第16問:年度代表馬とグランプリホースの一騎打ちか、それとも...? [聴く『競馬クイズ』]
2017.04/25 競馬中継スタッフ 記事URL

【第16問】


 今週から春のGIシリーズが、5月28日の日本ダービーをクライマックスとして6週連続で行われます。思えば桜花賞は単勝8番人気の馬が勝ち、皐月賞を制したのは9番人気の馬で波乱となりましたが、はたして来月のオークス、ダービーは...?


 さて今回の問題も、前回に続いて武豊騎手についての問題です。今週は天皇賞(春)が行われます。キタサンブラックは天皇賞(春)を連覇するのでしょうか? キタサンブラックが連覇を達成すれば、武豊騎手は8度目の天皇賞(春)制覇ということになります。これまで武豊騎手が勝った天皇賞(春)の年と騎乗した馬は以下の通りです。


1989年 イナリワン
1990年 スーパークリーク
1991年 メジロマックイーン
1992年 メジロマックイーン
1999年 スペシャルウィーク
2006年 ディープインパクト
2016年 キタサンブラック


 スゴイですよね。デビュー3年目の1989年に初制覇してから4連覇しているわけで、天皇賞(秋)も5回も勝って『平成の盾男』と言われています。今年初戦の大阪杯を快勝したキタサンブラックは最有力と言っていい馬ですから、天皇賞(春)8度目の制覇の可能性は十分あるわけです。では、ここで問題です。まず、以下のレース実況をお聴きください。


 レース実況はこちらから→聴く


 お聴きいただいたレース実況は、過去に武豊騎手が勝った天皇賞(春)です。ズバリ、勝ち馬は? もちろんお聴きいただいた実況では勝ち馬は編集して削除してあります。どうぞもう一度お聴きになって勝ち馬以外の出走馬から判断して、勝った馬の名前をお答えください。


 それでは、ここで前回・第15問の正解を発表します。


<正解>スプリンターズステークス
 
 武豊騎手は、1990年にGIに昇格したスプリンターズステークスを1番人気バンブーメモリーで優勝しています。高松宮記念(当時は高松宮杯)がGIに昇格した1996年の勝ち馬はフラワーパーク(田原成貴騎手)。このレースでは武豊騎手は三冠馬ナリタブライアンに騎乗して4着でした。
 フェブラリーステークスがGIに昇格した1997年にレースを制した馬はシンコウウインディ、騎手は岡部幸雄騎手でした。この時は、武豊騎手はビコーペガサスに騎乗して4着でした。
 今年は大阪杯だけでなく、12月28日に中山競馬場で行われる、2歳馬によるホープフルステークスもGIに昇格します。まだかなり先の話ですが、はたして勝利騎手は?

 さぁ、今週の天皇賞から6月4日の安田記念まで、言ってみれば「GIラッシュ」です。新緑とともに毎週行われるGIレースを堪能しましょう!

第15問:新緑の季節。いよいよ春競馬はクライマックスへ! [聴く『競馬クイズ』]
2017.04/18 競馬中継スタッフ 記事URL

【第15問】


 皐月賞が終わって、舞台は東京と京都に移ります。来週の天皇賞(春)から安田記念まで6週連続でGIが行われ、これから春競馬がピークを迎えるわけです。
 その天皇賞(春)は、GIに格上げされた大阪杯を制した年度代表馬キタサンブラックと、そのキタサンブラックを有馬記念で差し切ったサトノダイヤモンドとの一騎打ちとなるのでしょうか。


 さて、大阪杯のように既存のレースがGIに昇格したケース、グレード制導入後にGIIからGIに昇格したレースは3つあります。スプリンターズステークス、フェブラリーステークス、そして高松宮記念です(NHKマイルカップはこのケースとはしません)。スプリンターズステークスは1990年にGIに昇格しました。高松宮記念は、当時高松宮杯という名称で1996年にGIに昇格し、フェブラリーステークスは翌1997年にGIレースに昇格しました。
 

