久保井朝美 5/16 放送後記
2018/05/18(金) 23:15 ディレクター

埼玉医科大学国際医療センター・精神腫瘍科教授の大西秀樹さんを、
前回に引き続き、ゲストにお迎えしてお話を伺いました。
大西先生がご遺族の心の治療とケアに取り組むために開設した
「遺族外来」には、北は東北、南は沖縄から患者が来院しています。
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今回は「遺族外来から見えてきたもの」をテーマにお話いただきました。

治療の経験から、ご遺族の心の変化をたどると、大切な人との死別は
すぐに受け入れることができず、死別を実感し始めるのは四十九日頃だそうです。
その後、一周忌までは折に触れて悲しみが襲い、
一周忌には「記念日反応」で体調が悪くなることもあるといいます。


一周忌を過ぎると、死別の悲しみを周囲に話しづらくなり、
孤独になる方もいます。
そのため、一周忌を過ぎてから、遺族外来に来る方もいるそうです。

死別の悲しみは、なくなることはないけれど、その経験を経て心が成長することによって
相対的に小さくすることができるという言葉が、とても印象的でした。

また、大西先生は「死を再認識すること」が大切だとお話されていました。

死について話すことは避けてしまいがちですが、年に1度は、
重病にかかったらどうするか、お葬式についてなど、
考えたり話したりする機会を作ると良さそうですね。

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