第11問:あの2頭は、ともにこのレースを勝っていたんですね。 [聴く『競馬クイズ』]
2017.03/21 競馬中継スタッフ 記事URL

【第11問】


 今週は春のベストスプリンター決定戦、GI高松宮記念が行われます。ご存知のようにこのレースは1971年に第1回が行われ、レースの名称は「高松宮杯」でした。当時は距離2000メートル、夏の中京開催を飾るレースとして行われていました。
 1984年にグレード制が導入された際にGIIに格付けされ、1996年の短距離競走体系の新たな改善に伴い、距離が1200メートルとなり、GIレースに格上げされました。そして1998年からレース名が「高松宮記念」となり、2000年からは3月の中京開催で行われるようになりました。


 このレースの歴代の勝ち馬として、ハイセイコーとオグリキャップがその名を連ねています。ともに地方競馬から中央競馬に移籍して絶大な人気を誇った2頭。ハイセイコーは1974年の勝ち馬で、オグリキャップは1988年にこのレースを制しています。単勝オッズも同じで、ともに1.2倍という圧倒的人気に応えて優勝しています。


 それでは問題です。
 ハイセイコーとオグリキャップ、高松宮杯での2着馬との着差が大きいのはどちらでしょう?
 これは難しい問題ですね~。ヒントとして2つのレースの実況を用意しました。お聴きください。


 レース実況はこちらから→聴く


 レース実況はこちらから→聴く


 「実況を聴いてもわかんないよ~!」という声が聞こえてきそうですが、そこは実況でのアナウンサーのトーンなどから判断していただきたいと思います。


 元祖『怪物』と『芦毛の怪物』。ともにアイドルホースとして多くのファンの人気を集めましたが、2頭がともに勝った重賞レースはこの高松宮杯だけです。


 それでは、ここで前回・第10問の正解を発表します。


<正解>馬名:タケホープ 着順:B(7着)


 「後にダービーと菊花賞を制し、ハイセイコーのライバルと言われた馬」というところで簡単にタケホープだとわかったはずです。しかし、何着だったかは難しかったと思います。ハイセイコーとの初対戦では、タケホープは7馬身以上の差をつけられて7着に敗れました。その後皐月賞にも出走できなかったタケホープが、ハイセイコーを負かしてダービー馬になると、その時どれほどの人が思っていたでしょう。


 さぁ、皐月賞のトライアルが終わり、今年の3歳クラシック戦線もかなり絞られてきたようです。しかし、タケホープのような馬がいないとは言い切れません。今年のダービー、第84回東京優駿まで、もうあと2ヶ月あまりです。

第10問:44年前の春、『怪物』がいた。 [聴く『競馬クイズ』]
2017.03/14 競馬中継スタッフ 記事URL

【第10問】


 19日日曜日に、選抜高等学校野球大会(春のセンバツ)が開幕します。そして中山競馬場ではスプリングステークスが行われます。「春はセンバツから」という言葉もあり、いよいよ春です。


 さて、今から44年前の1973年(昭和48年)3月、『怪物』と呼ばれた馬と高校生がいました。その馬の名はハイセイコー。そして高校生は栃木・作新学院のエース、江川卓投手でした。


 ハイセイコーは、地方競馬で6戦6勝の成績を残して中央競馬へ移籍し、三冠第1戦の皐月賞を勝つとその人気は競馬の枠を超え、競馬に興味のない人々にまで人気が浸透していった元祖アイドルホースです。


 ハイセイコーの中央競馬デビューは弥生賞でした。その日、1973年3月4日の中山競馬場は12万人を超すファンが集まり、ファンの一部が観客席とコースとを仕切る金網を乗り越えてコース内に入りこむ騒ぎが起こったことは語り草になっています。その中でハイセイコーは単勝1.1倍という圧倒的1番人気となって勝ち、その後のスプリングステークス、そして皐月賞も制したのでした。