 ここで問題です。キタサンブラックに騎乗した武豊騎手は、GIとなった大阪杯の最初の勝利騎手となったわけですが、同じようにGIに昇格した年にそのレースを勝ったことが過去に1回あります。そのレースとは?
 つまりスプリンターズステークスか、高松宮記念か、それともフェブラリーステークスでしょうか? 今回は三択問題です。簡単ですねぇ。そんな昔のレースは知らない、という方のためにヒントを用意しました。過去に武豊騎手が、GIに昇格した年にそのレースを制した時の実況です。


 レース実況はこちらから→聴く


 えっ、実況が10秒ぐらいで短すぎる、ですって?
 まぁ、とある事情によりあまり長くお聴かせすることが出来ません。実況に出てきた5頭で判断できるのではないでしょうか。三択ですからね。


 それでは、ここで前回・第14問の正解を発表します。


<正解>ゴールドシチー


 第47回皐月賞の9着までの成績は以下の通りです。


1着 サクラスターオー 57 東信二 2分01秒9
2着 ゴールドシチー 57 本田優 2馬身1/2
3着 マティリアル 57 岡部幸雄 アタマ
4着 モガミヤシマ 57 小島太 アタマ
5着 スーパーファントム 57 柴田政人 クビ
6着 バナレット 57 増沢末夫 ハナ
7着 メリーナイス 57 根本康広 クビ
8着 カイラスアモン 57 竹原啓二 ハナ
9着 ユーワジェームス 57 安田富男 アタマ
9着 トチノルーラー 57 蛯沢誠治 (同着)


 2着のゴールドシチーからは、アタマ、アタマ、クビ、ハナ、クビ、ハナ、アタマ、そして同着だったのです。GIであれほど横に広がってゴールに入ったシーンは、この皐月賞の後も見たことがありません。その中で2着となったゴールドシチーはこのレースでは11番人気でした。


 ゴールドシチーは2歳時、1986年の阪神3歳ステークス(当時)を制したGIホースでした。1987年初戦のスプリングステークスは6着となり、本番の皐月賞では評価が低くあまり人気がありませんでした。
 また、関西から出走した唯一の関西馬だったのです。GIレースに関西馬が1頭しか出ないというのは今では考えられませんが、昔は「東高西低」で、出走してくる関西馬が少ないケースはけっこうあったのです。


 GIホースとしての意地を見せたゴールドシチーは、その後のダービーでは4着となり、菊花賞ではまたしてもサクラスターオーの2着となりました。三冠レースで2着、4着、2着と好走したゴールドシチーでしたが、その後は1989年の宝塚記念を最後に引退するまで勝利を手にすることはありませんでした。


 さぁ、桜の木も葉桜となり、これから新緑の季節を迎えます。東京や京都の芝コースもきっと色鮮やかなことでしょう。気温も上がって競馬を見るには絶好の陽気となります。家にいて『radiko.jp』で中継を聴いて楽しむのもいいとは思いますが、新緑を楽しむためにも競馬場に行きましょう。競馬場でも競馬中継はスマホで聴けますからね。

第14問:関西馬がたった1頭しか出なかった皐月賞を覚えていますか? [聴く『競馬クイズ』]
2017.04/11 競馬中継スタッフ 記事URL

【第14問】


 先週の桜花賞はいかがでしたか? さぁ、今週は『三冠』の第一戦、皐月賞です。
 実績のあるブレスジャーニーが回避し、去年の2歳王者はスプリングステークスで今ひとつのレースで、3戦3勝のレイデオロはトライアルを使わずぶっつけになり、どうも今年の皐月賞は例年になく大混戦、という声も聞こえてきます。はたして結果はどうなるでしょうか?


 今回の問題はちょうど30年前のレースから出題します。30年前、1987年4月19日に行われた第47回皐月賞です。出走馬は20頭で、人気上位5頭は以下の通りでした。


1番人気 マティリアル 57 岡部幸雄
2番人気 サクラスターオー 57 東信二
3番人気 マイネルダビテ 57 田原成貴
4番人気 バナレット 57 増沢末夫
5番人気 ホクトヘリオス 57 河内洋


 それでは、レースの実況をお聴きください。


 レース実況はこちらから→聴く


 この皐月賞を制したのはサクラスターオーでした。4コーナーでは外を回って追い上げて、直線では完全に抜け出すという完勝でした。ただ1頭だけ突き抜けてゴールに進む姿は格好良かったですねぇ。レース後に故障してダービーには出られませんでしたが、ぶっつけで臨んだ菊花賞を制し2冠を手にした時は驚いたものです。
 そして次の有馬記念では1番人気になりながらレース中に故障し、若くして世を去った名馬でした。


