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番組をオンデマンドで聴く「第7回「中学生と考える『ひとの命』」(2014年3月3日放送分)」
ヨーコ:お元気ですか?グローバルヘルス・カフェ、香月よう子です。
今日はマスターと一緒に、東京都新宿区立牛込第一中学校に行きました。体育館で1年生90名の生徒さんと一緒に、ひとの命について考えてきました。
(チャイム)
マスター:こんにちは。
ヨーコ:こんにちは。
生徒:こんにちは。
マスター:今日は、世界の健康問題とか、あるいは国際協力、どうやって開発途上国の人たちに支援をしようか、そういったことを30年以上やっている仲佐保先生に来てもらっています。
仲佐先生は、国立国際医療研究センターの国際医療協力局というところで働いていまして、1980年のカンボジア難民の支援からずっとこの世界で活躍している先生です。
ヨーコ:それでは、仲佐保さんです。
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番組をオンデマンドで聴く「第6回「病院から青空の下へ~地域とつなぐHIV治療~」(2014年1月10日放送分)」
ヨーコ:お元気ですか。グローバルヘルス・カフェの香月よう子です。
世界の健康を守る「グローバルヘルス・カフェ」、そんな名前のついたカフェって、ちょっと変わってませんか?
ここのマスターはとっても面白いので、私気に入って通っているんです!
それでは、さっそくカフェに入ってみましょう。
ヨーコ:こんばんは! マスター、今日の格好どう?
マスター:すごいね、ヨーコさん。それって、ザンビアの布のチテンゲでしょ?
ヨーコ:よく知ってるね。この前ね、アフリカのイベントで買ってきたんです。
マスター:本当? ザンビアといえば、あそこに座っている宮野さん、彼はねエイズの仕事でザンビアに行ってたんだよ。
ヨーコ:へえ。エイズって、なんか懐かしい響き。
マスター:懐かしいってのはちょっとねえ...。いま世界的にエイズというのはまだ大きな問題で、日本でも新規の、新しい患者さんが増え続けてて、世界的にまだまだ問題なんだ。
ヨーコ:へえ。その対策をやっているお医者さん?
マスター:そうそう。
ヨーコ:てことですね。
マスター:ねえ、宮野さん。ちょっと話してあげて。
香月:お元気ですか?
グローバルヘルス・カフェ。
香月よう子です。
グローバルヘルス。世界の国の人々の健康を守る。
そんな名前の付いたカフェって、ちょっと変わってませんか?
でもここのマスターは、とっても面白い人だし、お客さんも、国際医療協力でいろんな国に行っている人が多いので、私すごく気に入って通っているんです。
今日もマスターはいろんなお話聞かせてくれるかな。
では早速、カフェに入ってみましょう。
香月:マスターこんばんは。
マスター:ああ、よう子さん、いらっしゃい。
香月:あれ、マスターどうしたの、その腕。
マスター:インフルエンザの予防接種したんですよ。
香月:なるほどね。マスターがインフルエンザになって、お店に来るお客さんにうつしたら大変だもんね。
ところでマスター、グローバルヘルスって、世界の、特に開発途上国の健康問題を考えるってことですよね。開発途上国でも、予防接種ってよく行われているの?
マスター:もちろんですよ。例えば結核とか、ポリオって言われている小児麻痺とか、ジフテリア、百日咳、破傷風、はしか、などがあります。こういうのをね、世界中のいろんなところでやっている。
香月:うーん、世界中でやってる・・・具体的にはちょっと思い浮かべにくいですね。
マスター:じゃあもっと詳しい話は、あそこの蜂矢さんに聞いたらいいよ。彼は国立国際医療研究センターというところで働いていて、元々小児科の先生なんだ。
マスター:蜂矢さん。
蜂矢:あ、こんにちは。
香月:こんにちは。蜂矢さんは、感染症の予防の専門家で、いろんな国に行かれているんですか?
蜂矢:そうですね。
香月:例えばどんな国に?
蜂矢:アジアでしたら、ラオス、ブータン、中国、モンゴル。アフリカだったらこの間はナイジェリアに行ってきました。
香月:なるほど。でも今日の話は簡単だね。ワクチンを送って、蜂矢さんが注射を打てばいい!ってことですよね。
蜂矢:いやいや。そんな簡単なことじゃないんですよ。この予防接種。ワクチンという薬を使って、人に免疫力をつけて感染症を予防する。これが予防接種ですけれども、これをきちんと世界中の子供たちに届けるというのは、なかなか難しい仕事なんですよ。