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LOGOS presents CAMP RADIO

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2020年、新しい年のCAMP RADIO始まりました。今年もよろしくお願いします。MEGUMIさんは、これまでやってきたことが2019年に少しずつ芽が出てきたので、それを更に成長させるような年にしたいという豊富を語りスタートしました。

新年初・1月のマンスリーゲストは、探検家・角幡唯介さん。「探検家」という職業の方にお会いするのは初めてというMEGUMIさんでしたが、角幡さんも自分と同じ職業の方に会ったことがないという、レアな仕事・探検家。興味深いお話をたくさん伺いました。
探検家というのは、角幡さん曰く「職業ではないですよね。生き方、活動内容?!」という斬新の発言。つまり探検ということ自体でお金を稼いでいるワケではなく、お金をもらっているのは執筆だから、職業とは言い難いという意見。そうなると、そもそも探検家、探検活動をしようと思ったきっかけが気になります。大学生の時に探検部に入部し、未知を感じさせてくれる場所に行くことだったそうです。洞窟に入ったり、クライミングをしたり、川下りをしたり、樹海に入ったりと、普段アウトドア好きなMEGUMIさんの経験するアウトドアとは全く違うアウトドアライフばかりです。するとMEGUMIさんが「探検する目的をいうならば、ご自身の中で何ですか?」と核心をついた質問で斬りこんでしまいます。「すっごい難しい質問ですね。僕の存在意義がいきなりグラグラと揺さぶられてます」と角幡さん。探検部時代からこの20年間、ずっと考えているテーマだそうです。世界中にある先が読めない未知の場所、誰も足を踏み入れていない場所を日々考えて、実際にその不確定な状況に身を置いて自分の命を維持するプロセスに魅力されて、続けている探検活動。しかし、「『ココだったんだ!』という日がくるんですかね?」というMEGUMIさんに対して「今、俺のやりたかったことはコレだったんじゃないかと、判りかけてますね。」と衝撃の発言。今月も出かけるという北極圏の極地での探検の経験が、開眼するきっかけになるかも。今後も角幡さんの探検活動とその体験からどういう結論が本当に気になります。

さらに、これまでの北極圏、極夜で過ごす75日以上に及ぶ数回の探検活動の詳細についてもお話頂きました。太陽の昇らない暗黒の極夜は、まるで宇宙にいるような、星空と雪と氷の世界。まさにSF映画にいるような幻想的な風景だそうです。
現地では、単独で犬をパートナーにして犬ぞりで移動し探検を続ける生活。犬はペットというより家畜に近い、ちゃんと働いてもらわないと困る存在だそうです。10頭の犬に言うことを利かせるのは本当に難しく、ストレスが溜まるそうで、愚痴を国際電話で奥様に電話で話すと「完全に育児ストレスのお母さんと一緒だね」と言われたとか。
食料確保のために狩りをすることも。「アザラシを食べたこともありますか?」という素朴な質問には、「アザラシを獲ったりもしますね。現地では、アザラシ、セイウチ、クジラが一番ナチュラルな、一般的な食料資源なんです。北極圏では、農業ができませんので、動物の肉しか食べてないですね。」と当たり前のように語られますが、日本で私たちが当たり前と考えている生活とのギャップにMEGUMIは驚愕です。「北極圏と日本をどっちも半々で生活できるのが、飽きなくていいかもしれませんね」という飄々とした角幡さん。「厳しい自然に深く身を置いている方は本当に精悍な顔立ちで、素敵なお顔ですね」と印象を語るMEGUMIさんでした。

角幡さんは探検家でありながら、その体験を執筆されているノンフィクション作家でもあり、著書「極夜行」では大佛次郎賞をはじめたくさんの賞を受賞される活躍ぶり。「ご自身の体験を著述したものが受賞するのは、どんな感覚ですか?」というMEGUMIさんの質問に「本は読んでくれた方がどう思ったのか伝わってきにくいので、客観的な賞をもらうのは、嬉しいですよね。」とお答えいただいた角幡さん。昨年10月には新刊「探検家とペネロペちゃん」(幻冬舎)が出版されました。こちらの本はペネロペちゃんという愛称の娘さんの考察を書いた父親エッセイという今までとは違うジャンルの本。
自分が子供を持つまで想像がつかなかった親になっていけど、自分の親にも似ていると気づくとお話されました。自分のことを棚に上げて、つまらない事で怒ったり、注意している親としての自分。でも、ちゃんとした大人になって欲しいと願うからだという、子育てトークが繰り広げられました。

