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3月のマンスリーゲストは、ドラマプロデューサー・映画監督・脚本家の山口雅俊監督です。山口監督とMEGUMIさんは「やれたかも委員会」(毎日放送制作・TBS系列)や「新しい王様」(TBS×Paraiviスペシャルドラマ)でご一緒し、2月まで放送され大好評を博したドラマ「おいハンサム‼︎」でもタッグを組んで仕事をしていました。

「やれたかも委員会」では、かなりキワッキワなドレスが当たり前の様に用意されていて、それを着てセクシーなベリーダンスを踊るシーンが、すごく強く印象に残っていると、思い出話をされたMEGUMIさん。さらに「新しい王様」では、香川照之さんと共演され、当時のキャスティングエピソードを話してくれた山口監督。MEGUMIさんにとってありがたいお話で感激でした。

そして近作「おいハンサム‼︎」についての裏話で盛り上がりました。「おいハンサム‼」は、伊藤理佐さんの人気漫画3作品をミックスさせています。当初は、どこか愛すべき親父の生態を描いた「渡る世間はオヤジばかり」という既に絶版している作品を映像化したいと考えた山口監督。「それをTBSに持っていったんですよ。でも、某ドラマのこともあって1ヶ月後に、丁重にお断りされました。」と思わぬ裏話に笑いが。そして実現した「おいハンサム‼︎」は、家族と食をテーマとした物語です。テーマの経緯については「昔、フジテレビにいた時に月曜9時に放送したドラマ「ランチの女王」を製作しました。「ランチの女王」の主演をされた竹内結子さんが亡くなり、竹内さんへの想いや「ランチの女王」に対する想いが重なり、今の時代で改めて「食」「家族」をテーマにしたドラマを作りたいと思ったんです」と、山口監督の心のうちをお話されました。

続いて伺った山口監督の経歴について。山口監督は神戸出身、灘高校を卒業し東京大学に進学され、その後にアメリカ・コロンビア大学に留学しMBA(経営学修士)を取得されたことをMEGUMIさんが説明しますが、「こういう学歴からこの世界へ入ると、いじめられるのできっぱり捨てています」と、苦笑しながら苦い過去のエピソードを交えながら語る山口監督。しかし、アメリカ・NYへ留学されたモチベーションについてMEGUMIさんが掘り下げます。「NYへ留学したかったのは、異文化を触れたかった。それと、日本の中で日本人だけを相手に日本の話をしているところから抜け出したかったという気持ちがあって。日本では殻の中で過ごすことは安穏としてられるんですが、その殻を破りたいという思いがありましたね」と、語ります。当時からエンターテインメントの世界で何か表現する、作品を作りたいという気持ちがあったこともMEGUMIさんが聞き出します。さらには「それを海外でやらずに、日本に戻ってこられたのは、何か理由があったんですか?」と深堀します。「日本映画やドラマというのは、"日本人の俳優"が、"日本語"で、"日本の素材(文化)"を演る3つの要素があるんです。日本にあるモノを描いていこうという気持ちあったので、日本に戻ってきました。でもゆくゆくは日本人俳優が3~4割しかいないとか、日本語が2割しかない様な作品を創りたいと思ってます」と、海外進出の野望をサラッと口にする山口監督。MEGUMIさんもあまりのサラッとした口調に驚きを隠せませんが興味津々です。

その後、フジテレビに入社した時のエピソードを披露し笑いを誘う山口監督。入社後、最初にアシスタントプロデューサーとして担当したドラマ作品が「若者のすべて。感想を求められ新人にも関わらずこの作品はアシスタントプロデューサーとして入りましたが、一作でクビとなる事件が。台本打ち合わせに参加をさせてもらい、「最後に感想を言ってみろと言われたので、率直な感想を言ったら『山口、今更そんなこと言っても書き直せないじゃないか』と、当時のプロデューサーに怒られて、すぐに外されました」とエピソードを披露しスタジオは爆笑。「山口監督は、今でもそういう所があるんですよ!」と共感するMEGUMIさん「でも、そこが面白い人だなと思っていて」と監督の現場での様子を話しだします。「撮影現場では、容赦なくて。香川照之さんでも、吉田剛太郎さんでも、子供でも、誰にでも優しく無理難題を言うんですよ。それが本当に面白くて...」と笑いながら語り始めるMEGUMIさん。「つまらない、成立してないとか、正直に言うことが演出家としての最低限の礼儀ではないかと思っています」と正論で回答する山口監督。

