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競馬が好きだ!

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こんばんは、大関です。先週は久々にキャリーバッグを部屋の奥から引っ張り出しました。

JRAで無観客競馬が始まった最初の週末に名古屋(中京)に行って以来、約3か月半ぶりに出張する週末。3月にドバイに行く「はず」ではあったんですが。こんなに出張に行かないのは支社にいた頃には当たり前だったけど、東京に戻ってきてから初めてかも?というくらいでした。

土日の夕方、梅田、大阪駅を歩いているとそれなりに人がいたので、無観客の競馬場とのギャップを感じたのも確かです。緊急事態宣言が出たての頃の関東などは競馬場も静か、会社に行く途中の駅も電車も静か...という光景を当たり前のように見ていたので。


久々に阪神で実況しましたが、色々なことを思い出すものですね。振り返ってみれば第2の中継に武者修行という名の毎週末の出張生活が始まったのが、入社2年目(当時24歳)のこの夏の阪神開催でして。



もう12年も前の話ですが、セイウンワンダーとツルマルジャパンが人気を集めていた新馬戦の連勝式のオッズを緊張しながら読んでいた記憶が蘇ってきました。あと、全レース終了後に今日の結果を振り返るコーナーを作ってもらって、そこの担当を任されたという事もありました。当時は生中継で喋るというのがプレッシャーでしかなくて、日曜夜、帰りの新幹線でぐったりして気が付いたら品川だったなんてことも当たり前でした。

そんな自分もこうして干支が一回りしたら、あの当時では想像もつかなかった仕事をさせて頂くようになり、帰りの新幹線の中ではあーこの一杯を飲めるのが至福の時だ、とほっと一息ついて500mlの缶ビールを飲めるようになっている訳ですから不思議なものです。場内実況デビューしたのも阪神でしたし、支社勤務の頃には武豊騎手がJRA重賞300勝を達成したシリウスステークスや、大阪支社勤務が終わる最後の週末にアンビシャスが勝った産経大阪杯には実況で立ち会えました。GIはダノンプレミアムが勝った朝日杯フューチュリティステークス。自分にとってやはり「原点」は「西」であり、「西の現場に脈々と受け継がれてきた、先人の功績と歴史の重み」を知る先輩に厳しく鍛えられたからこそ今がある―と自負する人間としては、阪神競馬場の放送席は右も左も分からぬ自分を育ててくれた「ゆりかご」であり、まさに「帰ってきた」という感覚になれる場所なのです。



(2017年、朝日杯FSの塗り絵。ああ、ケイアイノーテックが最後の直線で...)

不要不急の外出が憚られるいま、こうして仕事で遠出して、競馬場で仕事ができて、気持ちまで洗って貰える機会があるとは何とありがたい事か。さて、今週末は東京、来週は函館。「西に鍛えられた」事のありがたみを噛みしめて、またしばらく東で頑張る事にしましょう。

さて本題。今日の「競馬が好きだ!」は地方競馬の話題を中心に。ダービーシリーズの振り返りや、今後に控えるダートグレード競走の話題を中心にお送りします。お楽しみに!

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