ペネロペちゃんとは、海や山には連れて行くそうですが、お子さんに合わせて選ぶそうですが、やはり本格的。標高差1000mの山でも6歳にしてグングン登るそうです。本の中では、ペネロペちゃんをゴリラ研究者になってもらいたいと本に書かれていました。「探検家という足場のない、確固とした専門的なフィールドがないのが自信のなさにつながっている」という意外な一面を持つ角幡さんは、ペネロペちゃんには「ちゃんとした社会に所属していることが判る人というか、『なにそれ?』と言われない職業について欲しい」という願いからだったそうです。「かなりハードルの低い、角幡さんならではの着眼点ですね」というMEGUMIさんの感想に爆笑。ゴリラ研究者にするために、赤ちゃんの頃から動物園に連れて行ってゴリラやオラウータンを見てる英才教育もしてきましたが、3歳になると反発して「ゴリラ研究者にはならないから」と宣言をされてしまいました。「ウサギか像が好き」と言ったペネロペちゃん。「像は頭がめちゃくちゃ良いけど、研究も進んでいないし、アフリカだから像の研究者がいい」と方向転換をされたというユニークなエピソードも。そんなペネロペちゃんのこと、ペネロペちゃんを通じての父親としての角幡さんの考察が書かれた「探検家とペネロペちゃん」、ぜひ手に取って読んでください。
本当に興味深く、まだまだ知りたいことばかりの探検家・角幡唯介さんのお話は次週もたっぷり伺いました!お楽しみください。


「idea time 5-800(ゴートゥーハッピャク)」のコーナー

「idea time5-800」は、アウトドアを最上級に楽しむ方法をLOGOSが提案するコーナーです。このコーナーのパートナーは、LOGOS人気You Tuberどっちゃんです。今回は、ゲストの角幡さんも参加してくださいました。

探検家の角幡さんは、極地への探検に行く時には市販のアウトドアグッズやアウトドアウェアでは仕様が間に合わないこともあるので、特注で作ってもらったりするプロ仕様。LOGOSはこのコーナーのタイトルにもなっていますが、岸から5m、標高800mの範囲で使えるファミリー向け手ごろな価格なアウトドアグッズを得意としていますから、対照的です。しかし実は、角幡さんがLOGOSのテーブルを愛用されていた事実が発覚。しかも自宅でもリビングでも愛用してくださっていました。嬉しいですね。

今回は、どっちゃんがアウトドアのプロ角幡さんにアウトドアの「食」で役立つアイテムを提案しました。ちょっと緊張気味のどっちゃんでしたが、まず1つ目は、常温で持ち運べる水筒「携帯オアシス・スピナー」。容量は300mlですが、細長くスリムな水筒ですが水分だけでなく、パスタやお菓子などを持ち運ぶのに便利。カバンにもスッキリ収まるので女性に大人気な2020年販売アイテムです。

2つ目は「携帯オアシス・トラベルボトル100」という、白と黒がセットになった小さ目のボトル。側面に100mlを意味する「100」と書かれています。調味料や薬を入れたり、お酒を少しだけ持ち歩くのに便利です。密閉性が高いので液体も漏れないので安心。機内持ち運びができる100mlサイズなのが嬉しいですね。エコなポイントがMEGUMIさんに好評。

角幡さんが探検に行くと、もっぱら焼肉という食事だそうです。最近は、アウトドア以外でもサムギョプサルでえごまの葉で豚肉を巻くのがお気に入りだとか。そんな角幡さんには「岩塩プレート」をオススメ。ひと味違ったBBQの味になります。「ポケットに入れて、夏の暑い日にはベロベロ舐めたりできますね」とワイルドな角幡さんの着眼点に「素晴らしい!」とMEGUMIさん(笑)。家庭でも使っているMEGUMIさんもオススメです。

カタログを見ながら、角幡さんが興味を持ったのは「焚火台といろりテーブル」。意外と持ってないそうですが、最近のキャンプ場では直火NGも多いので、必須アイテムです。
今回ご紹介したアイテムは公式HPでもチェックしてください。
LOGOS番組公式HP;http://campradio.jp


【探検家・角幡唯介さんの告知】
* 2019年10月 新刊「探検家とペネロペちゃん」が幻冬舎から出版。
* 12月 「エベレストには昇らない」が小学館から出版。
* 2020年には文芸誌「すばる」にて新連載「裸の大地」がスタート。
その他、角幡さんの活動や最新情報について詳しくは、公式Twitter「角幡唯介」をチェックして下さい。

番組を聞き逃した方もぜひぜひ番組アーカイブスでお聴きください♪
アーカイブスは番組公式HPからチェックできます!
http://campradio.jp/

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