも少頭数で行われたレースがあります。1977年、トウショウボーイとテンポイントの一騎打ちとなった有馬記念は8頭立てでした。1987年の朝日杯3歳ステークス(今の朝日杯フューチュリティステークスです)はわずか6頭の出走で行われました。勝ち馬はサクラチヨノオーでした。


 最近は頭数が多くなり、阪神ジュベナイルフィリーズは2000年からず~っとフルゲートの18頭立てです。その中で、今世紀に行われた秋のGIレースで出走頭数が比較的少なかったレースを挙げると、シンボリクリスエスが連覇を達成した2003年の有馬記念は12頭で、オルフェーヴルが3歳の時に勝った2011年の有馬記念などが13頭でした。


 それでは問題です。今世紀に入って、つまり2001年以降の秋のGIレース(スプリンターズステークスから有馬記念までの平地のGIレースです。ホープフルステークスはまだGIとして行われていませんね)で、最も少ない出走頭数は何頭だったかご存知ですか?


 答えは11頭です。過去に2度ありました。それは、2002年に新潟競馬場で行われたスプリンターズステークス。勝った馬はビリーヴでした。


 それではもうひとつ、11頭立てで行われたGIレースは? その11頭立てで行われたGIレースと、勝ち馬の名前をお答えください。かなり有名な馬が勝ったレースなんですが、難しいかな...えっ、ヒントをくれ、ですって? それでは分からない方は実況を聴いてください。この実況で分かると思いますよ。


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 それでは、ここで前回・第42問の正解を発表します。


<正解>ミスターシービー(1984年)


 この前年の1983年にシンザン以来の『三冠馬』となったミスターシービーが、2000メートルとなった初年度の1984年10月28日に行われた第90回天皇賞(秋)を制して、4つめのビッグタイトルを手にしたのでした。ヒントの実況を聴いて、カツラギエースなどの馬名から分かった方も多いかと思います。
 ちなみに実況したのは白川次郎アナウンサーです。当時39歳、さすがに声が若いなと思うのですが、どうでしょう。

第42問:あの『皇帝』も天皇賞(秋)は勝っていません。 [聴く『競馬クイズ』]
2017.10/25 競馬中継スタッフ 記事URL

【第42問】


 今週は天皇賞(秋)が行われます。ご存知のように天皇賞(秋)は、1983年までは天皇賞(春)と同じで3200メートルの距離で行われていました。2000メートルの距離となってから今回で34回目となります。


 今回は天皇賞(秋)に関する問題です。まず、舞台が2000メートルとなった天皇賞(秋)を制した日本ダービー馬は、何頭いるかお分かりですか?


 正解は5頭。以下の馬たちです。
 

1999年 スペシャルウィーク
2007年 メイショウサムソン
2008年 ウオッカ
2012年 エイシンフラッシュ


 さて、もう1頭は? これが今回の問題です。「う~ん、他にいたかなぁ...」と思う方のためにヒントとして実況をご用意しました。分からない方は聴いてみてください。もちろん「勝ち馬抜き実況」ですよ。


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 今回の天皇賞(秋)には、ワンアンドオンリーとマカヒキの2頭の日本ダービー馬が出走を予定しています。ちなみに2008年にウオッカが勝った時はこの年のダービー馬ディープスカイも出走していましたが、先輩ダービー馬に負けて3着となりました。はたして今回出走するダービー馬はどうでしょうか。


 それでは、ここで前回・第41問の正解を発表します。


<正解>岩田康誠、デルタブルース


 このインタビューは、2004年10月24日に行われた第65回菊花賞での勝利騎手インタビューです。インタビューを受けているのは岩田騎手だと声ですぐに分かった方も多いと思います。当時岩田騎手はまだ地方競馬の所属で、デルタブルースに初めて騎乗して金星をあげたのでした。ゴールの瞬間、「やったで!」とばかりにガッツポーズをした姿を覚えています。


 この時岩田騎手はすでにJRAの重賞は勝っていましたが、JRAのGI制覇はこれが初めてでした。しかし、喜び爆発というより、何か戸惑いさえ感じさせるインタビューですね。

