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5月のマンスリーゲストは、5月1日にニューアルバム「リスト・リサイタル」をリリースされたばかり、クラシック界で世界的に活躍をされているピアニスト・金子三勇士さんです。番組で初めてお迎えしたクラシック界のアーティスト、金子さんの声のトーンが非常に落ち着いてらっしゃる重厚感から、「番組の質が上がったような感じで、嬉しいですね」とMEGUMIさん。とっても紳士的な話し方の金子さん、しかもクラシックのピアニストと言うと、プライベートも繊細なイメージでしたが、「僕は、普通の日常生活をしてますよ。40㎏のスーツケースも持ち上げますし、お料理もします」と、フランクな方。とても興味深い金子さんの経歴からプライベートまで、今週はたっぷりとお話を伺いました。

金子さんはクラシック界でも"エリート"と称されることも多く、華麗なる経歴をお持ちですが、じっくりとお話を伺いました。ハンガリー人のお母様と日本人のお父様の間に高崎で生まれましたが、お忙しいご両親に代わり、ハンガリー人のおじい様・おばあ様が子育てに協力をしてくださっていた事から、「日本の高崎に居ながら、ハンガリー人に接している時間が多いという不思議な環境でした」とお話をされました。更に、おばあ様が民族音楽の研究の専門家をなさっていたことから、遊びの中に音楽が混じっていて、遊び感覚でありながらピアノに興味を持っていた幼少期。6歳の夏休みにハンガリーの親戚の家に遊びに行った時に、三勇士少年に大きな転機が訪れました。ハンガリーでオーラからしてマザーテレサのような、聖マリア様のように感じる特殊なモノを持ってらっしゃるおばあちゃまの先生に出会い、グイグイと惹かれ、ハンガリーでピアノをやりたい!と家族に何度もお願いをし単身で留学をすることに。「今、自分に6歳の甥っ子がいるんですけど、もしハンガリーに行きたいと言ったら止めますね」と笑いながらお話をする金子さんですが、当時は怖いモノ知らずで、ハンガリー留学を決行します。「6歳にして強い意志を持っている子供は素晴らしいですよ!その時にお母様が反対なさっていたら、全く違う人生でしたよね。」と母としての意見ももちながら、金子さんの人生の選択を大絶賛のMEGUMIさん。「6歳でハンガリーに行っていなかったら、おそらく今日はお目に掛かってなかったですね」とおしゃれなコメントの返答の金子さん。

11歳になった時、大好きだったおばあちゃん先生から話があると言われ「先生と生徒の関係は長くて5年しかもたないのよ。5年を過ぎると、家族のようになってしまうので、刺激を得られなくなるから、もっと多くのことを学ぶためには次の先生を探しましょう。飛び級で音楽高校へ行くか、音楽大学へ入るかどっちがいい?」と尋ねられたそうです。そこで大学の方が難易度が高く、「どうせ無理だから、入れなかったら、また先生の所に行けるなと思って大学を選んだんです」という11歳の金子さんの選択。しかし、国立リスト音楽院大学に入学し、16歳にして全課程を取得してしまいます。次なる進路に悩む中、たまたまハンガリーに立ち寄った親戚からピアニストとして世界的に発信する、デビューをするなら、東京という世界の大都市にいた方が良いのではないかというビジネス的なアドバイスをもらい、また一方で、半分は日本人でありながら日本で教育を受けたこともない、生活をしたこともないコンプレックスがあったので、「この機会に日本に帰って、日本人としての自分を持つのもいいかなと思って決意しました」と当時を振り返りながらお話頂きました。「日本語はどうだったんですか?」というMEGUMIさんの素朴な疑問に、「会話には全く問題なかったんですが、読み書きが全然できなくて」という苦労があったことを笑いながらお話される金子さんでした。

帰国をされて、東京音楽大学の高校2年生に編入されますが、作品へのアプローチ・教材・カリキュラム・教え方、全てが違うのが新鮮で、ものすごい面白い体験だったとか。例えば、繊細できめ細やかな日本では、音楽作品でも楽譜や指使いなどの細かいディテールから入っていき、そこから大きくしていくそうですが、ヨーロッパでは真逆で、どんな時代に生きた作曲家で、その中でもいつ頃に、何で作ったのか、そしてその曲の特徴を捉えてから、楽譜を開いていくという、本当に両極端な教育を受けられたことが強みであり、財産ですね。しかも、東京音楽大学へ進学し、首席で卒業をするという点が金子さんの"華麗なる"経歴と言われる所以です。

「すごいですよね!効率というか、勉強の仕方がすごいんでしょうな」とMEGUMIさんが感嘆の声!「それはハンガリーで叩き込まれた与えられた時間で、どうやってできる限りのことをとやるかの訓練を叩き込まれた賜物です」と、謙遜をする金子さん。母親としても、金子さんの生きざまは本当に感激し、強い刺激を受けていたMEGUMIさんでした。

