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競馬が好きだ!

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こんばんは、大関です。

先週はこの夏、1度だけの福島でした。夏らしからぬ涼しさで、ああジャケットを持ってくるんだったと寒がり同士、中野アナとぼやいていても後の祭りでしたが...。

七夕賞はミッキースワロー。2年ぶりにコンビ復活となったデビュー4年目の菊沢一樹騎手が、早め先頭の強気の競馬で押し切って自身初の重賞勝利。たまたまワタクシ大関が勝利ジョッキーインタビューを仰せつかっていたのですが、ミッキースワローが先頭でゴールを駆け抜けた瞬間には、色々な巡り合わせを思い出したのです。

それは2年前、ミッキースワローが3歳だった時のこの夏の福島、現2勝クラスのいわき特別。前走の京都新聞杯で5着に終わり、春のクラシックにあと一歩のところで乗れなかったミッキースワローが1番人気で出走。勝てば菊花賞出走にかなり近づくという一戦を実況していたのがワタクシ大関だったのです。

ほぼ最後方から大外猛追したミッキースワローでしたが、わずかに届かず3着。実はこの時、最後にゴール前で猛追するミッキースワローを言えず、「ゴールイン!」と言った後にミッキースワローをフォローする、という完全に「失敗」としか言えない実況になってしまっていたのです。

以来、GI路線に乗ったミッキースワローを実況することはなく、菊沢騎手も長くこの馬とのコンビが復活することはありませんでした。そして今回、久々にめぐってきたコンビで、トップハンデを背負いながらのあの強気の競馬。馬の強さを信じ、そして脚を余すようなレースはしない、という強い意志のようなものが、あの4コーナーの仕掛けに実況のバックアップをしながら見ていて感じられたのです。

インタビューはそれはほっこりさせて貰えるもので、「福島の直線がこんなに長く感じたのは初めて」という言葉には安堵感、いや、色々なものがないまぜになったように聞こえました。この2年、ジョッキーは大きく飛躍し、また今後に向けて飛躍する足掛かりを掴んだということでしょう。そんな瞬間に、喜びの声を隣で聞くことができて、ああ仕事が出来たと思う訳です。まだまだ夏はこれから、今週末は長い北海道出張が待っています。この1年お前何をやってたんだよ、というお叱りを受けないように、気合を入れ直して、北へ向かってこようと思います。

さて本題。今日の「競馬が好きだ!」は、地方、中央を通じた3歳世代のダート日本一決定戦=ジャパンダートダービーの話題を中心にお送りします。お楽しみに!


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