 ここで問題です。レース実況にもありましたが、このレースは勝ったサクラスターオーの後9頭ぐらいの馬が横に広がって大接戦となったのでした。この時2着となった馬の名前をお答えください。2着以下が大接戦となった有名な皐月賞ですから、ご存知の方もけっこういらっしゃるのでは、と思います。


 それでは、ここで前回の第13問の正解を発表します。


<正解>メジロラモーヌ


 4頭の桜花賞での着差は以下の通りです。


メジロラモーヌ 1馬身3/4(2着マヤノジョウオ)
スティルインラブ 1馬身1/2(2着シーイズトウショウ)
アパパネ 1/2馬身(2着オウケンサクラ)
ジェンティルドンナ 1/2馬身(2着ヴィルシーナ)


 まぁ、これは難しかったと思います。ですから、今回の第14問は少し簡単な問題にしたつもりなのですが...。さて、先週の桜花賞を制したあの馬は、どうでしょう? 5頭目の『牝馬三冠』を成し遂げる馬となるのか、期待したいものです。
 

 さぁ、皐月賞です。桜花賞に出ることなく皐月賞に向かった牝馬が注目を集めています。勝てば牝馬の皐月賞制覇は69年ぶりになるということですが、はたして歴史的レースとなるのか? 何があっても見逃せません!

第13問:桜が咲いて、ああ、いよいよですねぇ。 [聴く『競馬クイズ』]
2017.04/04 競馬中継スタッフ 記事URL

【第13問】


 いよいよ今年の3歳クラシックレースが幕を開けます。桜花賞です。今回は桜花賞に関連した問題です。まず、以下の4つの桜花賞のレース実況をお聴きください。


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 「この4つの桜花賞の勝ち馬に共通することは?」なんて簡単な問題ではありませんよ。お分かりだと思いますが、この4頭の桜花賞馬は、後に『牝馬三冠』を達成する馬たちです


 最初のメジロラモーヌは、1986年の桜花賞の勝ち馬で、その後優駿牝馬(オークス)とエリザベス女王杯(当時はまだ秋華賞はありませんでした)も制して初めて『牝馬三冠』を達成しました。
 2つ目のスティルインラブは、2003年に桜花賞を制して、その年の優駿牝馬(オークス)、秋華賞も制して久々に『牝馬三冠』を達成した馬です。
 3つ目の実況に出てきたアパパネは、2010年に桜花賞を勝ち、1着同着ながら優駿牝馬(オークス)を制して、秋華賞も勝ちました。
 最後のジェンティルドンナはスゴイ馬でしたね。2012年に桜花賞、優駿牝馬(オークス)、秋華賞も勝って『牝馬三冠』を達成したうえに、その年3歳牝馬の身でジャパンカップまでも制しました。


 それでは、問題です。
 この4頭のうち、桜花賞で2着馬に最も大きな差をつけて勝った馬はどの馬でしょうか
 「そんな、着差なんか覚えているわけないだろう!」という声が聞こえてきそうですが、どうぞ4つのレース実況を聴いてゴールの瞬間を思い出して下さい。


 それでは、ここで前回・第12問の正解を発表します。


<正解>B:7連勝 (トウカイテイオーはデビュー戦から大阪杯まで7連勝しました)


(1990年)
中京 3歳新馬 1着
京都 シクラメンS 1着
(1991年)
京都 若駒S 1着
中山 若葉S 1着
中山 皐月賞 1着
東京 東京優駿 1着
(1992年)
阪神 大阪杯 1着


 ちなみに、トウカイテイオーの父であるシンボリルドルフは、デビュー戦から8連勝して無敗で三冠馬となり、9戦目のジャパンカップで初めて敗れました。お父さんの連勝は息子より1つ多かったのですが、それでも7連勝というのは大変なことですよね。
 トウカイテイオーは、その姿から気品が感じられ、初めて「この馬、カッコイイなぁ!」と思った馬でした。強くてカッコイイ馬が勝ちまくる姿をまた見たいものです。


 さぁ、今週の桜花賞では無敗の桜花賞馬が誕生するのでしょうか? 桜の下を駆け抜ける3歳牝馬の走りを見て、春を実感しましょう!

