第288回:日本の"強い馬"2頭が初めて対戦するのが、異国の地とは...。 [聴く『競馬クイズ』]
2022.08/09 競馬中継スタッフ 記事URL

【第288回】


 夏競馬真っ盛りですが、今回は秋に目を向けた話です。今年の秋の最大の注目レース、凱旋門賞まであと2ヵ月を切りました。


 10月2日にフランス・パリロンシャン競馬場で行われる凱旋門賞。先日、有力視されていた英国のダービー馬が負傷により年内全休という予定であることが伝えられました。大手ブックメーカー各社は凱旋門賞へ向け、この馬のオッズを取り下げ、日本のタイトルホルダーが1番人気に浮上したことも報じられています。


 日本馬はタイトルホルダーを含め6頭が出走登録しています(登録があったシャフリヤールは回避する予定だそうです)。今年、天皇賞(春)と宝塚記念を制して最強古馬の座についたタイトルホルダーと、3歳馬の頂点に立った日本ダービー馬ドウデュースなどが参戦するのですから期待は限りなく膨らみます。歴史的瞬間がついに訪れるのでしょうか?


 一方で国内のレース、菊花賞や天皇賞(秋)は「その他」の馬たちによって行われます。今やGI馬が海外のレースに出走することは当たり前のようになり、馬券も発売されるようになりました。海外のレースも楽しめるわけですが、国内のGIレースが手薄なメンバーになることは否めません。
 ドバイでレースがなければ大阪杯はそれなりにメンバーが揃い、香港での国際競走がなければジャパンカップや有馬記念はもっと豪華なメンバーになっただろう、と思ったことがある人は私だけではないと思います。凱旋門賞はもちろん楽しみですが、秋のGIレースが少しでも好メンバーとなり、アツいレースになって欲しいと今から思っています。私は、強い馬同士の対決が見たいのです。


 それでは問題です。以下のレース実況をお聴きください。


 レース実況はこちらから→聴く


 お聴きいただいたのは、歴史的名馬が制した7つのレースの実況を編集したものです。この中でGI(現在のGIに相当するレースを含めます)はいくつあるでしょうか? 一度聴いただけで全てのレースが分かったら大したものです。かなりの競馬通と言えますね。


 この実況のレースのように、見たひとが「この馬は強いなぁ!」と唸るようなレースが、秋に見られることを願っています。もちろん今の夏競馬でも、そう思えるレースが見られたらいいですね。


 それでは前回・第287回の正解です。


 <正解> 【B】


 実況【A】は1971年に行われた日本ダービーの実況です。先に抜け出した単勝20番人気ハーバーローヤルを、皐月賞馬ヒカルイマイが追い込んでとらえ、二冠を達成しました。
 この年にヒットした歌に「戦争を知らない子供たち」があります。この歌は1970年8月に発表され、翌年2月にはジローズの歌唱によるシングルが発売されて、累計のレコード売上が30万枚以上というヒット曲となりました。私も戦争を知らない子供のひとりです。


 【B】のレースが、1980年に行われた日本ダービーです。皐月賞ではハワイアンイメージにクビ差で負けたオペックホースが、1番人気モンテプリンスにクビ差で勝ち、第47代日本ダービー馬となったのでした。

第287回:8月です。平和を愛し、競馬を楽しみたいと思うのです。 [聴く『競馬クイズ』]
2022.08/02 競馬中継スタッフ 記事URL

【第287回】


 8月になりました。今年も8月6日、9日、そして15日を迎えます。今年の夏は、ロシアによるウクライナに対する軍事侵攻が行われている夏です。例年よりも平和について考えさせられる夏です。


 思い出されるのは、1979年にソ連が社会主義を掲げる親ソ派政権を支援するためにアフガニスタンにソ連軍を侵攻させたことです。国際問題となり、スポーツ界にも大変な影響が出ました。
 当時のアメリカ(カーター政権)は、ソ連の武力侵攻を批判して経済制裁を発動し、西側諸国に対してモスクワ夏季オリンピック(1980年)のボイコットを呼びかけました。西欧諸国などが同調し、日本は日本オリンピック委員会(JOC)が1980年5月24日に臨時総会を開いて不参加を決めました。オリンピック直前に出場が断たれ、金メダル確実とされていたレスリングの選手が涙ながらに行かせてほしいと訴えていた姿を今も覚えています。


