リスナーのみなさん、こんにちは。
グローバルヘルス・カフェのマスター、明石です。
『Master's Memory』では、
国際協力の活動で訪れた開発途上国でのワンシーンから
私が見て感じたことをつぶやいています。
今回はスリランカ編。
王様の黄金のココナッツ
昔々、スリランカに王様がいたそうだ。
王様はハンセン病という病気にかかってしまったが、
黄金のココナッツを使って病は癒えたそうだ。
色々な国に行くと、ココナッツの食べ方も少しずつ違うことに気がつく。
緑の皮部分を削って出てくるところもあれば、元の皮を付けたままのところもある。
このココナッツの上を、7センチほどナタで切り落として、ストローを入れるか、
直接、切り口に口をつけて中身のジュースを飲むのだ。
ココナッツの実そのものも、国によってはよく熟れたのを好む国もあるし、
あまり熟していないのを好む国もある。
熟した実の内側に付いた7~8ミリの厚さの白い果肉を
ナタで切り落とした蓋の部分を使って削ぎ落としながら食べる国もある。
青い空と、白い雲と、緑のヤシの木。
すりガラスのような、その白っぽくて透明なジュースの味を今でも思い出す。
どんな味だっただろうか。ぼんやりとした記憶に、また飲みたくなってきた。
ココナッツジュース
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※音声はこちらからお聴きいただけます。
香月:お元気ですか。グローバルヘルス・カフェ、香月よう子です。
「グローバルヘルス・カフェ」、世界の健康を守る、そんな名前のついたカフェって、ちょっと変わってませんか?
ここのマスターはとっても面白いので、私、気に入って通っているんです!
それでは、さっそくカフェに入ってみましょう。
香月:マスター、こんばんは。
マスター:あー、こんばんは、よう子さん、いらっしゃい。どうしたの、いつもより遅いんじゃない。
香月:そうなの。今日、お友達のお見舞いで病院に寄ってから来たんだけど、少し遅くなっちゃった。病院といえば、マスター、日本は開発途上国の病院に専門家を派遣したり、機械を寄付したりしていますよね。それってお金がたくさんかかるよね?
マスター:そりゃそうだね。でも、国際協力はお金をかけないっていうのもあるわけ。たとえば、"5Sカイゼン"って知っているでしょ? 5Sというのは、整理、整頓、清掃、清潔、躾の頭文字を取ったSだけど、それを改善と組み合わせて外の国でやっていくということもあるわけ。
香月:それって、病院が清潔になってきれいになるってそういうことだよね。
マスター:まあそれもそうだけど、それだけじゃないんだよね。あ、そうだ、ちょうどいいところにいるからね、今日、池田さんと木多村さんが来ているから、彼らに聞いてみたらいいよ。