 江川卓投手は、1972年(昭和47年)の秋の栃木県大会と関東大会を無失点(なんと7試合で53回を投げて、失点0で自責点も0。だから防御率は0.00!)で優勝して、翌年の春、第45回選抜高等学校野球大会に出場したのでした。


 甲子園デビューとなった1回戦の相手は大阪の北陽高校でした。参加校の中でチーム打率がトップという優勝候補が相手でしたが、江川投手は球速が160キロ近くあったとも言われる剛速球と切れ味鋭いカーブ(作新学院の試合で主審を務めた人が「速球よりカープの曲がり具合がすごかったことが印象に残っている」と言っていた記事を読んだことがあります)で、北陽から19もの三振を奪って完封勝ちしました。
 続く2回戦では7回を投げて1安打無失点(10奪三振)に抑えて勝ち、その次の準々決勝ではさらに快投を見せます。1安打完封勝ちだったのですが、その時奪った三振の数はなんと20! 27のアウトのうち20が三振ですからスゴイことです。しかし、準決勝では広島商業に2対1で敗れ、ベスト4で選抜を終えました。


 選抜での超高校級のピッチングで『怪物・江川卓』の名は全国にとどろき、夏の栃木県大会は他校を寄せ付けずに優勝して夏の甲子園、第55回全国高等学校野球選手権大会に作新学院は出場しました。


 しかし、1回戦を延長15回の末に勝ったものの、続く2回戦では千葉の銚子商業と対戦し、雨の降る中、延長12回裏の満塁の場面で江川投手自らがサヨナラ押し出しをしてしまい、『怪物』は2回戦で甲子園から姿を消したのでした。


 江川卓投手は、春と夏の2度の甲子園で、投球回数が59回1/3、奪った三振が92。自責点は3で防御率が0.46という素晴らしい記録を残しました。驚くことに自身の高校時代を振り返るテレビ番組で、「ランナーが2塁に進まないと本気で投げなかった」とご本人が言ってました。つまり全力投球をしなくてもあれだけの三振を奪っていたのです。


 一方、ハイセイコーは皐月賞を制して1冠を手にするとNHK杯に出走して勝ち、ついに無敗で日本ダービーに向かいました。そして、単勝66.6%(これはディープインパクトが現れるまでダービーの単勝支持率の最高記録でした)という圧倒的1番人気となりながらも3着に敗れます。ダービー馬にはなれなかったのです。


 この年、1973年に最も話題を集めた馬と高校球児、『怪物』と呼ばれたハイセイコーと江川卓投手は、奇しくもともに同世代の頂点に立つことが出来ませんでした。しかし、その走りで、そのピッチングで、ファンを熱狂させたことは事実であり、人々の記憶から消えることはありません。


 今回は前置きが長くなりました。では、ここで問題です。まずハイセイコーの中央デビュー戦となった1973年の弥生賞のレース実況をお聴きください。


レース実況はこちらから→聴く


 このレースには後にダービーと菊花賞を制し、ハイセイコーのライバルと言われた馬が出走していました。その馬の名前と着順をお答えください。名前は分かると思いますが、さすがに着順は難しいので3択にしました。なお、出走馬は10頭でした。


A:5着
B:7着
C:9着


 それでは、ここで前回の第9問の正解を発表します。


<正解>9頭


 どうでしたか?馬名を見て、パッと勝負服が目に浮かんだ方なら正解されたと思います。『(有)サンデーレーシング』所有の馬は以下の9頭です。


オルフェーヴル、ブエナビスタ、ヴァーミリアン、ディープブリランテ、フェノーメノ、レーヴディソール、アンライバルド、ドゥラメンテ、ドリームジャーニー


 ブルーメンブラット、ハットトリック、シーザリオ、アロンダイト、リオンディーズは『(有)キャロットファーム』。また、ベルシャザール、タイムパラドックス、イスラボニータ、ハーツクライ、ダイナガリバー、ネオユニヴァースは、『(有)社台レースホース』ですね。