 ここで問題です。


 レース実況【A】はこちらから→聴く


 レース実況【B】はこちらから→聴く


 ふたつの実況は、過去の日本ダービーの実況です。どちらが1980年に行われた日本ダービーでしょうか?
 この年の日本ダービーは、オリンピック不参加が決まった翌日の5月25日に行われたのです。もうひとつは、ある歌がヒットした1971年に行われた日本ダービーの実況です。


 スポーツは平和であるからこそ楽しめます。競馬も戦争をしていては楽しむことが出来ません。ウクライナの人々がスポーツを楽しむ時が、1日でも早く訪れることを望みたいと思います。


 それでは前回・第286回の正解です。


 <正解> 3頭


 実況(A)は2001年に行われた第1回アイビスサマーダッシュです。栄えある初代王者となったのはメジロダーリング。メジロダーリングは続くスプリンターズSではクビ差及ばず、トロットスターの2着となりました。
 (B)は2007年、勝ったサンアディユは続く北九州記念では7着に敗れましたが、その後のセントウルSでは2着馬に5馬身差をつけて勝ち、スプリンターズSでは1番人気となりました。しかし、アストンマーチャンに逃げ切られて2着に終わりました。
 (C)は2013年のレースで、前年は4着に敗れたハクサンムーンが雪辱を果たし、続くセントウルSでは王者ロードカナロアを破り、スプリンターズSに向かいました。GI初制覇なるかと期待されましたが、本番ではロードカナロアの壁は厚く、2着に終わりました。

第286回:競馬場でファンファーレを、街中で祭囃子を聴く。夏だなぁ。 [聴く『競馬クイズ』]
2022.07/26 競馬中継スタッフ 記事URL

【第286回】


 福島開催が終わって今週から新潟開催。北海道シリーズは先週から札幌へと舞台が移り、夏競馬は最終ステージに突入します(小倉は今週と来週お休みです)。夏競馬の最終日である9月4日までの間にお盆があり、並行して高校野球の甲子園大会があり、そして各地で夏祭りが行われます。
 夏祭りが今年は行われるところが多いようです。小倉の「小倉祇園太鼓」は、先々週の17日まで行われました。新潟では「新潟まつり」(8月5日~7日)が規模を縮小して3年ぶりに行われます。有名な「長岡まつり大花火大会」(毎年8月2日・3日)も行われます。そして札幌では「すすきの祭り」(8月4日~6日)も3年ぶりに行われます。


 新潟まつりの週に新潟競馬の担当になれば今年はお祭り気分が味わえます。5日の金曜日は大民謡流しが行われるので、きっと新潟の街は浴衣姿の人で賑わうことでしょう。しかし、残念ながら新型コロナウイルスの新規感染者がまた増えてきましたので、気を緩めることは出来ません。基本的な感染対策をしっかりとやって、3年ぶりのお祭り気分をちょっとだけでも楽しみたいと思います。


 さて、夏の新潟開催の最初の重賞レースは、お馴染みのアイビスサマーダッシュ。このレースは秋のスプリンターズステークスへと繫がる一戦です。このレースを制してスプリンターズステークスも制したのは2004年のカルストンライトオだけですが、他にも上位に入って健闘した馬が多くいます。


 ここで問題です。


 レース実況(A)はこちらから→聴く


 レース実況(B)はこちらから→聴く


 レース実況(C)はこちらから→聴く


 過去のアイビスサマーダッシュの実況をお聴きいただきました。このレースの勝ち馬3頭のうち、その年のスプリンターズSで2着になった馬は何頭でしょうか? 簡単ですね。
 今年の勝ち馬はスプリンターズSではどんなレースをするでしょうか。スプリンターズSは10月2日に行われます。夏真っ盛りですが、すぐに秋がやってきそうな気もします。夏祭りなどのイベントを楽しみ、秋へと思いを馳せながら夏の重賞レースを楽しみたいと思います。


 それでは前回・第285回の正解です。


 <正解> タニノムーティエ


 「走れコウタロー」がヒットした1970(昭和45)年、この年のクラシック戦線は阪神3歳ステークスの覇者タニノムーティエと、デビューから5連勝で朝日杯3歳ステークスを勝ったアローエクスプレスの対決が話題となりました。
 この2頭が初対決したスプリングステークスはタニノムーティエが勝ち、続く皐月賞もタニノムーティエが制しました。NHK杯ではアローエクスプレスが勝ち、東のアローエクスプレスか、西のタニノムーティエかと注目を集めた「AT対決」の日本ダービーは、タニノムーティエが勝って二冠を制し、1番人気に推されたアローエクスプレスは5着に終わりました。