第41問:GIの勝利騎手インタビュー、あの人は...。 [聴く『競馬クイズ』]
2017.10/17 競馬中継スタッフ 記事URL

【第41問】


 秋華賞が終わって、今週は菊花賞です。今回の問題はレース実況ではなく、インタビューを聴いてお答えいただきます。


 GIレースでは、レース後に勝った馬の関係者の表彰式が、どこの競馬場もだいたい芝コースのゴール板に近いところで行われ、その後に勝った騎手がウィナーズサークルでインタビューを受けますね。大勢のファンの前でお立ち台に上がって、まさに騎手にとって晴れ姿です。
 何度かこのウィナーズサークルでの勝利騎手インタビューを担当しましたが、GIを勝って喜びを爆発させる人、感極まって涙を流す人もいました。そして、今回の問題、菊花賞の勝利騎手インタビューで答えた人は...。どうぞお聴きください。


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 それでは問題です。ズバリ、このインタビューされた騎手とこの時の菊花賞の勝ち馬の名前をお答えください。まぁ、声や話し方などから誰かはすぐにわかると思います。特徴がありますから、簡単ですね。
 しかし、菊花賞を勝った馬となると、もうけっこう昔ですから忘れてしまった方もいらっしゃるのではないでしょうか。この時の勝ち馬は人気薄で、単勝が18頭立ての8番人気で4510円だったのです。


 ちなみに菊花賞の単勝の最高配当となっている馬をご存知ですか? それは、1976年の勝ち馬であるグリーングラスです。21頭立ての12番人気で、5250円でした。


 それでは、ここで前回・第40問の正解を発表します。


<正解>ジェンティルドンナ・ヴィルシーナ


 この『全く並んでゴールイン!』は、2012年の第17回秋華賞の実況です。並んでゴールに入ったのはジェンティルドンナとヴィルシーナ。本当に際どい勝負となりましたが、ハナ差でジェンティルドンナが勝ち、「牝馬三冠」を達成したのでした。そして、このレースの実況を担当したのは檜川彰人アナウンサー。聴いていると檜川アナの頭の血管が切れてしまうのではないかと思わせるような絶叫で、いいですね。大接戦という感じが伝わってきます。


 ちなみに過去21回の秋華賞で、1着2着の着差がハナとなったのはこの2頭の時だけです。(2009年の第14回秋華賞もレッドディザイアとブエナビスタが並んでゴールに入って着差はハナでしたが、2位入線のブエナビスタが3着に降着になったため、このレースの1着馬と2着馬のブロードストリートの着差はハナ+1馬身4分の1となっています)

第40問:『全く並んでゴールイン!』を聴いたことがありますか? [聴く『競馬クイズ』]
2017.10/10 競馬中継スタッフ 記事URL

【第40問】


 今週は秋華賞が行われます。そして、来週は菊花賞、その次が天皇賞(秋)と楽しみなレースが続いていきますね。


 さて、今ラジオNIKKEIの番組の合間に、この「挑戦! 聴く『競馬クイズ』」のCMが放送されています。その中でゴールインの瞬間の実況が流れ、これは桜花賞と秋華賞のどちらかという問題を出しています。聴いたこと、ありませんか? それでは「そんなCM、知らない!」という方のために、ここでその実況を聴いていただきましょう。短いですよ~。


 レース実況はこちらから→聴く


 ここで、その答えを発表いたします。これは秋華賞です。檜川彰人アナウンサーの秋華賞の実況で、桜花賞のものではありません。


 さぁ、問題です。この並んでゴールに入った2頭の名前をお答えください。
 過去21回の秋華賞で、「全く並んでゴールイン!」となったレース、際どい勝負となったレースで並んでゴールを駆け抜けた2頭は...?
これが今回の問題です。


 「ええ~、こんな一言だけの短い実況じゃ分からないよ」という方もいますかね? しかし、あのCMで『難問、珍問も出る』と言っているように、この「挑戦! 聴く『競馬クイズ』」は、こういう問題もアリなのです。


 それでは、ここで前回・第39問の正解を発表します。


<正解>イナリワン


 同じ地方競馬出身で、GIも勝ち、年度代表馬にもなったのにオグリキャップほど知名度が高くないイナリワンですが、強い馬であったことは確かです。


 思うのですが、オグリキャップが活躍した1988年から1990年はオグリキャップの他に、このイナリワンやタマモクロス、オグリキャップと同期であるサッカーボーイ、ヤエノムテキ、メジロアルダン、年下のオサイチジョージや、主役となることはなかった古豪ランニングフリーなど個性の違う活躍馬が多くいたように思います。その中でオグリキャップが勝ったり負けたりしながら、あの時代を駆け抜けていきました。


 いつの時代も主役のスターホースがいて、主役の馬とは違う個性を持ったライバルと戦い、それらがその時代のドラマを作り上げていくわけですが、はたしてこれからの秋のGIでは、どんなドラマが見られるのでしょうか。

