10/16 放送後記
2019/10/16(水) 18:52

ゲストは前回に続き、解剖学者の養老孟司さんです。
400万部を超えるベストセラーとなった『バカの壁』の
著者としても知られます。

今回は「死生観と終活」をテーマにお話をうかがいました。
終活というと、死や最期の迎え方について考えを巡らせます。でも、死を経験した人はいないため、リアリティをもって考えるのは非常に難しいです。

養老さんは、「生死」というように「死」は「生」と補完関係にあるため、死ぬことについて考えを突き詰めると、生きることに辿り着くとお話しされていました。どう生きるか、とことん考えれば、どう死ぬかに帰結するということです。

また、葬儀は故人の人生が現れる場だと感じるそうです。結婚式よりも、葬儀のほうが、参列者の気持ちは複雑で、多様性があると表現されていました。

養老さんは大変優しく、私の問いかけに終始丁寧に分かりやすく、時にユーモラスに答えてくださいました。まだまだお話を聞きたくなる方でした。


放送後もラジコのタイムフリー機能や、ポッドキャストで全国にてお聴きいただけます。

10/02 放送後記
2019/10/04(金) 22:19

今月のゲストは、解剖学者の養老孟司さんです。

今回のテーマは「お父さまとの思い出」です。
養老さんは、4歳のときにお父さんを亡くされました。死を受け入れることができず、臨終の枕元で「さようなら」を言えなかった体験を語ってくださいました。やがて大人になってからそのことを自覚して、やっと父親の死を受け入れることができたそうです。
「死」の意味、特に身近な人を亡くすことと向き合う意味について、深く考えさせられました。

また、昔と比べて人口が増えたことにより、今は人の死が軽く扱われるようになったと感じているそうです。病院で亡くなる方が多かったり、核家族が増えたりして、人の死に直面することが少なくなっていることが要因だと考察されていました。
「死」を軽んじることは、「生」を軽んじることになるともお話しされていました。

次回は、養老さんの死生観をじっくりうかがいます。

放送後もラジコのタイムフリー機能や、ポッドキャストでお聴きいただけます。