 ところでこの日本ダービーが行われた時、ある国家的イベントが行われていたのですが、ご存知でしょうか? そう、大阪で行われた日本万国博覧会(大阪万博・EXPO'70)です。この年の3月15日から9月13日まで、大阪府吹田市の千里丘陵で開催された国際博覧会です。
 2025年には大阪・関西万博が行われます。開催まであと1000日を切りました。3年後は東西からスターホースが現れて、日本ダービーはその2頭の対決となるかもしれません。"歴史は繰り返す"、ですからね。その時はまた「走れコウタロー」を聴いてみたいと思います。

第285回:テレビでニュースを読んでいる人の方が早口だと思う時があります。 [聴く『競馬クイズ』]
2022.07/19 競馬中継スタッフ 記事URL

【第285回】


 先日シンガーソングライターの山本コウタローさんが7月4日に亡くなられたことが発表されました。73歳でした。
 山本さんは大学在学中からフォーク・グループの「ソルティー・シュガー」のメンバーとして活動し、1970年にリリースした「走れコウタロー」が大ヒットしました。1974年には山本コウタローとウイークエンドとして出した「岬めぐり」がヒットしました。私はこの「岬めぐり」が好きで、今でもよく聴いています。


 若い方は、さすがに「走れコウタロー」はご存知ないと思います(編集注:「走れマキバオー」の原曲といえばピンと来る方も多いかも?)。この歌はダービーに出走するコウタローという馬を歌ったものです。歌詞には『これから始まる大レース(略)今日はダービーめでたいな』とあります。この歌がヒットした当時、私は小学生でした。この歌の中盤には台詞があり、ものすごい早口で山本コウタローさんがしゃべっていて、何を言っているんだろうと思ったものでした。
 台詞は当時の東京都知事だった美濃部亮吉さんのしゃべりを真似しながら始まり、突然『各馬ゲートインから一斉にスタート。第2コーナーを回ったところで、先頭は...』というレース実況になります。これが競馬のレース実況だと分かったのはかなり後になってからでしたが、競馬というものがあり、それを実況する人はこんなにも早口でしゃべるんだということが強く印象に残りました。


 そして月日は流れ、縁があったのか今は自分が競馬の実況をしているわけですが、私はあれほど早くしゃべることは出来ません。昔「レースの実況は早口ですよねぇ」と人から言われたことがあり、山本コウタローさんほどではありませんと答えたことがあります。


 それでは問題です。


 レース実況はこちらから→聴く


 お聴きいただいたのは、「走れコウタロー」が世に出た1970年に行われた日本ダービーの実況です。ズバリ、このダービーを制した馬の名前をお答えください。もう半世紀以上前のことですが、この年の春のクラシックは東西にスターホースがいて、その対決が注目されました。若い方には難しいかな?


 山本コウタローさんは、シンガーソングライターとしてだけではなく、テレビの番組の司会や俳優としても活躍されました。70代前半で亡くなられるとは早すぎます。お悔やみを申し上げます。


 それでは前回・第284回の正解です。


 <正解> 3人


 実況【A】は1990年の新潟記念です。サファリオリーブに騎乗し、大接戦を制して重賞初勝利を挙げたのは、この年にデビューした江田照男騎手でした。【B】は1997年の東京スポーツ杯3歳ステークスです。このレースで重賞初勝利となったのは、デビュー2年目の福永祐一騎手でした。
 【C】の実況は1998年の北九州記念。勝利騎手はルーキーにして重賞初騎乗初勝利を達成した池添謙一騎手でした。そして【D】は2008年の函館2歳ステークスで、新人ジョッキーの三浦皇成騎手が重賞初勝利を挙げたレースです。

第284回:その昔、長嶋茂雄さんもスーパールーキーだった。 [聴く『競馬クイズ』]
2022.07/12 競馬中継スタッフ 記事URL

【第284回】


 今年の2月頃でした。「来月デビューする新人騎手で、今村という女性騎手は上手いらしいよ」という話を耳にしました。そう、今村聖奈騎手です。デビューして4ヶ月あまりで、まさかここまで活躍するとは思っていませんでした。


