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中京11Rの第24回プロキオンステークス(3歳以上GIII・ダート1400m)は2番人気アルクトス(田辺裕信騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分21秒2(稍重)。半馬身差の2着に3番人気ミッキーワイルド、さらに2馬身差の3着には4番人気ヴェンジェンスが入った。

アルクトスは美浦・栗田徹厩舎の4歳牡馬で、父アドマイヤオーラ、母ホシニイノリヲ(母の父シンボリクリスエス)。通算成績は12戦7勝。

~レース後のコメント~

1着 アルクトス(田辺裕信騎手)
「1400mという距離が前走もそうでしたが、忙しくてなかなか楽に追走できませんでした。今日はメンバーも揃った中、うまく脚をためてくれて直線も頑張ってくれました。隣の馬が(ゲートの)扉を突き破って出て行きましたが、馬は冷静に待っていてくれて、馬の成長も感じました。(2着馬のミッキーワイルドは)東京で勝ちあがって強い馬だと意識していました。もちろん逃げ馬も速い時計で勝っていたりするので意識していました。そんな中、道中は楽ではありませんでしたが、よく頑張ってくれました。もともと期待していた馬。やっと身が入ってくれてうれしいです」

2着 ミッキーワイルド(北村友一騎手)
「力をつけていると思います。立ち回りもうまくいきましたし、反応も良かったです。その中で勝ち馬に内から抜けてこられました。この馬自身も力を出し切って、頑張ってくれていると思います」

3着 ヴェンジェンス(幸英明騎手)
「思っていたよりも前のほうで運べました。左回りだとスタートして外へモタれたりするのですが、それはダメというよりも経験が浅いのだと思います。前に行ったほうでは頑張っていると思います」

4着 サンライズノヴァ(松若風馬騎手)
「結構流れていたので、脚がたまらなくて、ずっと反応できていませんでした。最後は地力で4着に来てくれましたが、前も結構しぶとかったです」

5着 マテラスカイ(武豊騎手)
「スタートをよく出て、先手を取って思い通りのレースができました。3コーナーくらいからかかり気味で行ったり、2・3番手の馬に迫られて、それに反応したりしたところもあります。最後はバッタリと失速してしまいました。残念です。ツボにはまったら強いのですが......」

(森秀行調教師)
「ツボにハマれば強いのですが、ダメなときはこういう感じです。昨年より遅いタイムの決着になる馬場状態もありましたね。予定通りブリーダーズカップには行きます。国内でどこか使ってからになると思います」

6着 アディラート(酒井学騎手)
「スムーズな競馬をさせてもらえませんでした。砂を被っていましたし、3~4コーナーで手が動いていました。しかし諦めずに追ったらじりじりと伸びてくれました。ゴチャついていて、チグハグな競馬になってしまいました。

7着 キングズガード(M.デムーロ騎手)
「馬場が固かったです。何回も手前を替えていました。馬の調子は良かったです」

10着 ワンダーサジェス(太宰啓介騎手)
「ロスなく回って、脚を使っていました。しかし、相手が強かったです。慣れていけばさらにやれると思います」

11着 ダノングッド(鮫島克駿騎手)
「差して、良い競馬をしていたので、控えるつもりでした。しかし、キングズガードやサンライズノヴァ、アードラーなど似た脚質の馬がいたので、レースがしにくかったです。さばくのが難しかったです」

12着 プロトコル(川須栄彦騎手)
「いいところにつけて、流れに乗れました。時計が速く、前が止まらない中、ジリジリと頑張っています。現状では精一杯の走りをしていると思います」

15着 アードラー(西村淳也騎手)
「スムーズさを欠いてしまいました。4コーナーで他の馬に当てられて減速してしまいました」

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