第39問:あれは、いいレースだった。名勝負だった。 [聴く『競馬クイズ』]
2017.10/04 競馬中継スタッフ 記事URL

【第39問】


 今週から舞台は東京と京都に移ります。東京競馬場のメインは毎日王冠。秋の東京開催の開幕週のレースで、天皇賞(秋)の前哨戦としておなじみです。


 今回はこの毎日王冠のレースから出題します。毎日王冠は毎年GIホースが出てきて見応えのあるレースとなりますが、毎日王冠といえば今回の問題のレースです。これは凄いレースでした。名勝負でしたね。ゴールの瞬間はホント鳥肌がたちました。


 今から28年前のレースです。1989年10月8日に行われた第40回毎日王冠は8頭立てで行われました。
 わずか8頭でしたが、メンバーが凄かったのです。前年の有馬記念を制したオグリキャップが、その有馬記念以来となる9月のオールカマーを快勝し、天皇賞(秋)を目指してこのレースにも出走してきたのでした。


 またこのレースには、大井競馬所属時に東京大賞典を制し、この年の1月に中央競馬へ移籍して天皇賞(春)と宝塚記念を連勝した馬、さらに前年の日本ダービーの2着馬で、この年のメイステークスと高松宮杯を連勝してきたメジロアルダン、1987年と1988年の天皇賞(秋)で2着、3着となったレジェンドテイオー、そしてこちらも地方競馬から中央競馬に移籍してきた前年の東京ダービー馬ウインドミルなど、古馬中距離戦線の有力馬が出走したのでした。


 レースはレジェンドテイオーが逃げたものの最後の直線でリードがなくなり、外を回ったオグリキャップよりも先にウインドミルとメジロアルダンが前に出ました。メジロアルダンに乗っていた岡部幸雄騎手の手は動かず、オグリキャップが並んでくるのを待っていました。しかし、ギアを上げたオグリキャップが並んだのは一瞬だったように覚えています。
 さらにメジロアルダンとオグリキャップの間に後方に控えていた春のGI・2勝馬が鋭く伸びてきて、外を伸びた2頭があっさりとメジロアルダンとウインドミルを交わしました。そしてオグリキャップとその馬との激しい叩き合いとなり、いったんその馬がオグリキャップまでも捕らえて前に出て...。
 いやぁ、文章で伝えては『挑戦! 聴く競馬クイズ』になりませんね。実況をお聴きください。


 レース実況はこちらから→聴く


 ゴール前では「ああ、オグリキャップが負ける! 春にGIを連勝したこの馬は強いなぁ~」と感心したのですが、さすがはオグリキャップ。「俺より先にゴールに入ることはさせん!」とばかりに差し返してハナ差でオグリキャップが勝ったのでした。
 ゴールを過ぎた後の大歓声は凄まじかったですね。場内のファンは大興奮で、馬券の当たり外れはともかく、「いいレースを見たなぁ」という思いでいたはずです。オグリキャップがさらにファンを増やしたレースだったと言えます。


 しかし、負けたとはいえ2着のあの馬も素晴らしい走りを見せました。後にこの年の有馬記念も制して年度代表馬となった馬、この馬が問題です。レース実況は勝ち馬抜きではなく「2着馬抜き実況」です。さぁ、この毎日王冠で2着となった馬の名前をお答えください。年度代表馬にもなった馬ですから、簡単ですね。


 それでは、ここで前回・第38問の正解を発表します。


<正解>カルストンライトオ


 ちなみに新潟のアイビスサマーダッシュを勝ち、スプリンターズステークスも制した馬は、このカルストンライトオしかいません。今年もアイビスサマーダッシュを制したラインミーティアが出走しましたが、13着に終わりました。直線1000メートルでスピードを発揮しても、距離が200メートル延びて、坂がありコーナーがあるコースに変わるとかなり違うものなのでしょうか。


 さぁ、今週は3日間開催です。そして、9日(月)には岩手でマイルチャンピオンシップ南部杯も行われます。JRAのレースが終わってからでも馬券を買うことができるので、最後の最後まで挑戦してみてはいかがでしょう。