 3日、小倉競馬場で行われたCBC賞で今村聖奈騎手はテイエムスパーダに騎乗して勝ち、史上初の「女性騎手によるJRA重賞初騎乗初制覇」を果たし、翌日のスポーツ紙各紙が一面トップでこの快挙を大きく報道したのはご存じだと思います。
 そして、さらに驚かされたのがCBC賞の後に行われた最終12レースでした。今村騎手は、大外13番枠から出たキングズソードを4コーナー手前では内に入れて、直線で前が壁になりながらもラチ沿いを見事に突き抜けて勝ちました。1番人気でしたから安全策で外へ出すと思いましたが、怖がることなくインを突くとは大したものです。先週も1つ勝って通算20勝とした今村騎手、恐るべきルーキーです。


 「女性なのに凄い」と言ってはいけません。競馬は男女関係なく同じレースで戦うのですから、褒めるなら新人騎手として大したものだと言うべきだと思います。
 その昔、鉄人・佐々木竹見騎手は、全盛期には川崎競馬場で「迷ったら竹見から買え」と言われたそうです(素晴らしいですよね。私はこの言葉は騎手に対する最高の賛辞だと思っています)。将来は「何を買うか迷ったら今村から買え」と言われる存在になって欲しいものです。


 それでは問題です。


 レース実況【A】はこちらから→聴く


 レース実況【B】はこちらから→聴く


 レース実況【C】はこちらから→聴く


 レース実況【D】はこちらから→聴く


 お聴きいただいた実況は、勝った騎手が初の重賞勝利を飾ったレースです。この4人の中で、今村聖奈騎手と同じくデビューした年に重賞勝ちを果たした騎手は何人いるでしょうか? まぁ、1人ということはないですね。ズバリ、お答えください。


 それでは前回・第283回の正解です。


 <正解> オフサイドトラップ


 前回出題のレース実況は1998年の七夕賞です。私が軸にした16頭立て16番人気のタイキフラッシュは逃げて、最後はオフサイドトラップに交わされて2着となりました。期待に応えて頑張ってくれましたが、2番人気のオフサイドは買っておらず、馬連3万6160円を取り損ねました。1番人気ランニングゲイルは押さえていたのですがねえ。
 なんでだろう? 24年経った今でも分かりません。オフサイドトラップが8歳馬だったからか、でもタイキフラッシュも8歳だったしなあ。なお、勝って初重賞制覇となったオフサイドトラップは続く新潟記念も勝ち、秋には天皇賞(秋)も制しました。ううむ、何でオフサイドトラップを切ったのかなぁ...。

第283回:短冊に「万馬券があたりますように」と書く。ダメかな? [聴く『競馬クイズ』]
2022.07/06 競馬中継スタッフ 記事URL

【第283回】


 我が社杯のラジオNIKKEI賞が終わって、今週は夏の福島競馬を飾る七夕賞が行われます。今年は7枠の2頭で決まって「7-7」になるでしょうか?


 さて、七夕賞を迎えると私は過去の忌まわしい出来事を思い出してしまいます。今回は私の個人的な経験を問題にしてお送りします。


 レース実況はこちらから→聴く


 お聴きいただいた実況は、過去の七夕賞。大波乱となったレースです。
 今でもよく覚えています。出走馬を見て、凄く良く見える馬がいて、その馬を中心にして馬券を買ったのです。16頭立ての16番人気でした。私は穴党ですが、最低人気の馬から馬券を買うなんてことはめったにしません。そんな度胸は持ち合わせていないのですが、何故かあの時は迷うことなく最低人気の馬から狙いました。当時はまだ3連複がなく、馬連で相手を10頭くらい選んだ記憶があります。
 そしてレースは2番人気の馬が勝ち、私の軸馬が期待に応えて2着になってくれました。馬連は3万6160円という万馬券でした。しかし、そう、勝った馬は私が相手に選んだ10頭の中にはいませんでした。


 皆さんは、2番人気なのだから当然相手に入れておくべきだろうと言われるでしょう。最低人気から買ったら総流しでもいいはずだとも。1番人気馬は買っていましたが、どうして2番人気を切ったのか? 不思議です。あの時、その2番人気馬は勝ち負けしないと思ったのか?
 レース後、私は笑ってしまいました。己の馬鹿さ加減に呆れて、泣くよりも笑いがこみ上げてきたのです。あの七夕賞は私の馬券人生の中で「ヘタな馬券・トップ10」の上位にランクされているレースです。おお、神よ、馬鹿な私をお救いください。3万6160円、とれたよなぁ...。