第12問:強いもの同士の、『世紀の対決』が見たい! [聴く『競馬クイズ』]
2017.03/28 競馬中継スタッフ 記事URL

【第12問】


 先週はドバイのレースに高松宮記念とビッグレースが行われましたが、皆さん、いかがでしたか? 今週は大阪杯です。今回は、今年からGIに格上げされた大阪杯から出題します。


 天皇賞(春)やその後の宝塚記念へのステップレースとして行われ、このレースの勝ち馬としてオルフェーヴルやネオユニヴァース、エアグルーヴなど名馬が名を連ねています。しかし、大阪杯といえば、やはり25年前のレースです。あのレースが四半世紀たった今でも強く印象に残っています。あれは衝撃的でした。今回はまずレース実況を聴いていただきます。

 
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 1992年4月5日に行われた第36回大阪杯は、無敗で皐月賞とダービーの二冠を制し、その後骨折が判明して長く休養していたトウカイテイオーの復帰戦ということで注目を集めました。そして、このレースで初めてコンビを組んだ岡部幸雄騎手は追い切りのため栗東トレーニングセンターに駆けつけ、調教の後感触を報道陣に聞かれてこう言ったのでした。


『一杯になるという感じがなく、地の果てまでも走れそう』


 レース実況にあったように、岡部騎手が殆ど追う事も無く圧勝したトウカイテイオーは、別路線の阪神大賞典から始動した前年の覇者であるメジロマックイーンと天皇賞(春)で激突するのでした。


 無敗のトウカイテイオーか、それともメジロマックイーンの連覇かと騒がれ、4月26日に行われた第105回天皇賞(春)は、もの凄い盛り上がりを見せました。
 あれは前日の25日(土)の夕方6時のニュース番組でした。普段は競馬を取り上げることがないその番組が、このレースを『世紀の対決』として紹介し、前売りオッズを画面に出していたことを驚きとともに覚えています。


 そして、当日。レースとなって枠入りが始まり、トウカイテイオーがゲートに入る際、岡部騎手が「さぁ、いくぞ!」とばかりにトウカイテイオーの腰のあたりをパーンと叩いた姿がターフビジョンに映されました。心底「カッコイイ~!」と思いました。結果としてメジロマックイーンが連覇を果たし、トウカイテイオーは5着に終わるのですが、結果はいいのです。スターホースの対決が実現し、ファンの目を釘付けにする。そのようなレースを今年も見たいと思いますね。


 今週の大阪杯を制した馬が無事に天皇賞(春)に出走して、阪神大賞典を快勝したサトノダイヤモンドや先週の日経賞組と対決して盛り上がることを今から願っています。


 それでは問題です。簡単です。トウカイテイオーは大阪杯を制してデビューからの連勝をいくつとしたでしょう? えっ、25年も前のことなんか分からない、ですって? それでは三択にしましょう。


A:6連勝
B:7連勝
C:8連勝


 それでは、ここで前回・第11問の正解を発表します。


<正解>ハイセイコー


 当時4歳のハイセイコーは、2着のアイテイエタンに1馬身4分の3差をつけて優勝。一方、3歳の身で古馬を負かしたオグリキャップが2着ランドヒリュウにつけた着差は1馬身4分の1でした。ちなみにこの時ランドヒリュウに騎乗していたのは、後にコンビを組んで大活躍する南井克巳騎手でした。


 さぁ、大阪杯が終わればいよいよ3歳クラシック本番です。これからワクワクする週末が続きますね。

第11問:あの2頭は、ともにこのレースを勝っていたんですね。 [聴く『競馬クイズ』]
2017.03/21 競馬中継スタッフ 記事URL

【第11問】


 今週は春のベストスプリンター決定戦、GI高松宮記念が行われます。ご存知のようにこのレースは1971年に第1回が行われ、レースの名称は「高松宮杯」でした。当時は距離2000メートル、夏の中京開催を飾るレースとして行われていました。
 1984年にグレード制が導入された際にGIIに格付けされ、1996年の短距離競走体系の新たな改善に伴い、距離が1200メートルとなり、GIレースに格上げされました。そして1998年からレース名が「高松宮記念」となり、2000年からは3月の中京開催で行われるようになりました。


