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ラジオiNEWS、7月マンスリーゲストは≒JOYの皆さん。週替わりで全メンバーが来てくれる。本日は市原愛弓さん、大信田美月さん、大西葵さん、山野愛月さんの4人が来てくれた。ゲスト4人は久々で、実に華やかなスタジオ風景だった。 コロナの新規感染者数が止まらないのは困ったものだが、ニアジョイの人気ぶりも、もうどうにも止まらない。デビュー曲「≒JOY」のMV再生回数が、この1週間で12万回増えて、なんと85万回になったという。先週、公開から10日で70万回越えとなり、100万回も行けるのでは、と思っていたが、もはやゴールは見えてきた。ご出演最終回となる7月28日には100万回の大台を達成しているのではないだろうか。昨日20日には3グループ合同の楽曲「トリプルデート」の配信も始まった。3グループのファンの相乗効果もあって、こちらもヒット間違いなしであろう。 先週も思ったのだが、ニアジョイの皆さん、そろって好感度が高い。素直で礼儀正しく、きちんとしている。番組スタッフもみな、感心することしきりである。デビュー直後というのに、とにかく勢いがあるニアジョイ。この夏も大忙しだ。「六本木アイドルフェスティバル」、「TOKYO IDOL FESTIVAL」、「@JAM EXPO」と立て続けに出演し、9月28日発売=LOVEの12枚目シングルにカップリング曲として参加するという。そして10月になれば初の単独ライブが待っている。同時期にデビューしたほかのアイドルグループからみれば、羨ましく思うような快進撃ぶりだ。 週替わりコーナーで毎回やっている「スクープ!1ミニッツQuestion」は、ファンの皆さんも知らないようなメンバーたちの素顔が垣間見えて、なかなか好評だ。オカルト映画が好きという市原さんは、メンバーから「大先生」と呼ばれ、敬意の眼差しを集めているようだ。この日のオンエアでも堂々とした居ずまいで風格があった。電卓が得意な大信田さんは、投資に関心がある知的アイドルで、実にかわいらしい。それでいてしっかりしており、ニュース読みコーナーでは、この日唯一の成功者になった。 読書家の大西さんは、地アタマの良さを随所に感じさせる話しぶりだった。メンバーからみても頼りになる存在なのだろう。弟が姉をさん付けで呼ぶのは、尊敬の気持ちがあるからこそだろう。マヨラーの山野さんは、誰からも愛される人柄の良さを感じさせる。メンバーの多くが山野さんの写真を携帯の待ち受けに設定しているのが、その表れだ。山野さんはニュース読みコーナーで伝説を作った。違う原稿を読むという、ちょっとありえない事態になった。今年の4月に0,5秒で終了という伝説を打ち立てたアイドルがいたが、山野さんは0秒、読む前から終了という、これ以上ない伝説を残した。強烈すぎる印象で、この1点だけで、是非また番組に来てほしいと思った。 とにかく魅力的なメンバーばかりのニアジョイ。いよいよ次週が最終回。最後を飾ってくれる4人がどんなドラマを巻き起こすか。楽しみでしょうがない。

(日本経済新聞 編集委員 鈴木亮)

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