 最後に「おまけ」のクイズの正解です。


<正解> 
レース名:ジャパンカップ(2012年・第32回)
3着馬:ルーラーシップ(クレイグ・ウィリアムズ騎手)


 ジャパンカップで「ワン・ツー・スリー」を決めてしまうなんてスゴイことですよね。しかし、レースを実況するアナウンサーにとっては、同じ勝負服の馬がゴール前で並んでくるのはあまり歓迎できないことなのですがね。

第9問:あの馬も『黒、赤十字襷、袖黄縦縞』でしたねぇ。 [聴く『競馬クイズ』]
2017.03/07 競馬中継スタッフ 記事URL

【第9問】


 今回の問題は第3問と似た問題です。第3問では、20頭の「ユニークな馬名」から出題しましたが、今回は20頭のGIホースの中から選んでお答えいただきます。


 以下の20頭は、「クラブ法人」馬主所有の競走馬で、GIホースとなった馬です。この20頭のうち、『(有)サンデーレーシング』所有の馬は何頭でしょうか? 馬主が有限会社サンデーケーシングの馬を数えてください。ノーヒントです。ズバリ頭数をお答えください。


オルフェーヴル、ブルーメンブラット、ベルシャザール、ブエナビスタ、イスラボニータ
ヴァーミリアン、ディープブリランテ、タイムパラドックス、ハットトリック、フェノーメノ
シーザリオ、アロンダイト、ネオユニヴァース、レーヴディソール、ダイナガリバー
アンライバルド、ドゥラメンテ、ドリームジャーニー、リオンディーズ、ハーツクライ


 どうでしょう? 毎回このサイトのクイズに挑戦している方なら簡単にお分かりでしょうね。『黒、赤十字襷、袖黄縦縞』の勝負服の馬は、ホント毎年のようにGIを制覇しますよね。


 さて、このままでは『聴く競馬クイズ』になりませんので、ここで「おまけ」としてクイズを出しましょう。以下のレース実況は、1着・2着・3着の3頭がともに有限会社サンデーレーシングの馬だったGIレースです。レース実況を聴いて、レース名とこの時に3着になった馬の名前をお答えください。「おまけ」なので簡単な問題にしておきました。


レース実況はこちらから→聴く


 それでは、ここで前回の第8問の正解を発表します。


<正解>浜中俊


 浜中俊騎手は、10年前の2007年3月3日に中京競馬場のレースでデビューし、4月7日に福島競馬場の第7レース(4歳以上500万円以下・ダート2400m)で、トシツカサオー(10頭立ての4番人気)に騎乗して初勝利を挙げました。その年は20勝、同期の藤岡康太騎手が24勝したので新人最多勝とはなりませんでした。


 しかし、2年目の翌2008年には73勝と勝ち星を一気に伸ばし、今や通算勝利数が800を超えてGIも8勝しているトップジョッキーとなりました。これまでの勝利騎手インタビューで何度も声を聴いている方は、簡単に分かったのではないでしょうか。
 ところで余談ですが、数多くいる騎手の中で、浜中騎手はトップ3に入るかなりのイケメンだと思うのですが、どうでしょう? えっ、あとの2人は誰と誰か、ですって? ええと、それはですねぇ...。

第8問:新人騎手がデビュー! 誰が最初に初勝利をあげるのか!? [聴く『競馬クイズ』]
2017.02/28 競馬中継スタッフ 記事URL

【第8問】


 さぁ、3月です。今週は桜花賞と皐月賞のトライアルが行われます。いよいよ春本番が近づいてきました。そして、3月は新人騎手がデビューします。今年は関東が3人、関西では2人の計5人がデビューします。


 昨年は藤田菜七子騎手がデビューして、「菜七子フィーバー」で大いに盛り上がったものでした。先に地方競馬で初勝利をあげた藤田騎手でしたが、いつJRA初勝利となるのかと、藤田騎手が騎乗する競馬場にはマスコミが殺到し、4月10日に福島競馬場で初勝利をあげた時はスゴイ数の報道関係者だったことを覚えています。(七夕賞の時でもあれほどの記者は集まりません)