 このレースの歴代の勝ち馬として、ハイセイコーとオグリキャップがその名を連ねています。ともに地方競馬から中央競馬に移籍して絶大な人気を誇った2頭。ハイセイコーは1974年の勝ち馬で、オグリキャップは1988年にこのレースを制しています。単勝オッズも同じで、ともに1.2倍という圧倒的人気に応えて優勝しています。


 それでは問題です。
 ハイセイコーとオグリキャップ、高松宮杯での2着馬との着差が大きいのはどちらでしょう?
 これは難しい問題ですね~。ヒントとして2つのレースの実況を用意しました。お聴きください。


 レース実況はこちらから→聴く


 レース実況はこちらから→聴く


 「実況を聴いてもわかんないよ~!」という声が聞こえてきそうですが、そこは実況でのアナウンサーのトーンなどから判断していただきたいと思います。


 元祖『怪物』と『芦毛の怪物』。ともにアイドルホースとして多くのファンの人気を集めましたが、2頭がともに勝った重賞レースはこの高松宮杯だけです。


 それでは、ここで前回・第10問の正解を発表します。


<正解>馬名:タケホープ 着順:B(7着)


 「後にダービーと菊花賞を制し、ハイセイコーのライバルと言われた馬」というところで簡単にタケホープだとわかったはずです。しかし、何着だったかは難しかったと思います。ハイセイコーとの初対戦では、タケホープは7馬身以上の差をつけられて7着に敗れました。その後皐月賞にも出走できなかったタケホープが、ハイセイコーを負かしてダービー馬になると、その時どれほどの人が思っていたでしょう。


 さぁ、皐月賞のトライアルが終わり、今年の3歳クラシック戦線もかなり絞られてきたようです。しかし、タケホープのような馬がいないとは言い切れません。今年のダービー、第84回東京優駿まで、もうあと2ヶ月あまりです。

第10問:44年前の春、『怪物』がいた。 [聴く『競馬クイズ』]
2017.03/14 競馬中継スタッフ 記事URL

【第10問】


 19日日曜日に、選抜高等学校野球大会(春のセンバツ)が開幕します。そして中山競馬場ではスプリングステークスが行われます。「春はセンバツから」という言葉もあり、いよいよ春です。


 さて、今から44年前の1973年(昭和48年)3月、『怪物』と呼ばれた馬と高校生がいました。その馬の名はハイセイコー。そして高校生は栃木・作新学院のエース、江川卓投手でした。


 ハイセイコーは、地方競馬で6戦6勝の成績を残して中央競馬へ移籍し、三冠第1戦の皐月賞を勝つとその人気は競馬の枠を超え、競馬に興味のない人々にまで人気が浸透していった元祖アイドルホースです。


 ハイセイコーの中央競馬デビューは弥生賞でした。その日、1973年3月4日の中山競馬場は12万人を超すファンが集まり、ファンの一部が観客席とコースとを仕切る金網を乗り越えてコース内に入りこむ騒ぎが起こったことは語り草になっています。その中でハイセイコーは単勝1.1倍という圧倒的1番人気となって勝ち、その後のスプリングステークス、そして皐月賞も制したのでした。


 江川卓投手は、1972年(昭和47年)の秋の栃木県大会と関東大会を無失点(なんと7試合で53回を投げて、失点0で自責点も0。だから防御率は0.00!)で優勝して、翌年の春、第45回選抜高等学校野球大会に出場したのでした。


 甲子園デビューとなった1回戦の相手は大阪の北陽高校でした。参加校の中でチーム打率がトップという優勝候補が相手でしたが、江川投手は球速が160キロ近くあったとも言われる剛速球と切れ味鋭いカーブ(作新学院の試合で主審を務めた人が「速球よりカープの曲がり具合がすごかったことが印象に残っている」と言っていた記事を読んだことがあります)で、北陽から19もの三振を奪って完封勝ちしました。
 続く2回戦では7回を投げて1安打無失点(10奪三振)に抑えて勝ち、その次の準々決勝ではさらに快投を見せます。1安打完封勝ちだったのですが、その時奪った三振の数はなんと20! 27のアウトのうち20が三振ですからスゴイことです。しかし、準決勝では広島商業に2対1で敗れ、ベスト4で選抜を終えました。


