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 20日(日)に京都競馬場で行われる菊花賞に出走を予定しているホウオウサーベル(牡3歳、美浦・奥村武厩舎)について蛯名正義騎手のコメントは以下の通り。

「今朝の追い切りに乗りました。先週ハードにやっていて、今朝は併せた相手に合わせて軽く気合を乗せるくらいの感じで、これから輸送もあり、距離も長いということを重視して余力のある追い切りでした。

 この馬は春から期待していましたが、どうしたら秋にはいい形で菊花賞に臨めるかみんなと相談しながらやってきました。おっとりしたおとなしい馬で、これなら距離がもつと思っていました。穏やかなところが良さだと思います。

 今回は初めての右回りになりますが、長い距離については不安がないので、流れに乗せられると思っています。みんな同じ条件ですし、今まで貯金していた分をここで出せたらいいと思います。

 僕自身は調教師試験が終わり、やっと騎手として戻ってきたと思っています。調教師試験に向けてやってきたことは無駄ではなく、これから馬に携わっていく上でプラスになればいいと考えています。騎手としてダメだから違う道へ行こうと思ったわけではありません。

 試験に落ちたことが良かったと思うファンが多いようで、『もう一回ダービーに乗れ』、『ダービーで頑張れ』などと励ましの言葉をもらい有難く思っています。今でもジョッキーという仕事は大好きですし、いい競馬をして喜んでもらいたいです。そしてどういう立場になっても応援していただけるようになればいいと思っています。

(取材:小林雅巳)

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