 新人騎手が初勝利をあげるとインタビューが行われます。最近の新人騎手はマイクを向けても物怖じせず、堂々と話すので感心します。そして、そのインタビューをラジオNIKKEIのアナウンサーが担当していることは、ご存知の方も多いかと思います。


 それでは、ここで問題です。今回はインタビューをお聴きいただきます。以下のインタビューは、ある騎手が初勝利をあげた時のインタビューです。小塚歩アナウンサーが質問したのですが、新人らしく初々しさが感じられるインタビューです。さて、このインタビューに答えている騎手は誰でしょう? ズバリお答えください。


インタビューはこちらから→聴く


 声を聴いてお分かりになりますかね? 声だけでは誰なのか判断できないという方のためにヒントを差し上げましょう。


<ヒント1>デビューした年は20勝しましたが、同期で24勝した騎手がいたため、新人の最多勝ではありませんでした。
<ヒント2>お聴きいただいてお分かりかと思いますが、福島競馬場で初勝利をあげています。しかし、この騎手は、今は福島競馬場で騎乗することがほとんどないですねぇ。
 

 う~ん、ちょっとヒントを出し過ぎてしまったかもしれません。もう誰か分かりますよね!


 それでは、ここで前回の第7問の正解を発表します。


<正解>サイレンススズカ


 前回の第7問のレースは、1998年の第72回中山記念です。サイレンススズカは逃げて、2着となったローゼンカバリーに1馬身4分の3の差をつけて勝ちましたが、この時がサイレンススズカの初重賞制覇でした。その後の素晴らしい活躍ぶりは、ここに書くまでもありませんね。


 さて、今年の新人騎手の中で誰が一番早く初勝利をあげるでしょうか? その初勝利の舞台は中山か阪神か? それとも小倉か中京でしょうか? 新人騎手に声援を送りつつ、クラシック本番を目指す3歳馬の戦いに注目です。あ、オーシャンステークスもありますね。こちらも高松宮記念に向けて見逃せないレース。どのレースも注目ですね!

第7問:去年はドゥラメンテが勝ったんでしたねぇ。 [聴く『競馬クイズ』]
2017.02/21 競馬中継スタッフ 記事URL

【第7問】


 今週から東西ともに舞台は変わって、中山開催と阪神開催となります。中山の開幕週のメインレースは中山記念です。今年で91回目。よく「伝統の中山記念」と言われる中山記念は、第1回が1936年。ご存知の方も多いかと思いますが、1951年までは年に2回行われていました。しかし、1944年から3年間は行われていません。戦争のためですね。


 今回は中山記念のレース実況を聴いて、そのレースの勝ち馬をズバリお答えいただくクイズです。それでは実況をお聴きください。


 レース実況はこちらから→聴く


 えっ、「これで分かるわけねーだろ!」ですって? ハハ、そうですよねぇ。イントロを聴いて曲名を当てる「イントロクイズ」に例えるなら、これはスーパーウルトライントロクイズですね。一度やってみたかったのです。スミマセン、今のはシャレです。どうぞご勘弁を。では、改めて次の実況をお聴きください。「勝ち馬抜きレース実況」です。


 レース実況はこちらから→聴く


 これなら分かりますでしょう。わざわざクイズとして取り上げるのですから、まぁ、よく知られたレースですよ。えっ、まだ短すぎて分からない? う~ん、それでは仕方ありません。3度目はもう少し長いレース実況をお送りしましょう。これでお分かりになるでしょう!