 選抜での超高校級のピッチングで『怪物・江川卓』の名は全国にとどろき、夏の栃木県大会は他校を寄せ付けずに優勝して夏の甲子園、第55回全国高等学校野球選手権大会に作新学院は出場しました。


 しかし、1回戦を延長15回の末に勝ったものの、続く2回戦では千葉の銚子商業と対戦し、雨の降る中、延長12回裏の満塁の場面で江川投手自らがサヨナラ押し出しをしてしまい、『怪物』は2回戦で甲子園から姿を消したのでした。


 江川卓投手は、春と夏の2度の甲子園で、投球回数が59回1/3、奪った三振が92。自責点は3で防御率が0.46という素晴らしい記録を残しました。驚くことに自身の高校時代を振り返るテレビ番組で、「ランナーが2塁に進まないと本気で投げなかった」とご本人が言ってました。つまり全力投球をしなくてもあれだけの三振を奪っていたのです。


 一方、ハイセイコーは皐月賞を制して1冠を手にするとNHK杯に出走して勝ち、ついに無敗で日本ダービーに向かいました。そして、単勝66.6%(これはディープインパクトが現れるまでダービーの単勝支持率の最高記録でした)という圧倒的1番人気となりながらも3着に敗れます。ダービー馬にはなれなかったのです。


 この年、1973年に最も話題を集めた馬と高校球児、『怪物』と呼ばれたハイセイコーと江川卓投手は、奇しくもともに同世代の頂点に立つことが出来ませんでした。しかし、その走りで、そのピッチングで、ファンを熱狂させたことは事実であり、人々の記憶から消えることはありません。


 今回は前置きが長くなりました。では、ここで問題です。まずハイセイコーの中央デビュー戦となった1973年の弥生賞のレース実況をお聴きください。


レース実況はこちらから→聴く


 このレースには後にダービーと菊花賞を制し、ハイセイコーのライバルと言われた馬が出走していました。その馬の名前と着順をお答えください。名前は分かると思いますが、さすがに着順は難しいので3択にしました。なお、出走馬は10頭でした。


A:5着
B:7着
C:9着


 それでは、ここで前回の第9問の正解を発表します。


<正解>9頭


 どうでしたか?馬名を見て、パッと勝負服が目に浮かんだ方なら正解されたと思います。『(有)サンデーレーシング』所有の馬は以下の9頭です。


オルフェーヴル、ブエナビスタ、ヴァーミリアン、ディープブリランテ、フェノーメノ、レーヴディソール、アンライバルド、ドゥラメンテ、ドリームジャーニー


 ブルーメンブラット、ハットトリック、シーザリオ、アロンダイト、リオンディーズは『(有)キャロットファーム』。また、ベルシャザール、タイムパラドックス、イスラボニータ、ハーツクライ、ダイナガリバー、ネオユニヴァースは、『(有)社台レースホース』ですね。


 最後に「おまけ」のクイズの正解です。


<正解> 
レース名:ジャパンカップ(2012年・第32回)
3着馬:ルーラーシップ(クレイグ・ウィリアムズ騎手)


 ジャパンカップで「ワン・ツー・スリー」を決めてしまうなんてスゴイことですよね。しかし、レースを実況するアナウンサーにとっては、同じ勝負服の馬がゴール前で並んでくるのはあまり歓迎できないことなのですがね。

第9問:あの馬も『黒、赤十字襷、袖黄縦縞』でしたねぇ。 [聴く『競馬クイズ』]
2017.03/07 競馬中継スタッフ 記事URL

【第9問】


 今回の問題は第3問と似た問題です。第3問では、20頭の「ユニークな馬名」から出題しましたが、今回は20頭のGIホースの中から選んでお答えいただきます。


 以下の20頭は、「クラブ法人」馬主所有の競走馬で、GIホースとなった馬です。この20頭のうち、『(有)サンデーレーシング』所有の馬は何頭でしょうか? 馬主が有限会社サンデーケーシングの馬を数えてください。ノーヒントです。ズバリ頭数をお答えください。


