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町田徹のふかぼり!

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2022年8月5日放送分。16時からの経済ニュースカウントダウン

経済ジャーナリスト町田徹が選んだ今週のニュース10項目は以下の通りでした。

〈第10位〉水曜日、OPECプラスが「9月から日量10万バレルの少量増産」に合意。 

〈第9位〉地元の同意を受けて、福島第1原子力発電所の廃炉に必要な処理水放出設備の建設がスタート。 

〈第8位〉冬の電力のひっ迫を回避へ。節電ポイント制度がスタート。

〈第7位〉水曜日、カンボジアのプノンペンでASEAN(東南アジア諸国連合)関連外相会議が開幕。

〈第6位〉水曜日、ウクライナ産の穀物を積んだ貨物船「ラゾニ号」に対する検査官の臨検が無事完了。 

〈第5位〉ロシア政府がサハリン2の事業運営を現行のバミューダ法人からロシア法人へ移管することを正式に決定。   

〈第4位〉最低賃金の目安、全国平均で時給961円に。  

〈第3位〉月曜日、国連本部で7年ぶりのNPT(核拡散防止条約・再検討会議)が開幕。 

〈第2位〉アメリカのペロシ下院議長が台湾を訪問。

〈第1位〉昨日、新型コロナウイルスの1日あたりの感染者が、全国で238,735人に。




 17時35分からは町田徹の経済ニュースふかぼり

「最低賃金の引き上げ。『貧者のジレンマ』から脱却できるのか?」

 

夕方のニュースでもお伝えしましたが、今週月曜日、厚生労働大臣の諮問機関である中央最低賃金審議会の小委員会は、今年度の最低賃金の目安を全国平均で時給961円にすると決めました。

前の年度からの上げ幅が31円と過去最大に達することで、労働側からは歓迎の声が聞かれる一方で、化石燃料や穀物などの輸入物価が高騰する中だけに、経営側からは収益の大きな圧迫材料になるという悲鳴も聞かれます。

しかし、客観的にみると、日本の平均賃金は、現時点でデータが開示されているOECD加盟の先進35カ国の中で、25位。先進国の中でかなりの下位です。

 エコノミストの中には、「このように低賃金を温存しているから、生産性の低い仕事の効率化が進まない。その結果、労働者の付加価値の高い仕事への転換が遅れて、いつまでたっても賃金が上がらない『貧者のジレンマ』、もしくは『賢者のサイクル』に陥っている」といった指摘もあります。

時間はかけなければなりませんが、悪循環を抜け出すためには、最低でも10倍以上の賃上げが必要だという見方も存在するのです。

 今日はそんな見方を紹介し、賃金と経営の在り方を考えてみたいと思います。

 

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