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阪神11Rの第26回マーメイドステークス(3歳以上GIII・牝馬・芝2000m)は10番人気シャムロックヒル(藤懸貴志騎手)が勝利した。勝ちタイムは2分0秒4(良)。クビ差の2着に5番人気クラヴェル、さらにクビ差の3着に6番人気シャドウディーヴァが入った。

シャムロックヒルは栗東・佐々木晶三厩舎の4歳牝馬で、父キズナ、母ララア(母の父Tapit)。通算成績は15戦4勝。

レース後のコメント

1着 シャムロックヒル(藤懸貴志騎手)
「本当に直線まで手応えも良かったですし、追って反応も良く、ずっと先頭でしたから何も来ないでくれと無我夢中でした。ゴールした時は離れていたので分かりませんでしたが、馬番が1着のところにあったので勝利を実感しました。僕が重賞を勝つなんて誰も思っていなかったと思いますが、こうやって依頼してのせてくださる方がいるので、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。長く脚を使うタイプと思いましたし、一枠一番でしたし、メンバーを見てスタートが良ければ行こうと思っていました。引き付けるのもハイペースも良くないと思い、ちょうどいいペースで手応え良く進めました。11年目、まだ100勝していない僕がこうして乗せていただき、一鞍一鞍、一つでも上の着順にと思っていますのでこれからも頑張ります」

(佐々木晶三調教師)
「今日は良いスタートを切ってくれましたからね。中途半端な競馬をされるのが好きではないので、逃げてくれていい形になったなと思って見ていました。最後もよく盛り返してくれましたね。これがキズナの根性ですかね。今日は父の日で、キズナが父になって僕にプレゼントをしてくれたのかなと思います。1枠1番で重賞を勝つことが多くて、良い枠を引いたと思っていました。このレースを姉のサラスも軽量で勝っていますしね。今日は良い日になりました」

2着 クラヴェル(横山典弘騎手)
「よく頑張ってくれました。テンションの難しい馬を厩舎が上手にやってくれています。今日は返し馬が上手くできましたが運がなかったです」

3着 シャドウディーヴァ(福永祐一騎手)
「最後内にもたれましたが、それでも交わせそうな感じでした。並んでから斤量差がきいた感じです。レースは良い立ち回りが出来ていましたし、競馬ぶりが良くなっていたのは収穫です」

4着 アンドラステ(岩田望来騎手)
「2000mの距離は問題ありませんでした。今日の結果はポジション取りが全てという感じです」

5着 ホウオウエミーズ(丸田恭介騎手)
「内からしっかり脚を伸ばしてくれました。ただまだ狭い所に入っていけないところがあります。スタートに課題のある馬ですが、もう少しうまく出て、前でレースができたらスムーズだったと思います」

7着 イズジョーノキセキ(西村淳也騎手)
「良いポジションを取れて理想的な形でしたが、最後に弾けませんでした」

8着 ソフトフルート(横山和生騎手)
「3勝クラスを勝ったばかりですからそれを考えるとよく頑張っていると思います。馬の状態は良かったのですが、直線では少し馬場を気にしていたようです」

10着 レッドベルディエス(幸英明騎手)
「1コーナーで引っ掛かったのが最後に響きました」

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