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連日の猛暑に見舞われる東京地方だが、この日のスタジオには爽やかな風が吹き抜けた。6月後半ゲストのトリを飾ってくれたAKB48の黒須遥香さんと長友彩海さんのお2人だ。いずれも初登場だが、最初から落ち着いた雰囲気で、頭の良さそうなオーラが漂っていた。 番組が進むうち、ファンの方からのコメントで、お2人はAKBきっての才媛「はーみんコンビ」だという。AKBといえば、才媛姉妹でおなじみの武藤十夢さん、小麟さんや、神戸大学で講義をした田北香世子さん、パーソナルカラリスト資格者の大竹ひとみさんなど、優秀な方たちが次々と登場してくれた。そして今日のお2人。まあ、なんと奥の深いグループなのだろう、AKB48は。まさに人材の宝庫といえよう。 この日の週替わりコーナーは、即興で与えられたテーマの解説をしてもらうという、番組でも初の試みだった。「チーム4の魅力は?」「AKBの夏ソングといえば?」といった、その場で初めて知らされるお題について、お2人は瞬時に考えをまとめ、実に見事に解説してみせた。圧巻だったのは黒須さんの勝海舟の解説だ。歴史上の事実を踏まえて勝海舟の魅力をわかりやすく解説した。さすがは現役の国立大学生だ。お2人が優秀そうだったから、ニュース読みは一番難易度の高い原稿を用意したのだが、長友さんはあっさりクリアーする才媛ぶりを見せつけた。 早いもので7月に入った。今年も半分が終わった。振り返れば、ウクライナで戦争が始まり、世界のマーケットは大荒れ、物価は上がり、猛暑が追い打ちをかける。暗いニュースが多い半年だったが、お2人は舞台やライブに全力投球、やりきった達成感に満ち溢れていた。これぞアイドルという眩い輝きだった。 リスナーの声でも、この上半期はAKBのライブで勇気をもらった、楽曲を聴いて元気になれた、といった感謝のコメントがあふれた。世界的には暗い厳しい上半期だったかもしれないが、AKBのおかげで明るく過ごせた人たちが、こんなにもたくさんいる。アイドルは素晴らしい。世界に誇る日本の資産だ。

(日本経済新聞 編集委員 鈴木亮)

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