1/16 放送後記
2019/01/18(金) 21:31

前回に続き、ゲストは「現代日本の葬儀」について長年研究している、
東京大学大学院総合文化研究科・学術研究員の田中大介さんでした。

近年、「グリーフケア」という言葉をよく耳にします。
グリーフ(grief)=「死別による深い悲しみ」への対処ということで、
「ビリーブメントセラピー」「グリーフワーク」などともいいます。
身近なひとや愛するひとを失った遺族の心理的な
セラピーは、世界的に重視されているそうです。

死を受け入れるきっかけになるお葬式は、
有効なグリーフケアの1つだと教えていただきました。

田中さんは、厚生労働省が認可する
葬祭ディレクター技能審査の委員を務めています。
現代の葬祭業は「究極のサービス業」であり、
現場を取り仕切る行動力や判断力、法律・医学など
広範な知識をはじめ、専門性がより一層求められているそうです。

葬祭業に携わるのは簡単ではないけれど、
社会的な使命がある職業なので、
年齢や背景を問わず多くの方に目指して欲しいと
お話しされていました。

1/9 放送後記
2019/01/10(木) 22:03

2019年も番組をよろしくお願いします。

今年最初のゲストは、東京大学大学院 総合文化研究科・学術研究員の
田中大介さんでした。

田中さんの研究テーマは「現代日本の葬儀」です。
ご研究のため、葬儀社に約2年勤めたご経験もあります。

歴史を遡ると、ローマ時代に「葬儀によってお金を得る職業」があった記録が残っています。日本では、江戸時代にはお葬式に使う道具の製作やレンタルを請け負う職業が存在しました。現代のような葬祭業の専門家が携わるお葬式が始まったのは、明治維新以降です。

はじめは葬具の手配を担当する「葬具業」だったのが、次第にお葬式を取り仕切るようになったようです。歴史好きの私は、お葬式の歴史的な経緯は、とても興味深かったです。

そして、お葬式で「人を弔う」ことで、残された人は、区切りをつけられると感じました。また、お葬式などの儀礼は、遺族の思いを受け止める「ブラックボックス」のようなものだと教えていただきました。

次回の放送は、来週16日(水)です。