 レース実況はこちらから→聴く


 この時の中山記念は頭数が少なく、わずか9頭でした。ですから、勝ち馬を除いた8頭の出走馬を聴いたら分かると思います。また、勝った馬は終始○げていましたからねぇ。


 それでは、ここで前回の第6問の正解を発表します。


<正解>メイセイオペラ


 これはけっこう知られていることで、ヒントの実況を聴かなくても分かったという方もいらっしゃるでしょう。レースは1999年第16回フェブラリーステークスで、2月ではなく1月31日に行われたのでした。そしてこのレースを勝ち馬は、あの水沢のメイセイオペラでした。


 この時のフェブラリーステークスは、実況を聴いていただいてお分かりになったと思いますが、桜花賞馬キョウエイマーチをはじめ、ワシントンカラー、ビッグサンデーなどのGIの常連やダート路線の猛者が出走しました。その中で2番人気に推されたメイセイオペラは、2着のエムアイブランに2馬身の差をつけて歴史的勝利を挙げました。


 地方競馬所属馬が中央のGIを制したのはこれが史上初めてのことで、あれから18年たってもこのメイセイオペラだけです。あの日、岩手から大挙してやってきた人達は快挙に熱狂し、メイセイオペラと菅原勲騎手に『イサオコール』を浴びせたものでした。


 この歴史的レースの実況を担当したのは「踏み切ってジャンプー!」の山本直也アナウンサーです。彼のこの実況は残ります。今後10年、20年たっても事あるごとに使われることでしょう。


 さて、4月2日にはGIレースとなった大阪杯が行われます。その大阪杯へ向けてのステップレースとして、来月の中京の金鯱賞とともに中山記念は見逃せないレースとなったと言えるでしょう。今年の勝ち馬は、今年どんな活躍をするのでしょう。そして中山記念が終わると、もう3月です。春はすぐそこですね。

第6問:図書館ではなく、2月。だからこのレース名なんですよね。 [聴く『競馬クイズ』]
2017.02/14 競馬中継スタッフ 記事URL

【第6問】


 今週は2017年のJRAのGI第一弾、フェブラリーステークスが行われます。このレースの第1回は1984年。第1回から第10回までは「フェブラリーハンデキャップ」という名前で、ハンデ戦でした。


 このレースが始まった当時、ダートの重賞レースは数が少なく、同じ1984年に始まった暮れの中京開催のウインターステークス(現在の東海ステークス)とこのレースの2つだけでした。今、ダートの重賞っていくつあるんでしたっけ?


 さて、フェブラリーステークスはご存知のように1997年、ちょうど20年前にGIレースとなって今に至っているわけですが、2月、Februaryに行うレースだからフェブラリーステークスという名称になったのだろうと思われます。同じように来月3月にはマーチステークスがありますよね。


 では、問題です。『フェブラリーステークス』でありながら、過去33回のうち、1度だけ2月に行われなかったことがあります。その時の勝ち馬をお答えください。


 えっ、「そんなレースの日付なんか覚えているわけないだろう!」ですって? まぁ、そう憤る方もいると思いましてヒントをご用意しました。これを聴けば簡単に答えが分かるはずです。過去一度だけ2月に行われなかったフェブラリーステークスの実況で、当然「勝ち馬抜きレース実況」です。今回はスタートからの実況です。


 レース実況はこちらから→聴く


 それでは、前回の第5問の正解を発表します。


<正解>ユニコーンステークス、エルムステークス


 ヒントで簡単に分かったかと思います。藤沢和雄厩舎の馬では過去マイルのGIを制した馬はたくさんいますが、ダートの重賞で初重賞勝ちとなったのは、そう、あのタイキシャトルなのです。けっこう知られていることだと思います。


 阪神の菩提樹ステークスで2着となってデビューからの連勝がストップしたタイキシャトルでしたが、この1997年のユニコーンステークスで初重賞勝ちしてから快進撃が始まり、翌1998年にはフランスのジャック・ル・マロワ賞まで制覇して国際的名マイラーとなりました。思えばあのユニコーンステークスからも、もう20年になるんですねぇ。


