第9回「行きたくなる病院をつくる」テキストデータ版(2014.10.21放送) [グローバルヘルス・カフェ]
2014/11/18(火) 17:30

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聴く「第9回「行きたくなる病院をつくる」(2014年10月21日放送分)」


<出演>
マスター:明石 秀親(国立国際医療研究センター)
ヨーコ:香月 よう子(フリーアナウンサー)
岡林:岡林 広哲(国立国際医療研究センター/小児科医)

■ オープニング

ヨーコ:お元気ですか? グローバルヘルス・カフェ、香月よう子です。
国際医療協力にかかわる人たちが通うグローバルヘルス・カフェ、ここのマスターはとっても面白いので私、気に入って通っているんです。


■ 病院の対応がよくなった

ヨーコ:ねえねえマスター、このあいだ身内が病気になってしまったので、病院に行ってお医者さんから説明を受けたの。最近、日本の病院って患者さんとか家族への対応が昔より親切だよね。

マスター:そうね。でも、それは日本だけではなくて、途上国でも同じなんだな。

ヨーコ:そうなんだ。

マスター:そうそう。あ、あそこにいる彼、ラオスで長いこと病院でサービス改善のために活動をしてきたんだけど、彼は小児科医の岡林さんていうんだ。紹介するよ。

岡林:サバイディー! サバイディーボー!

ヨーコ:え、ラオスの人ですか?

岡林:いえ、日本人です。「サバイディー」というのは、日本語で「こんにちは」という意味になりますね。

ヨーコ:そうなんですか。

■ 健康への関心が低いラオス

ヨーコ:ラオスは、タイやベトナムの近くにある国ですよね? これらの国に比べてラオスはちょっとなじみのない国かもしれませんね。
私たち日本人は、いま、健康に対する意識がすごい高いと言われているじゃないですか。ラオスはどんな感じなんですか?
岡林:都会の人たちだったら病院に行こうとか、もちろん思うんでしょうけれども、田舎の人たちとかっていうのはなかなかそういって常に病院に行くという意識がないんです。
たとえば、さっきの妊娠の話になりますけれども、お産だって病院に行こうとは思わないですし、病院に行くというだけじゃなくて、家で産むと思うじゃないですか、実際に家じゃないんですよ。

ヨーコ:え、家、自宅分娩がラオスでは多いとかよくいわれますけれども、家ではないんですか?

岡林:そうなんですよ。家で産むのはいけないという文化を持っている少数民族とかもあって、そういう人たちというのは、家じゃなくて、家の外とか、裏庭とかでお産を一人でするんです。

ヨーコ:自分の家の範囲内というか、お庭とか、そういった感じの所で。

岡林:軒下だったりですとか。

ヨーコ:それはちょっと同じ女性としてとても驚いてしまいます。

第5回「看ることと育てることと」テキストデータ版(2013.10.18放送) [グローバルヘルス・カフェ]
2013/11/01(金) 16:45

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<出演>
マスター:明石 秀親(国立国際医療研究センター)
橋本:橋本 千代子(国立国際医療研究センター/看護師)
香月:香月 よう子(フリーアナウンサー)

■ カフェへようこそ!


香月:お元気ですか。グローバルヘルス・カフェ、香月よう子です。

「グローバルヘルス・カフェ」、世界の健康を守る、そんな名前のついたカフェって、ちょっと変わってませんか?

ここのマスターはとっても面白いので、私、気に入って通っているんです!

それでは、さっそくカフェに入ってみましょう。

■ 看護師の仕事って?


香月:マスター、こんばんは。

マスター:あー、こんばんは、よう子さん、いらっしゃい。こちらは橋本千代子さん、ちいさんです。

橋本香月:こんばんは。

マスター:あれ、二人、会うのは初めてかなあ。こちらは看護師さんなんですよ。

香月:え、看護師さん? 看護師さんっていうと白衣の天使っていうイメージだけれど、実際のお仕事ってどんなものなの?

マスター:そうねえ、なんとなく看護師さんっていうと、医者の手伝いのような印象なんですが、看護学っていう学問を修めているんです。

香月:そうなんだ。

マスター:それで看護師さんの仕事っていうと、外来に行くと診療の補助っていう感じなんだけど...そうだ、ちいさんが説明してもらってもいいかもしれないけど。

橋本:診療の補助って、ふつうに考えると、患者さんにお薬をあげたり、注射をしたり、あとは検査のための採血をしたりとか、そういうことでしょうか。

香月:看護師さんのイメージですね。他にもありますか?

マスター:あとは、入院したときに療養上の世話というか、日常生活のお世話をやるわけですけどね。例えばどんなことあったっけ?

橋本:お食事の介助だったり、排泄のお世話だったり、あと移動を手伝ったりとか、私たちがふつうにやっていることが日常生活でできない部分を手助けしているんですよ。

香月:尊いお仕事ですね。

マスター:ちいさんは開発途上国でもたくさん働いた経験があってけっこう話が面白いと思うけどね。

香月:へえ、すごい!

第2回「ワクチン~命を守るクスリ」テキスト版 [グローバルヘルス・カフェ]
2013/05/24(金) 14:59

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■ カフェへようこそ!

香月:お元気ですか?

グローバルヘルス・カフェ。

香月よう子です。

グローバルヘルス。世界の国の人々の健康を守る。

そんな名前の付いたカフェって、ちょっと変わってませんか?

でもここのマスターは、とっても面白い人だし、お客さんも、国際医療協力でいろんな国に行っている人が多いので、私すごく気に入って通っているんです。

今日もマスターはいろんなお話聞かせてくれるかな。

では早速、カフェに入ってみましょう。

■ グローバルヘルスと予防接種

香月:マスターこんばんは。

マスター:ああ、よう子さん、いらっしゃい。

香月:あれ、マスターどうしたの、その腕。

マスター:インフルエンザの予防接種したんですよ。

香月:なるほどね。マスターがインフルエンザになって、お店に来るお客さんにうつしたら大変だもんね。

ところでマスター、グローバルヘルスって、世界の、特に開発途上国の健康問題を考えるってことですよね。開発途上国でも、予防接種ってよく行われているの?

マスター:もちろんですよ。例えば結核とか、ポリオって言われている小児麻痺とか、ジフテリア、百日咳、破傷風、はしか、などがあります。こういうのをね、世界中のいろんなところでやっている。

香月:うーん、世界中でやってる・・・具体的にはちょっと思い浮かべにくいですね。

マスター:じゃあもっと詳しい話は、あそこの蜂矢さんに聞いたらいいよ。彼は国立国際医療研究センターというところで働いていて、元々小児科の先生なんだ。

■ ワクチンを世界の子供に届けるために

マスター:蜂矢さん。

蜂矢:あ、こんにちは。

香月:こんにちは。蜂矢さんは、感染症の予防の専門家で、いろんな国に行かれているんですか?

蜂矢:そうですね。

香月:例えばどんな国に?

蜂矢:アジアでしたら、ラオス、ブータン、中国、モンゴル。アフリカだったらこの間はナイジェリアに行ってきました。

香月:なるほど。でも今日の話は簡単だね。ワクチンを送って、蜂矢さんが注射を打てばいい!ってことですよね。

蜂矢:いやいや。そんな簡単なことじゃないんですよ。この予防接種。ワクチンという薬を使って、人に免疫力をつけて感染症を予防する。これが予防接種ですけれども、これをきちんと世界中の子供たちに届けるというのは、なかなか難しい仕事なんですよ。