第38問:10秒の壁は破られた。では、1分6秒の壁は? [聴く『競馬クイズ』]
2017.09/26 小林 雅巳 記事URL

【第38問】


 今週はスピード自慢が中山競馬場に集まるGI、スプリンターズステークスが行われます。


 スプリンターといえば、日本を代表するスプリンターがやってくれましたね。今月9日に福井市で行われた日本学生対校選手権の男子100メートル決勝で、21歳の桐生祥秀選手が9秒98をマーク。日本選手で初めて10秒を切りました。このところ誰が最初に10秒の壁を破って9秒台で走るのか注目を集めていましたが、ついに桐生選手がやってくれました。
 滋賀県出身の桐生選手は、京都・洛南高3年だった2013年、当時の日本歴代2位となる10秒01で走り、走るたびに「ついに9秒台で走るか!?」と注目を浴びてきましたが、今年は陸上の日本選手権で敗れ、世界陸上の100メートルの代表にもなれずにいました。しかし、見事に自らがベストスプリンターであることを証明してみせました。


 桐生選手は100メートルの日本レコードをマークしたわけですが、競馬の芝のレースで最も短い距離である1000メートルのレコードホルダーをご存知でしょうか?


 芝1000メートルの日本レコードは53秒7。これは2002年の第2回アイビスサマーダッシュでマークされました。
 日本レコードを叩き出したこの快速馬は、翌2003年にスプリンターズステークスに出走しましたが、13着に敗れました。厚いGIの壁を破ることは出来ませんでした。しかし、2004年には第4回アイビスサマーダッシュを53秒9で走って2度目の制覇を果たし、再びスプリンターズステークスに出走したのでした。


 それでは2004年10月3日に行われた第38回スプリンターズステークスの実況をお聴きください(もちろん「勝ち馬抜き実況」です)。今回の問題は、このレースを逃げ切った快速馬の名前です。ズバリお答えください。


 レース実況はこちらから→聴く


 ちなみにスプリンターズステークスのレースレコードは、2012年の覇者ロードカナロアがマークした1分6秒7です。では、芝1200メートルの日本レコードホルダーは...? 1999年に小倉競馬場のコースを1分6秒5で走ったアグネスワールドです。さぁ、今年はどんなレースとなるのか? そして「日本新記録」が出るのか? 韋駄天のスピード比べを楽しみましょう。


 それでは、ここで前回・第37問の正解を発表します。


 <正解>[A] ジュサブロー


 ちなみに勝ったジュサブローはこの時5番人気で、2着ラウンドボウルとハナ差で3着だったテツノカチドキ(大井)が単勝1番人気でした。鞍上は「鉄人」こと佐々木竹見騎手。そして、このレースで逃げたのが岩手競馬出身で当時は大井所属だったカウンテスアップ。結果は7着でしたが、乗っていたのは今年7000勝を達成した的場文男騎手。31年前ですからこの時はまだ30歳でした。


 夏の札幌開催では2歳戦にホッカイドウ競馬の馬が数多く出走してきます。しかし、それ以外では、地方競馬の馬が中央のレースに出走することが少なくなりました。かつてはジャパンカップ、フェブラリーステークスといったGIレースに地方の馬が挑戦していましたし、ライデンリーダーやコスモバルクなどが中央のクラシックレースに出走したものですが、はたして今後そのような馬が現れるのでしょうか。
 活気を取り戻した地方競馬から強い馬が出現して、中央のGIホースと対決するレースを見たいものです。

第37問:かつては地方競馬の馬が5頭も出ていたんですねぇ。 [聴く『競馬クイズ』]
2017.09/19 競馬中継スタッフ 記事URL

【第37問】


 今週は中山でオールカマーが行われます。この「オールカマー」とは、調べると英語で"all-comers" = 「(競技などへの)(参加)希望者全員」とあります。
 その名前のとおりこのレースは、出走馬に広く門戸を開けたレースとして行われ、1986年から1994年まで地方競馬招待競走として行われました。当時は地方競馬の馬が中央のレースに出走することは本当に稀でした。重賞レースでは、他にウインターステークス(現在の東海ステークス)ぐらいだったように思います。地方の馬が中央競馬で走るレースは数えても片手で足りるぐらいの数でした。


 今回は地方競馬招待競走となった1986年のレースから出題します。もう31年前です。第32回オールカマーは11頭立てで、そのうち5頭が地方競馬からの招待馬でした。まずは、このレースの実況をお聴きください。


 レース実況はこちらから→聴く


 このレース実況は、編集した「勝ち馬抜き実況」です。ズバリ、このレースの勝馬の名前をお答えください。
 ヒントとして勝った馬について少しご紹介しますと、東海公営から参戦したこの馬は白さが目立った芦毛の馬で、このレースでは向正面で動いて3コーナーを前に先頭に立ち、直線では独走。2着のラウンドボウルに3馬身半の差つけて快勝しました。そしてジャパンカップにも出走して7着となりました。