 2つ目のレースはちょっと難しかったでしょうか。2009年のエルムステークスです。今は札幌で行われている重賞ですが、この年は新潟競馬場で行われました。2009年は函館競馬場の新スタンド建設のため函館の開催がなく、6月20日から9月6日まで12週連続で札幌の開催があり、その翌週から始まった新潟開催でエルムステークスが行われたのでした。勝った馬はマチカネニホンバレです。


 なお、藤沢和雄厩舎の馬ではカジノドライヴが重賞を勝ちましたが、海外(ピーターパンステークス(G2)...2008年5月 アメリカ・ベルモントパーク競馬場)のレースなので、この勝利数にはカウントされていません。

第5問:いやぁ、98勝のうち2勝とは、ちょっと意外でした。 [聴く『競馬クイズ』]
2017.02/07 競馬中継スタッフ 記事URL

【第5問】
 1月28日(土)の東京12レースでムーンクエイクが勝ち、管理する藤沢和雄調教師は、JRA歴代単独3位となる1339勝を達成しました。1339勝のうち、重賞ではGIレース24勝を含む98勝を挙げています。


 藤沢和雄調教師といえば、去年はサトノアレスとソウルスターリングがともに2歳のGIを勝ち、それぞれ2歳牡馬と2歳牝馬の年度代表馬となりました。また、暮れのホープフルステークスを勝って3戦3勝となったレイデオロもいます。この春のクラシックでは藤沢和雄厩舎が注目を集めることは間違いありません。


 ところで、藤沢和雄調教師のJRAの重賞勝利数は98であると前述しましたが、そのうちダートの重賞勝ち星は、意外なことにわずか2つ、2勝なのです。では、問題です。その2つのレース名をズバリお答えください。藤沢和雄調教師のダートの重賞勝ちのレースとは何と何でしょうか?


 難しいですかね。それではヒントです。
<ヒント1>あの名マイラーの初重賞勝ちでした。
<ヒント2>レース実況を聴いてください。


 レース実況はこちらから→聴く


 それでは、前回の第4問の正解を発表しましょう。


<正解> GIレースに出走して、メンバー中最低人気で勝ち、単勝が万馬券だった馬


★1レース目
●1989年 第14回エリザベス女王杯(GI)

 勝ったサンドピアリスは出走馬20頭中最低の20番人気。(当時は20頭立てがあったんです)単勝は4万3060円!これはJRAの単勝の歴代高配当9位となっている驚異的な単勝万馬券です。ちなみにこの時の2着馬のヤマフリアルは10番人気、3着のシンビクトリーは14番人気でした。もしも3連単がこの時あったなら、いったいいくらに...と考えるとチョッと楽しくなります。


★2レース目
●2000年 第34回スプリンターズステークス(GI)

 逃げ切って勝ったダイタクヤマトは出走馬16頭中最低の16番人気。単勝は2万5750円でした。このレースを実況した山本直也アナが、スタート前の枠入りの時に実況で「20世紀最後のベストスプリンターはどの馬でしょうか」と言いました。それを聴いて、「そうか、20世紀も終わりか...」としみじみ思ったものでしたが、勝った馬が最低16番人気だったので、あっけに取られて感慨も何も吹っ飛んだ記憶があります。


★3レース目
●2014年 第31回フェブラリーステークス(GI)

 翌年のフェブラリーステークスでは堂々の1番人気に応えて勝ち、連覇を達成したコパノリッキー。しかし、この2014年の時は出走馬16頭中最低の16番人気で、単勝は2万7210円でした。ちなみに1番人気となった2015年の単勝は210円でした。最低人気で勝ち、翌年は1番人気になってGIレースを連覇した馬は、このコパノリッキーだけでしょうねぇ。


 さて、今週から第1回小倉競馬が始まります。アナウンサーは交代で小倉競馬の担当となるのですが、皆小倉に行きたがるのです。何故かと言うと、それは河豚(フグ)らしいのです。馬券でフグ資金を作って夜の小倉の街へ繰り出して...と考えるアナウンサーが多いのですが、はたしてそれを実現させている人はどれだけいるのか疑問です。