オルフェーヴル、ブルーメンブラット、ベルシャザール、ブエナビスタ、イスラボニータ
ヴァーミリアン、ディープブリランテ、タイムパラドックス、ハットトリック、フェノーメノ
シーザリオ、アロンダイト、ネオユニヴァース、レーヴディソール、ダイナガリバー
アンライバルド、ドゥラメンテ、ドリームジャーニー、リオンディーズ、ハーツクライ


 どうでしょう? 毎回このサイトのクイズに挑戦している方なら簡単にお分かりでしょうね。『黒、赤十字襷、袖黄縦縞』の勝負服の馬は、ホント毎年のようにGIを制覇しますよね。


 さて、このままでは『聴く競馬クイズ』になりませんので、ここで「おまけ」としてクイズを出しましょう。以下のレース実況は、1着・2着・3着の3頭がともに有限会社サンデーレーシングの馬だったGIレースです。レース実況を聴いて、レース名とこの時に3着になった馬の名前をお答えください。「おまけ」なので簡単な問題にしておきました。


レース実況はこちらから→聴く


 それでは、ここで前回の第8問の正解を発表します。


<正解>浜中俊


 浜中俊騎手は、10年前の2007年3月3日に中京競馬場のレースでデビューし、4月7日に福島競馬場の第7レース(4歳以上500万円以下・ダート2400m)で、トシツカサオー(10頭立ての4番人気)に騎乗して初勝利を挙げました。その年は20勝、同期の藤岡康太騎手が24勝したので新人最多勝とはなりませんでした。


 しかし、2年目の翌2008年には73勝と勝ち星を一気に伸ばし、今や通算勝利数が800を超えてGIも8勝しているトップジョッキーとなりました。これまでの勝利騎手インタビューで何度も声を聴いている方は、簡単に分かったのではないでしょうか。
 ところで余談ですが、数多くいる騎手の中で、浜中騎手はトップ3に入るかなりのイケメンだと思うのですが、どうでしょう? えっ、あとの2人は誰と誰か、ですって? ええと、それはですねぇ...。

第8問:新人騎手がデビュー! 誰が最初に初勝利をあげるのか!? [聴く『競馬クイズ』]
2017.02/28 競馬中継スタッフ 記事URL

【第8問】


 さぁ、3月です。今週は桜花賞と皐月賞のトライアルが行われます。いよいよ春本番が近づいてきました。そして、3月は新人騎手がデビューします。今年は関東が3人、関西では2人の計5人がデビューします。


 昨年は藤田菜七子騎手がデビューして、「菜七子フィーバー」で大いに盛り上がったものでした。先に地方競馬で初勝利をあげた藤田騎手でしたが、いつJRA初勝利となるのかと、藤田騎手が騎乗する競馬場にはマスコミが殺到し、4月10日に福島競馬場で初勝利をあげた時はスゴイ数の報道関係者だったことを覚えています。(七夕賞の時でもあれほどの記者は集まりません)


 新人騎手が初勝利をあげるとインタビューが行われます。最近の新人騎手はマイクを向けても物怖じせず、堂々と話すので感心します。そして、そのインタビューをラジオNIKKEIのアナウンサーが担当していることは、ご存知の方も多いかと思います。


 それでは、ここで問題です。今回はインタビューをお聴きいただきます。以下のインタビューは、ある騎手が初勝利をあげた時のインタビューです。小塚歩アナウンサーが質問したのですが、新人らしく初々しさが感じられるインタビューです。さて、このインタビューに答えている騎手は誰でしょう? ズバリお答えください。


インタビューはこちらから→聴く


 声を聴いてお分かりになりますかね? 声だけでは誰なのか判断できないという方のためにヒントを差し上げましょう。


<ヒント1>デビューした年は20勝しましたが、同期で24勝した騎手がいたため、新人の最多勝ではありませんでした。
<ヒント2>お聴きいただいてお分かりかと思いますが、福島競馬場で初勝利をあげています。しかし、この騎手は、今は福島競馬場で騎乗することがほとんどないですねぇ。
 

 う~ん、ちょっとヒントを出し過ぎてしまったかもしれません。もう誰か分かりますよね!