 それでは問題です。私がこのレースで狙った2着馬ではなく、私が切った勝ち馬の名前をお答えください。いつものようにレース実況は編集して勝ち馬を削除しています。もう20年以上前のレースですが、この勝ち馬は後にGIホースとなりましたから難しくはないと思います。


 それでは前回・第281回の正解です。


 <正解> (B)


 実況(A)は1990年の日本ダービーです。アイネスフウジンが逃げ切り、そして沸き起こったナカノコール。忘れることは出来ません。(B)が1991年の日本ダービーです。つまりツインターボはトウカイテイオーと同期なのです。しかし、ツインターボはトウカイテイオーと対戦したことはありません。(C)は1992年の日本ダービーです。逃げ切ってトウカイテイオーと同じ無敗の二冠馬となったミホノブルボン。30年経ちますが、あの頃の日本ダービーは特に印象に残っています。

第282回:社杯です!今年は日本ダービーに出走した馬は出てきません。 [聴く『競馬クイズ』]
2022.06/28 競馬中継スタッフ 記事URL

【第282回】


 7月を迎えます。今週から福島と小倉で開催が始まり、いよいよ夏競馬本番です。そして福島では我が社杯、ラジオNIKKEI賞が行われます。福島の夏の開催で行われる重賞レースはラジオNIKKEI賞と七夕賞ですが、両方に勝利し、福島競馬限定の「思い出のベストホース大賞」で1位となった馬は? そう、ツインターボです。


 ところで、ラジオNIKKEI賞はかつて"残念ダービー"と呼ばれたレースだったことをご存知でしょうか? 若い方にはピンとこないかもしれません。このレースは、1955年から1967年まで「東京優駿競走の勝ち馬は出走不可」という条件で行われ、東京優駿(日本ダービー)の勝ち馬は出走できなかったのです。
 そのため敗者復活戦的な意味合いから、規定がなくなってからも"残念ダービー"という言葉が残り、ひと昔前はよく言われたものでした。1973年の日本ダービーでタケホープの2着となり、その後に出走した日本短波賞(ラジオNIKKEI賞の前身)を勝ったイチフジイサミは、まさに残念だった日本ダービーの鬱憤を晴らした馬だと思います。


 さて、ツインターボは1991年のラジオNIKKEI賞(当時はラジオたんぱ賞)を勝ちましたが、デビューは遅くこの年の3月でした。新馬、もくれん賞と連勝して青葉賞に出走しましたが勝てず、5月26日の日本ダービー当日に行われた駒草賞に出走して5着となったあとにラジオたんぱ賞に出走したのでした。それでは問題です。


 レース実況(A)はこちらから→聴く


 レース実況(B)はこちらから→聴く


 レース実況(C)はこちらから→聴く


 この3つの実況のうち、ツインターボが出走した駒草賞の後に行われた「1991年の日本ダービー」はどれでしょうか?
 早いものでツインターボが逃げ切ったレースからもう30年以上経ちます。今回はどんなレースとなるのでしょう。ツインターボのようにビュンビュン逃げて行く馬がいると盛り上がるでしょうね。


 それでは前回・第281回の正解です。


 <正解> ダンツフレーム


 実況【A】は2002年の宝塚記念です。勝ったダンツフレームは1番人気でした。ダンツフレームは2001年の皐月賞と日本ダービーでともに2着。菊花賞は5着で、翌2002年に安田記念で2着としたあと、このレースでついにGIタイトルを手にしたのでした。ちなみにこのレースの2番人気はエアシャカールでした。
 【B】は2007年の宝塚記念で、勝ったアドマイヤムーンは3番人気。1番人気はウオッカ、2番人気はメイショウサムソンでした。アドマイヤムーンはこれがJRAのGI初制覇でした。
 【C】は2009年の宝塚記念です。2番人気のドリームジャーニーが勝ち、2着は3番人気サクラメガワンダー、3着が1番人気ディープスカイでした。ドリームジャーニーにとっては朝日杯フューチュリティステークス以来となる久々のGI制覇でした。


 先週の宝塚記念はまたも単勝1番人気の馬が敗れました。これで今年上半期の平地GIレースは全て1番人気の馬が負けたわけです。こんなこともあるんですねぇ。秋はどうなるでしょう。スプリンターズステークスの1番人気はどの馬かな?