第4問:エエ~ッ!ホ、ホントにこの馬がぁぁぁ...ということもあります。 [聴く『競馬クイズ』]
2017.01/31 競馬中継スタッフ 記事URL

【第4問】
 前回のクイズは聴いて答える問題ではなかったので、良い問題とは言えませんでした。今回は聴いていただきます。それも3つです。まずは以下の3つのレース実況をお聴きください。


  レース実況はこちらから→聴く


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 3つのレース実況を聴いただけで、「はは~ん、これはあのことをクイズにしているんだろうなぁ」とピンときた方はエライ! かなりの競馬ファンとして認めます。年齢が若い方は分かるかなぁ、どうかなぁ...などと能書きはこれぐらいにして問題です。
 今聴いていただいた3つのレースの勝ち馬に共通する事柄をお答えください。3つともある意味で特に有名なレースですから、簡単といえば簡単ですね。ヒントはありません。ズバリお答えください。


 それでは、前回の第3問の正解を発表します。


<正解> 10頭
ナゾ、ラグビーボール、ピンポン、コリャコリャ、モシモシ、オイカケマショウ
タッチシタイ、モーノリノリ、オモイサイフ、ビックリシタナモー


 どうでしょう? 10頭すべて分かりましたか?最近出走した馬も入っているので7、8頭ぐらいは分かりましたかね。今後また小田切有一オーナーがどんな馬名をつけるのか楽しみです。
 さぁ、2月です。他の人がビックリシタナモーと思わず言ってしまうような万馬券をゲットして、オモイサイフをポケットに入れて競馬場を後にしたいと思います。諦めずに夢をオイカケマショウ!

第3問:ユニークな馬名をつけるオーナーといえば!? [聴く『競馬クイズ』]
2017.01/24 競馬中継スタッフ 記事URL

【第3問】
 今週も各競馬場で3歳新馬戦が行われます。新馬戦の出走馬は全て初出走ですから、その馬名を実況アナウンサーは初めて口にするわけです。
 最近はなかなかスラッと言えない、言いづらい馬名が多くなってきました。英語、フランス語あたりから名づけるのは当たり前で、近頃はラテン語、または日本の地方の方言から持ってきて馬名にするオーナーもいます。初めて口にする馬名はスムーズに頭に入らず、「新馬戦は重賞レースより実況するのがたいへんだ」と言う人もいます。


 また、ユニークな馬名も多くなりました。オーナーの方もあれこれ考えて名づけていらっしゃるようですが、その代表格とも言える馬主さんは小田切有一さんでしょう。あの『緑、白玉霰、白袖赤二本輪』の勝負服の馬主さんです。モグモグパクパク、サヨウナラ、ドングリ、ロバノパンヤなどなど、本当によく思いつくものだと感心するほどです。


 それでは問題です。以下の20頭のうち、小田切有一さんの馬は何頭でしょうか?
 ユニークな名前の馬ばかり集めてみました。この中で小田切有一オーナーの馬は何頭か、その頭数をお答えください。


ナゾ、ナンデヤネン、シロイバラ、ラグビーボール、ピンポン、ポンポン、コリャコリャ
モシモシ、カゼニモマケズ、オイカケマショウ、タッチシタイ、ココホレワンワン
モーノリノリ、オタカラハッケン、オモイサイフ、ビックリシタナモー、アスヘノキボウ
ユメノマイホーム、シロガネーゼ、ハピネス


 さて、これでは「聴く『競馬クイズ』」の『聴く』がありませんので、今回はおまけのクイズを出題しましょう。
 問題です。騎手としても調教師としても"GI初勝利"が小田切有一さんの馬だった人は? その人の名前をズバリお答えください。どうでしょう、おまけのクイズなので簡単なものにしておきました。分からない方には正解をお教えします。下のレース実況を聴けば、最後に勝利騎手の名前が出てきます。


