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9月29日(日)に中山競馬場で行われる第53回スプリンターズステークス(GI)に登録しているミスターメロディ(牡4、栗東・藤原英昭厩舎)について、追い切り後の藤原英昭調教師のコメントは以下の通り。

(前走のセントウルSを振り返って)
「十分な休養を経て、体調は良かったです。懸念していた右回りに対応できるかなと思っていたのですが、やはり少し左回りよりパフォーマンスは落ちるかなと思いました。しかし、一回叩いたというのは予定通りなので、着順は申し訳なかったですが、そこを叩いて上向きになるような作りはしていました。結果は残念でした」

(前走後の調整について)
「春のパターン的なものはあると思いますが、やはりGIを勝つぐらいですから、春のイメージというか馬の状態は最高潮でした。それに比べると今回は大人にはなっているのですが、そこがどうかなという感じが少し懸念材料ではあります。
うるさいというかフレッシュというか、若さで走ってくれるようなところで、今は落ち着いて大人になったのでしょうが、それが結果にどうつながってくるかはこれから見たいです」

(先週土曜日に福永騎手を乗せた追い切りについて)
「前回使って、いろいろな課題はありました。その課題を短期間で修正しながらというところで、その修正した評価というのが一番分かるのがジョッキーなので、土曜日にしっかり乗せて、感触を確かめたというのが大きな目的でした」

(最終追い切りを振り返って)
「坂路でも良かったのですが、絶好調の時を知っていますから、その比較で芝追いにさせました。あまり良い顔はしていなかったです」

(今回のレースに向けて)
「春の王者ですから、それに恥じないようにとは思っています。そして世界的な種馬のスキャットダディという血をこれから拡げていかなければいけないという使命感もあります。ですからこのスプリントは狙っているのですが、上手くはまってくれるかはまってくれないか、手応えとしては本当に半々というところはあります。それはジョッキーも感触は同じだと思います。しかし、馬を信じて、春の王者らしく自信を持って臨みたいとは思っています。
輸送は慣れたものですが、やはり右回りで勝っていないですから、勝ちは皆左回りですから、トレーニングセール出身の馬でアメリカ産なので、やはり左利きというのはあるとは思います。成長で克服してくれるかなと思っていたのですが、その成長曲線というか、求めているものがもう少し欲しいなというのが現状です。
本当に力的にはトップと思っていますから、自信を持って、あとは体調を良くして、馬を信じて、行きたいと思います。
春は貴重なレースを勝たせていただいたので、これに恥じない結果で調教をいろいろ工夫して頑張っています。この感触が結果としてどう出るのか、不安ではないのですが、良い時と比べてしまうというのはあると思います。馬は絶対トップクラスだと思っていますから、秋も獲って、有終の美を飾りたいと思っています。応援よろしくお願いします」

取材:米田元気

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