第281回:楽しみな宝塚記念。1番人気はどの馬でしょうか。 [聴く『競馬クイズ』]
2022.06/21 競馬中継スタッフ 記事URL

【第281回】


 いよいよ今週で、今年前半の中央競馬が終了します。最後は宝塚記念です。安田記念もそうでしたが、今年の宝塚記念も面白くなりそうですね。今年の大阪杯、天皇賞(春)の勝ち馬に昨年の年度代表馬。戦列に復帰した無敗の牝馬三冠馬、そして海外で活躍した馬も参戦するそうで、春のドリームレースにふさわしいメンバーとなりそうです。


 楽しみな上半期最後のGIレースですが、このメンバーでどの馬が単勝1番人気になるでしょうか? 「1番人気」にこだわるのは、分かりますね。そう、今年のGIレースで1番人気が勝ったのはJ・GIの中山グランドジャンプ、オジュウチョウサンだけ。平地のGIレースでは1番人気の馬は1頭も勝っていないのです。こんなこともあるんですねぇ。宝塚記念は1番人気の馬が勝つのでしょうか? 今回の1番人気は、あの馬かな...。


 そこで問題です。


 レース実況【A】はこちらから→聴く


 レース実況【B】はこちらから→聴く


 レース実況【C】はこちらから→聴く


 お聴きいただいた実況は、過去の宝塚記念のものです。これら3頭の勝ち馬の中で、単勝1番人気だった馬はどの馬でしょうか、というのが今回の問題です。最近の宝塚記念ではなく、3つのレースは全て2000年代です。ちょっと難しいですかね。


 それでは前回・第280回の正解です。


 <正解> シンコウウインディ、ウイングアロー


 前回出題したレースは、第1回から第4回のユニコーンステークスです。
 (A)は1996年に行われた第1回ユニコーンSで、このレースは審議の結果、1位入線バトルラインが他馬の進路を妨害したとして10着に降着となりました。2位入線ながら第1回の勝ち馬となったシンコウウインディは、後に初めてGIとなった翌年のフェブラリーステークスを勝つのでした。
 (B)は1997年の第2回、勝ったのは後に歴史的名馬となるタイキシャトル。タイキシャトルはこの後ダート戦に出走することはありませんでした。ちなみにこの第2回は東京競馬場で行われましたが、第1回、そして第3回から第5回までは中山競馬場のダート1800メートルで行われました。
 (C)は1998年の第3回で、勝ったウイングアローは2年後にフェブラリーステークスとジャパンカップダートを制しました。そして(D)は、1999年の第4回です。勝ったゴールドティアラはシリウスステークスやプロキオンステークス、マイルチャンピオンシップ南部杯などを制して活躍しましたが、2000年のフェブラリーステークスでは2着になったもののJRAのGIレースは勝つことが出来ませんでした。

第280回:今年の勝ち馬は、次代の「ダートのチャンピオン」になれるかな? [聴く『競馬クイズ』]
2022.06/14 競馬中継スタッフ 記事URL

【第280回】


 去年のヴィクトリアマイルを圧勝して引き揚げてきたグランアレグリアを見て、藤沢和雄調教師は「強すぎたな」と言ったそうです。そして先週火曜、ボクシングのタイトルマッチを見た私も「こりゃぁ、強すぎるわ」と声をあげてしまいました。


 7日に行われたボクシングのバンタム級世界3団体王座統一戦で、井上尚弥選手がWBC王者ノニト・ドネア選手にTKOで勝ち、日本選手初の3団体(WBA、IBF、WBC)統一を果たしました。ドネア選手はかつて5階級を制覇し、レジェンドとも呼ばれるボクサーです。言ってみればバリバリの国際GIホースです。
 試合が開始され、ドネア選手の動きを見て解説者は「前回の時より足の運びがいい。相当仕上げてきましたね」と状態の良さを指摘しました。私は「これは好勝負になるな」と思いましたが、そうなりませんでした。井上選手の強さはとんでもなかったですね。1回にダウンを奪い、2回も猛攻でダウンさせると、レフェリーはカウントをとらずにあっさりと試合を止めました。大差勝ちとだと思いました。


 この試合のあと、井上選手はアメリカで最も権威のあるボクシング専門誌「ザ・リング」が選定するパウンド・フォー・パウンド(全階級での最強ランキング)で日本人初の1位を獲得しました。あまり世間で騒がれていませんが、これはスゴイことです。世界中のプロボクサーの中で一番強いと認められたわけです。日本人がノーベル賞を受賞した時のように称えられていいと思いますね。