  レース実況はこちらから→聴く


 お聴きいただいたレースは、1985年(昭和60年)の第46回オークスです。勝った馬は28頭立ての21番人気でした。白川次郎アナウンサーの実況で分かるように大外強襲、直線一気の競馬でした。
 このレースで初めてGIを制した騎手は引退して調教師となり、2006年の第36回高松宮記念で調教師として初めてGIタイトルを手にしました。どちらの馬もオーナーは小田切有一さんでした。


 それでは、前回・第2問の正解を発表します。


<正解> タケホープ
 ヒントの『勝ち馬抜きレース実況』を聴けば簡単にお分かりになったと思います。私どもの大先輩である小林皓正アナウンサーが「ダービー馬菊花賞馬」と言っていましたよね。また、ハイセイコーも出走していましたから大きなヒントになったと思います。
 競馬ブームを巻き起こしたアイドルホースとして知られるハイセイコーのライバルと呼ばれ、ハイセイコーを負かしてダービーと菊花賞の2冠を制した馬、タケホープ。1974年の第15回アメリカジョッキークラブカップの勝ち馬です。
 ちなみにこの時は、東京競馬場の芝2400メートルで行われました。前年の桜花賞馬のニットウチドリも出走して、皐月賞馬のハイセイコー、そして2冠馬のタケホープと豪華なメンバーで行われたのですね。


 ヒントの実況を聴かずに正解された方はたいしたものです。スゴイです! エライ!!

第2問:あの時のAJC杯は豪華メンバーだったんだなぁ。 [聴く『競馬クイズ』]
2017.01/18 競馬中継スタッフ 記事URL

【第2問】
 今週で早くも第1回開催が終了します。中山のメインレースはアメリカジョッキークラブカップ。まだまだこの時期は一線級の馬、バリバリのGIホースはレースに出てきませんが、それでも過去にこのレースには前年のダービー馬が出走して勝ったことがあります。


 それは1999年のスペシャルウィーク。オリビエ・ペリエ騎手とのコンビで勝ちました。そして1979年のサクラショウリ、さらにもう1頭います。今回の問題は、そのもう1頭の馬です。馬名をズバリお答えください。アメリカジョッキークラブカップを制した前年のダービー馬は?


 えっ、どうせ昔の馬なんだろうから分からないよ、ですって?
 う~ん、けっこう有名な馬なんですけどね。それでは、どうしてもヒントが欲しい、という方はその時のレース実況を聴いてください。しかし、もちろんこのレース実況には勝った馬の名前は出てきません。レース実況をそのままお聴かせしたら、ヒントどころか答えそのものになってしまいますから、実況を編集して『勝ち馬抜きレース実況』にしてあります。
 それでもこれを聴けば、まず分かると思います。競馬史に残る有名な馬も出てきますので、「ああ、あの馬か!」と思いつくはずです。


  レース実況はこちらから→聴く


 さて、前回の第1問の答えを発表しましょう。


<正解> サクラローレル
 サクラローレルは、1995年の中山の金杯を勝ちましたが、有馬記念を制したのは翌1996年です。1995年の有馬記念を制したのはマヤノトップガンでした。


オンワードゼア(1958年の中山の金杯を勝って、この年の有馬記念も制しました)
オンスロート (1962年の中山の金杯を勝って、この年の有馬記念も制しました)
ダイユウサク (1991年の京都の金杯を勝って、この年の有馬記念も制しました)


 ちなみにオンスロートが勝った中山競馬場の金杯がおこなわれたのは1月3日でした。昔はずいぶんと早くから競馬が行われたのですね。ちょっとビックリです。


 1月20日が「大寒」で、今が一番寒い時期でしょう。風邪をひくことなく、体調に注意しつつレースを楽しみたいものです。健康であればこそ競馬が楽しめると思っています。さらに馬券があたって懐具合があたたまれば、なおいいのですが...。

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