 えっ、そんな30年以上も前のレースの勝ち馬なんて知らない、ですって? それでは3択にしましょう。以下の3つの中からお答えください。


[A]ジュサブロー [B]ジュシチロー [C]ジュハチロー


 それでは、ここで前回・第36問の正解を発表します。


<正解>クリストフ・ルメール騎手 レース名:有馬記念


 戸崎圭太騎手、クリストフ・ルメール騎手、そしてミルコ・デムーロ騎手の3人ともJRA所属となる前に重賞を勝っていますが、戸崎騎手は2010年の武蔵野ステークスが初めての重賞勝ちで、翌2011年の安田記念がGI初勝利です。デムーロ騎手は2001年の小倉大賞典が初めての重賞勝ちで、その2年後の2003年の皐月賞が初のGI制覇でした。


 実況を聴いてすぐに分かった方も多いと思います。スタートしてすぐにあのディープインパクトの名前が出てきますから、ディープインパクトに初めて土がついたレースである2005年の有馬記念だと分かったはずです。ハーツクライが初めてGIタイトルを手にしたあの有馬記念は、ルメール騎手にとっても初めてのJRAの重賞制覇であり、GI制覇でした。


 さぁ、春はヴィクトリアマイル、オークス、ダービーとGIを3連勝したルメール騎手は、この秋はいくつのGIを制するのでしょう? 日本のGIだけでなく、今度の凱旋門賞も勝っちゃって欲しいものです。

第36問:あの3人の騎手は、ホントよく勝ちますねぇ~。 [聴く『競馬クイズ』]
2017.09/12 競馬中継スタッフ 記事URL

【第36問】


 夏競馬が終わり、秋競馬がスタートしましたが、現在リーディングのトップ3は、いずれも100勝を超えている戸崎圭太騎手、クリストフ・ルメール騎手、そしてミルコ・デムーロ騎手です。夏競馬終了時点(9月3日)でこの3人に続く4位の福永祐一騎手が78勝でしたから、上位3人が完全に抜けている状態です。


 今回はこの3人に関する問題です。戸崎騎手、ルメール騎手、デムーロ騎手は、ご存知のように最初からJRA所属のジョッキーだったわけではありません。ところで、地方競馬、そしてフランス、イタリアから移籍してきたこの3人が、それぞれ初めて制したJRAの重賞レースを覚えていますか?


 それでは問題です。戸崎騎手、ルメール騎手、デムーロ騎手の3人のうち、初めて制したJRAの重賞レースがGIだったのは誰でしょう? その制したGIレースの名前もお答えください。


 けっこう知られていることですから、難しくはないと思います。しかし、「ヒントをくれ~!」という方のために、今回はヒントとしてレース実況をご用意しました。どうしても分からないという人だけお聴きください。もちろん「勝ち馬抜き実況」になっています。


 レース実況はこちらから→聴く


 ううむ、このヒントは少しサービスし過ぎてしまったかなぁ...あの馬が出てきますからねぇ。この実況を聴けばすぐに答えは出ますね。


 それでは、ここで前回・第35問の正解を発表します。


<正解>[B]ダイナアクトレス


 ダイナアクトレスのオーナーは「(有)社台レースホース」で、当時は(有)社台レースホースの馬には「ダイナ」という冠名がついていました。この頃ダイナガリバー、ダイナコスモス、ギャロップダイナなど多くの馬が活躍しましたが、ダイナアクトレスの『アクトレス』は、母親の名前のモデルスポートからの連想に加え、共同馬主の人に有名な女優さんがいたことに由来していると聞いたことがあります。(当時は「女子アナ」なんて言葉、あまり言われませんでしたね)


 ダイナアクトレスは、このレースを勝った後に毎日王冠も制し、秋の天皇賞では8着に敗れたものの、ジャパンカップでは出走した日本馬の中では最先着となる3着に入りました。1600mから1800m、2000m、そして2400mまで頑張った姿を今でも良く覚えています。


 残念ながらGI勝利には手が届かないまま引退したダイナアクトレスですが、母親となって1993年に生んだランニングヒロイン(父はサンデーサイレンス)はあのスクリーンヒーローを生み、そのスクリーンヒーローはモーリスを世に送り出し、ダイナアクトレスの血は脈々と受け継がれています。秋競馬最初の重賞、京成杯オータムハンデキャップといえば、やはりダイナアクトレスを思い出しますね。

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