 さて、春の東京開催は残り2週となって、今回はこの問題です。


 レース実況(A)はこちらから→聴く


 レース実況(B)はこちらから→聴く


 レース実況(C)はこちらから→聴く


 レース実況(D)はこちらから→聴く


 お聴きいただいた実況は、過去のユニコーンステークスです。これらの勝ち馬4頭の中で、後にJRAのダートのGIレースを制した馬をお答えください。3歳の春にこのレースを勝ち、後にダート王者、チャンピオンの座についた馬は?
 この4つのレースはもう20年以上も前のレースですから若い人にはピンとこないかもしれませんが、このクイズに毎週挑戦している方なら分かるかと思います。


 それでは前回・第279回の正解です。


 <正解> 【C】→【A】→【B】


 実況【A】は一昨年、2020年の第1回函館競馬初日第1レースです。6番人気メサテソーロが亀田温心騎手を乗せて勝ちました。
 【B】が昨年2021年の第1回函館競馬初日第1レースです。勝ったナムラリコリスは、続く函館2歳ステークスも勝ちましたね。そして【C】は3年前、2019年の第1回函館競馬初日第1レースで、約11ヶ月ぶりの出走となったアドマイヤデルタが勝ちました。


 この問題を出しておいて言うのもなんですが、重賞レースならともかくその年の最初のレースなんて覚えていないものですね。昨年は函館より先に札幌競馬が行われましたが、その第1回札幌競馬初日第1レースの勝ち馬を覚えていますか? 昨年6月12日に行われたオープニングレースの3歳未勝利を勝ったのはディーバサンライズです。調べたら私が実況していました。すっかり忘れていました。ハハハ...。

もう函館競馬が開幕かぁ。すぐに○○競馬だなぁ。夏だなぁ。 [聴く『競馬クイズ』]
2022.06/07 競馬中継スタッフ 記事URL

【第279回】


 今週から夏の北海道シリーズ、函館競馬が始まります。本当に月日が過ぎていくのは早いものです。この前東西の金杯で2022年がスタートしたと思ったら、日本ダービーが終わり、安田記念も先週行われて今年前半の東日本のGIレースが終了してしまいました。
 思い起こすと今年ここまでのGIレースはひとつも予想が当たりませんでした。いや、天皇賞(春)は当たりました。人気の2頭で決まりましたからねぇ。どうもスカッとしたことがなかった2022年前半でした。日本ダービーも勝負をかけたのですが、また"4着病"が発症してしまい...。


 いけませんね。愚痴ってばかりで申し訳ありません。これからの夏競馬に期待しつつ今回の問題をお送りします。


 レース実況【A】はこちらから→聴く


 レース実況【B】はこちらから→聴く


 レース実況【C】はこちらから→聴く


 お聴きいただいたのは過去の函館競馬のレース実況です。どれもその年の函館競馬の開幕レース、つまり第1回函館競馬1日目の第1レースです。この3つのレースを、古い順に並べてください。
 ひとつは昨年のレースです。1年前の函館のオープニングレースは覚えていますよね。あとふたつはどちらが先に行われたレースなのか考えればいいのです。えっ、考えて分かるものじゃないだろう、ですって? まあ、そうかもしれませんが、レース実況の【A】【B】【C】を古い順にしてみてください。


 いよいよ夏の北海道シリーズが開幕するので今回の問題を考えてみました。そして福島と小倉の開催まで1ヶ月足らず。2022年の夏競馬、アツい夏になって欲しいものです。


 それでは前回・第278回の正解です。

 <正解> ニッポーテイオー、タイキブリザード


 実況(A)は1988年の安田記念です。ニッポーテイオーは前年の安田記念、ゴール前でフレッシュボイスの強襲に屈し2着に敗れました。そして翌1988年は単勝1.5倍の圧倒的人気に応えて雪辱を果たしました。
 (B)は1997年のレースです。タイキブリザードは1995年の安田記念で3着となり、翌1996年はトロットサンダーにハナ差の2着となりました。そして3度目の出走で安田記念を制してGIタイトルを手にしたのでした。
 (C)は2007年の安田記念です。勝ったダイワメジャーは2005年に出走した際は8着、翌2006年は4着になり、3度目の出走でこのレースを制しました。

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