今回の「おいハンサム‼︎」で主演を務めた吉田鋼太郎さんは、アドリブが凄い役者さんです。「今回の現場でも、アドリブを抑えようと思っていたそうですが、やりたくなったらアドリブを盛り込んでたんですけど、監督がそれをキッパリ『今、それはいらないです』って優しく言うんですよ」とMEGUMIさんから撮影裏話が飛び出します。すると山口監督から、昔、ルー大柴さんが出演された際に「アドリブ全部いらないです」と言ったことがあり、「なんでルー大柴さんをキャスティングしたんだ??」と、不思議がられたという暴露で一同大爆笑でした。ここでMEGUMIさんが「山口監督は撮影の直前にセリフを変えることが多いんです。現場でセリフを変えるのは、どういうことなんですが?」とこれまで役者として心に秘めていた質問を投げかけます。すると「時間がなくて」とMEGUMIさんもビックリしながらも納得せざるえない一言が。(笑)

「単純に台本を決定稿にするまでに、疲れ果ててしまい、時間がないからという理由から。でも撮影現場は生きているので、このセリフを入れないと成立しないなと思いのと、これを入れた方が良いなと思うことがありますね。」その時は、現場でセリフを追加したり変更するそうですが、それに対応する役者さんにとっては大変なことだという理解は、もちろん山口監督にもあります。MEGUMIさんは、「おいハンサム‼」ではそこまでではなかったそうですが、「新しい王様」の撮影時には「段取りという練習(リハーサル)をした後に、山口監督からLINEで膨大な量のセリフ直しが来て、大変でした。しかも香川照之さんと藤原竜也さんはすぐにセリフを覚えてしまうモンスターで、対応されるから必死でしたね」と当時の過酷な撮影状況を振り返ります。香川さんからは、こんな風潮はよくないから監督のLINEを役者皆なで着信拒否しよう!と言われるほどだったそうですが、藤原さんは果敢に立ち向かい、監督を立てるタイプだそうで「でも、本当にすごいよね~」と言葉を漏らす山口監督。MEGUMIさんは「『すごいよね』って、監督がやらせてるんですけどね」とまぜっかえしますが、どちらの役者さんであっても「最終的に成立して、良い作品が創れれば、僕は何を言われても良いです」と質の高い作品へのこだわりと愛情を感じさせる山口監督でした。

そして番組では「ナニワ金融道」や「闇金ウシジマくん」「新しい王様」といったお金をテーマとした作品を世に送り出してきた山口監督。「お金」と「食」は人間性が出るといった演出論についてトークは展開。ドラマ「ハケンの品格」で篠原涼子さんが演じた大前春子は、山口監督が感銘を受けた「木枯し紋次郎」からインスパイアされているという興味深い濃厚なトークとなりました。そして、プロデューサーという仕事について更に深く迫ります。

最近はプロデューサー業も手掛けられているMEGUMIさんが「プロデューサーをされる時に、自分で台本を書いている作品かどうかで、立ち位置が違うと思うんですが、迷うことはないですか?」と質問。「監督は定型の仕事で、そこにクリエイティブさを注入していけばいい。でもプロデューサーは、同じ仕事はないから、作品によって仕事内容が全く変わる。どの作品でも1つとして同じ仕事がないから。」と体験談を語ります。「私もそんな気はしています。」と、最近気づいたプロデューサー業の感想から共鳴するMEGUMIさん。