 それでは、ここで前回の第7問の正解を発表します。


<正解>サイレンススズカ


 前回の第7問のレースは、1998年の第72回中山記念です。サイレンススズカは逃げて、2着となったローゼンカバリーに1馬身4分の3の差をつけて勝ちましたが、この時がサイレンススズカの初重賞制覇でした。その後の素晴らしい活躍ぶりは、ここに書くまでもありませんね。


 さて、今年の新人騎手の中で誰が一番早く初勝利をあげるでしょうか? その初勝利の舞台は中山か阪神か? それとも小倉か中京でしょうか? 新人騎手に声援を送りつつ、クラシック本番を目指す3歳馬の戦いに注目です。あ、オーシャンステークスもありますね。こちらも高松宮記念に向けて見逃せないレース。どのレースも注目ですね!

第7問:去年はドゥラメンテが勝ったんでしたねぇ。 [聴く『競馬クイズ』]
2017.02/21 競馬中継スタッフ 記事URL

【第7問】


 今週から東西ともに舞台は変わって、中山開催と阪神開催となります。中山の開幕週のメインレースは中山記念です。今年で91回目。よく「伝統の中山記念」と言われる中山記念は、第1回が1936年。ご存知の方も多いかと思いますが、1951年までは年に2回行われていました。しかし、1944年から3年間は行われていません。戦争のためですね。


 今回は中山記念のレース実況を聴いて、そのレースの勝ち馬をズバリお答えいただくクイズです。それでは実況をお聴きください。


 レース実況はこちらから→聴く


 えっ、「これで分かるわけねーだろ!」ですって? ハハ、そうですよねぇ。イントロを聴いて曲名を当てる「イントロクイズ」に例えるなら、これはスーパーウルトライントロクイズですね。一度やってみたかったのです。スミマセン、今のはシャレです。どうぞご勘弁を。では、改めて次の実況をお聴きください。「勝ち馬抜きレース実況」です。


 レース実況はこちらから→聴く


 これなら分かりますでしょう。わざわざクイズとして取り上げるのですから、まぁ、よく知られたレースですよ。えっ、まだ短すぎて分からない? う~ん、それでは仕方ありません。3度目はもう少し長いレース実況をお送りしましょう。これでお分かりになるでしょう!


 レース実況はこちらから→聴く


 この時の中山記念は頭数が少なく、わずか9頭でした。ですから、勝ち馬を除いた8頭の出走馬を聴いたら分かると思います。また、勝った馬は終始○げていましたからねぇ。


 それでは、ここで前回の第6問の正解を発表します。


<正解>メイセイオペラ


 これはけっこう知られていることで、ヒントの実況を聴かなくても分かったという方もいらっしゃるでしょう。レースは1999年第16回フェブラリーステークスで、2月ではなく1月31日に行われたのでした。そしてこのレースを勝ち馬は、あの水沢のメイセイオペラでした。


 この時のフェブラリーステークスは、実況を聴いていただいてお分かりになったと思いますが、桜花賞馬キョウエイマーチをはじめ、ワシントンカラー、ビッグサンデーなどのGIの常連やダート路線の猛者が出走しました。その中で2番人気に推されたメイセイオペラは、2着のエムアイブランに2馬身の差をつけて歴史的勝利を挙げました。


 地方競馬所属馬が中央のGIを制したのはこれが史上初めてのことで、あれから18年たってもこのメイセイオペラだけです。あの日、岩手から大挙してやってきた人達は快挙に熱狂し、メイセイオペラと菅原勲騎手に『イサオコール』を浴びせたものでした。


 この歴史的レースの実況を担当したのは「踏み切ってジャンプー!」の山本直也アナウンサーです。彼のこの実況は残ります。今後10年、20年たっても事あるごとに使われることでしょう。


 さて、4月2日にはGIレースとなった大阪杯が行われます。その大阪杯へ向けてのステップレースとして、来月の中京の金鯱賞とともに中山記念は見逃せないレースとなったと言えるでしょう。今年の勝ち馬は、今年どんな活躍をするのでしょう。そして中山記念が終わると、もう3月です。春はすぐそこですね。

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