時として好天も目には。
2018/01/30(火) 18:30

 こんばんは、大関です。

 先週は開幕週の東京で実況でした。ほぼ2か月ぶりの東京競馬場でしたが、久々に来てみるとやっぱり広く感じられるもの。そして、実況する上でもいつも以上に気を揉む開幕週でした。

 そうさせたのは「雪」の存在。週明けから関東は寒波が襲来、降ってきた雪が障害コースや内馬場に結構残っていて、銀世界の外側に除雪されたダートと芝コースがあるような状態になっていました。この雪が晴れていると、さながら白い反射板のように太陽光を反射して眩しく見えるのです。こうなると薄めの色(黄色や水色、桃色あたりかな?)が、双眼鏡でもかなり見辛くなります。たまたまそんな服の馬が固まった馬群の外を走っていたりすると、道中で追っていく時に見逃してしまっていた、他の馬と混ざってしまっていたという事もあります。なので、慎重に馬を見極めて実況していたのですが...。

 とは言っても、あの大雪がもう1日くらい前にずれていたらどうなったか。東京競馬場でも22日に雪が降り、積雪は30センチに達していたそうです。そんな中、人海戦術でコースの除雪をされていたという作業員の皆様にはただただ感謝ですね。無事に競馬が行われてくれた事に、とにかく感謝したい、そう感じた先週でした。


(土曜日朝の東京競馬場。芝、ダートコースの他は好天で眩しく感じるような雪が)


 そんな先週も胸熱くなるレースが多かったのですが、個人的には日曜9レース、セントポーリア賞でJRA勢を突き放して勝ったホッカイドウ競馬のハッピーグリンが実況していて、特に印象的でした。血統的にも評判になっていたような中央馬を経験豊富なハッピーグリンが上がり3ハロン33秒台の脚で突き放す、というのは、今後も順調に行ければ...と感じるものでした。地方競馬好きの一人としては、あの馬が皐月賞やダービーのパドックを周回するところを見てみたいな、という願望も持っています。

 さて、今日の競馬が好きだは地方競馬の話題から。今回は、明日に控えた今年の日本競馬最初のGI(JpnI)競走、川崎記念の話題を中心にお送りします。お楽しみに!!


半年ぶりに見る光景。
2018/01/23(火) 18:30

 こんばんは。大関です。

 先週は中京競馬場へ出張でした。去年夏以来半年ぶりの中京実況でしたが、中京の実況の難しさを思い知る2日間でした。

 中京の難しさは「坂」にあります。2012年の新コースグランドオープン後、直線が長くなって400m少々になり、途中に坂が作られました。基本、実況アナは最後の直線では、馬の伸びてくる勢いを見極めて実況しています。

 同じ坂があっても、中山くらいの小回りコースだと、坂を勢いよく上ってきた馬が坂を上り切ってからも押し切れるというケースも多いですが、中京だと坂を上り切ってからもう200mくらいあるのが違いです。こうなると、その200mで坂を上った時の勢いが鈍り、そのさらに後方にいた馬が脚をタメて最後の最後で伸びてくる、というケースが多くなります。そこにアジャスト出来ず「あれ、あの馬相当後ろに坂のあたりでいたよな」という馬をゴール前で言えなかった、というケースがこの土日も何度もありました。

 これがどうしたらもっとアジャストできるか?は永遠の課題ですが、自分の中で仮説を立てつつ、それを実証していく作業を繰り返すしかありません。なるべく多くの馬の名前を言うことで抜けを防げるのかもしれませんし、脚色をもっとじっくりと吟味することで防げるのかもしれません。次に中京で実況するのは早くて1か月以上先ですが、それまでに他の競馬場である程度手ごたえを掴んで、また中京に乗り込まなくては、と気持ち新たになる週末でした。

(´-`).。oO(余計な事を重賞だからってあれこれ言おうとすると、ワタクシの場合ろくなことが無いとも分かりましたから)

↓ゴール前、実況席から見た中京のコース

 

遅ればせながら。
2018/01/16(火) 18:30

 こんばんは、大関です。このブログの更新が失礼ながら暫く滞っておりましたが、また今年も週1回くらい(基本火曜日)、気ままに思ったことを書いて行ければと思っています。どうぞ、皆様宜しくお願いいたします。

 さて、もう先週の事ですが、2017年度のJRA賞受賞馬が発表されました。年度代表馬には2017年に大阪杯、春秋の天皇賞、引退戦の有馬記念、GI年間4勝、という輝かしい実績を挙げたキタサンブラックが、文句なしの得票(287/290票)で2年連続の代表に決定しています。

 個人的に注目したのが、最優秀2歳牡馬と最優秀短距離馬。実は、この2部門はワタクシ大関が実況していたGIレースを勝った馬だったのです。実況していて身震いがするようなダノンプレミアムの強さ、ゴール前で図ったように差し切ったレッドファルクスの末脚、どちらも多くの事を学べたレースでもありました。

 一昨年からGIを実況させて頂くようになって、初めて「自分の実況したGIで勝った馬がJRA賞を受賞した」という経験を去年はすることが出来ました。やはり、あの華やかな舞台で自分の実況が使われる、というのは光栄な事ですし、またそれに相応しい実況、仕事をしていかなくちゃ...と身が引き締まる思いになった、JRA賞の発表でした。勿論巡り合わせもあるのですが、今年もそんな強い馬の素晴らしいレースに仕事で立ち会えたらと願っています。

 さて、今週火曜の「競馬が好きだ!」は、地方競馬で昨年活躍した人馬を表彰する「NARグランプリ」の話題を中心にお送りしていきます。地方から交流JpnIの勝ち馬が2頭出る、という沸き上がりを見せた去年の地方競馬界、今年はどの馬が、誰がスターダムに駆け上がるのか、楽しみに見て行くことにしましょう。