「よく撮影クランクアップする時に、メインの俳優さんに花束を渡すけど、監督にも渡すチームがあって、僕のチームではやらないです。監督は、プロデューサー達にお膳立てしてもらって、『カット』とか『OK』とか気持ちよさそうに言ってるだけじゃないか」と言いだす山口監督に、MEGUMIさんは笑いをこらえられません。

山口監督が家族をテーマにしたドラマ作品を創られると聞いて、驚いたというMEGUMIさんです。監督がこのタイミングで「おいハンサム‼︎」をやろうとおもったのは、今の時代はハードな(深刻だったり、厳しい社会だったり、グロかったり)作品が多いと感じていたから、本当にオーソドックスな令和のホームドラマが観たくなると思ったからだそうです。「でも本当、面白かったですね」と語り合うお2人。MEGUMIさんは「日常の些細なことを掬い上げて、みんなで演じていく中で、日常生活の中でも、こうすればいいんだなと思うところがたくさんありました。その中で、吉田鋼太郎さんが演じた伊藤家のお父さんは、バカボンのパパだったんじゃないかと思ったんです」と感想を述べると、「バカボンのパパが成立するのは、ママがいるからだよね」と山口監督でした。「おいハンサム‼」のママ役のMEGUMIさんは適役でした。

土ドラ「おいハンサム!!」はFODとAmazonプライム「日本映画NET」で配信中です。「新しい王様」もAmazonプライム、Paraviでも配信されています。監督の作品をチェックして観てください。


「idea time 5-800(ゴートゥーハッピャク)」のコーナー

「idea time5-800」は、アウトドアを最上級に楽しむ方法をLOGOSが提案するコーナーです。このコーナーのパートナーは、LOGOS公式YouTubeチャンネルに出演しています人気YouTuberのどっちゃんです。「冬はなかなかキャンプに行けてなくて、直近では会社の同期と一泊で行った11月が最後です。長野の山奥だったので、雪が凄かったですよ」と、どっちゃんが今冬キャンプの思い出をお話してスタート。「冬キャンプでは火を囲んだりするんですか?」とMEGUMIさんが素朴な質問をすると、「火に当たらないと寒すぎるから、焚き火台を2台使用してます」と、防寒対策について説明しますが、車中泊では寒かったと語るどっちゃん。「冬は建物がいいかもね」とあっさり言うMEGUMIさんでした。(笑)

今回紹介したギアは、寒いキャンプに最適な「LOGOSどこでもソフト湯たんぽ(収納袋付き)」です。昨年、どなたかがSNSでこの湯たんぽを投稿した所、雑貨店から急に売れ出したというSNS時代らしいヒットとなった人気アイテム。湯たんぽには、黒いロート(注ぎ口)が付いており、お湯を1人で安全に入れることが出来ます。また沸騰したお湯ですと、室温10度で朝まで40度の湯温を保てるほど暖かく「アウトドアだけじゃなく家やオフィスでもいいね」と、納得するMEGUMIさん。ウェットスーツの生地を使用しているため、手触りが良く、お湯を入れるともちもちとした感触が人気なポイント。サイズは23cm×16cm、厚みが8cm程度でオレンジ色の丸みのある袋状の楕円形です。

「LOGOSどこでもソフト湯たんぽ(収納袋付き)」は、店頭や番組HPで是非チェックしてみてください。
LOGOS番組公式HP;http://campradio.jp/



【山口監督の告知】
* ドラマ「おいハンサム!!」は、Amazonプライム「日本映画NET」で、第1話から配信中。ぜひ、ご覧ください。
*その他、山口監督の作品についての最新情報や活動情報は、公式サイト・SNSで随時、情報を更新中。
Twitter:https://twitter.com/kantoku_kun_
Instagram:https://www.instagram.com/thecollectors_mod/?hl=ja
ヒント公式サイト:http://www.hint.bz
おいハンサムサイト:https://www.tokai-tv.com/oihandsome/

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アーカイブスは番組公式HPからチェックできます!
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