番組の最後では、金子さんの趣味を伺いました。意外にもお笑い鑑賞!サンドウィッチマンと東京03のライブが大好きだとか。他にもお料理が好きで、インド系のカレー作りにハマっているとか。良い先生に出会ったので、どうにかコツを学び獲りたいと5年は頑張りたいと思っているとか。根気強い!
ピアニストには、包丁を持たない方もいますが、リスト音楽院大学時代の恩師の一言「普通の人間として生活できないくらいなら、ピアニストを辞めた方がいい」に感銘を受けて普通の社会人としての生活を送っているそうです。出会った素晴らしい先生によって、素晴らしい人生を作り出しているのですね。

今週は金子三勇士さんの生い立ちから考え方や、パーソナルなお話などたっぷりと伺った濃厚な番組ですが、実はもっともっとたくさん楽しいお話もして頂きました。泣く泣くカットした分は、全国のLOGOS店内でほぼ無編集の番組を聴くことができますので、お店に立ち寄って、お楽しみください。
そして、来週は5月1日にリリースの金子三勇士さんニューアルバム「リスト・リサイタル」のお話をたっぷり伺いました。来週もお楽しみに!!


「idea time 5-800(ゴートゥーハッピャク)」のコーナー

「idea time5-800」は、最上級のアウトドアの楽しみ方をLOGOSが提案するコーナーです。このコーナーのパートナーは、LOGOSコーポレーション営業販促課の土志田悠帆さんです。
何と!!YouTuberとしてデビュー(?!)をしている土志田さん。LOGOSの公式YouTubeチャンネルで、月3回日曜日よる9時に配信する「おそロゴス」に出演。土志田さんと1コ後輩の「きゃなこ」が、お揃いの洋服を着てLOGOSのアイテムを使って、アウトドアを楽しんでいる様子をUPしている動画ですが、、、「歌とか出すんじゃないでしょうね!?」とMEGUMIさんのツッコミ。
スタジオで動画を見ながら「田舎のおばあちゃんチで観る、地方の温かい番組みたい(苦笑)」という感想でしたが、これからも温かく見守り、このコーナーで紹介しながら、連動してきたいと思います。

今回の動画では、2キロの挽肉で大型ハンバーグ作りに挑戦!LOGOSの深型スキレットに捏ねたハンバーグ具材を詰め込んで、取っ手がとれるスキレットを蓋にして、LOGOS the KAMADOの中に突っ込んで、蓋部分のスキレットにも炭を乗せて、蒸し焼きのように焼くだけ。焼き時間は15分くらいでしたが、しっかり火が通り、ふっくらと中は柔らかく完成しました~。肉汁もたっぷりで美味しかったとか。
スライスチーズを9枚並べLOGOSのメイプルリーフの形に切ったアクセントも可愛いくできました。深型スキレットを使った2キロのハンバーグの作り方は、LOGOS公式YouTubeチャンネル「おそロゴス」をチェックしてくださいね。
今後について、「何をやったらいいですかね?」と土志田さんが、MEGUMIさんに相談をしたところ、「アウトドアで簡単にできる流しそうめんのやり方を知りたい!」「お誕生日に盛り上がるアウトドアでもできるスイーツ」とか、「シャボン玉のマシーンを使って可愛い写真の撮り方」とか、、、というアイディアがどんどん出てきました。これからも楽しいアウトドアの動画、楽しみですね。

LOGOS番組公式HP;http://campradio.jp


【金子三勇士さん告知】
* 5月1日 ニューアルバム「リスト・リサイタル」発売
* 5月5日(日)東京国際フォーラム・ホールAにて「ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2019」出演
* 5月21日(火)サントリーホールにて、小林研一郎指揮ハンガリー・ブダペスト交響楽団コンサート出演
* 6月9日(日)大阪・八尾市文化会館プリズムホールにて、「まちで魅了する舞台 ~芳醇なワインとピアノに恋をする~金子三勇士ピアノ・リサイタル」
* 6月23日(日)山口県・秋吉台国際芸術村にて、コハーン・イシュトヴァーン&金子三勇士 デュオ・リサイタル
* 7月18日(木)東京オペラシティコンサートホールにて、金子三勇士 ピアノ・リサイタル「ショパン VS リスト」開催
金子三勇士さんの最新情報は、公式HPや公式SNSをチェックしてください。
HPアドレス; https://miyuji.jp


聞き逃した方もぜひぜひ番組アーカイブスでお聴きください♪
アーカイブスは番組公式HPからチェックできます!
http://campradio.jp/

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