12月20日の「アサザイ 今日の1社」はイワキ(6237)を放送しました。 [「今日の1社」取材後記]
2017/12/20(水) 14:32 今日の1社担当

 12月20日の「アサザイ 今日の1社」はイワキ(6237・東証2部)を放送しました。

 今回は、代表取締役社長 藤中 茂 様にお越しいただき、沿革・事業内容・マーケットシェア・強み・今後の成長戦略等についてお話を伺いました。

 同社は、ケミカルポンプをはじめとした流体制御機器のメーカーとして、業界でもトップクラスの技術力を誇っています。

 ケミカルポンプは半導体や液晶をはじめ、化学、電子部品、水処理、食品、製紙、医療及び太陽電池、燃料電池、二次電池等の新エネルギー分野を含む幅広い産業分野の発展に寄与しており、確かな技術で業界の最先端を走り続けています。

 井上哲男より取材後記が届いております。ぜひご覧ください。

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取材後記
イワキ (6237)(東証二部)
ラジオNIKKEIスタジオで取材・収録。お相手は、代表取締役社長の藤中 茂(ふじなか しげる)様。

「割安感は強い」

▼「ケミカルポンプ」分野で日本有数のメーカー
 上場は昨年3月。昨年の夏、そして、今年の夏と、2回ほどマスコミやメルマガでご紹介させて頂いた、堅実な業績に対して割安感の強い銘柄である。

 ポンプには大きく分けて、「水ポンプ」と「ケミカルポンプ」があるが、その「ケミカルポンプ」分野での日本有数のメーカーである。「ケミカルポンプ」は、その用途上、「取扱いに危険を伴う化学薬液を安全に移送すること」が最大の使命であり、求められる化学的、機械的、そして電気的な完成度が極めて高いといえる。

 とはいえ、非常に身近なところでも「ケミカルポンプ」は働いている。具体的には、水道水、プール・温浴施設、大型蓄電装置、映画館の大型プロジェクター、家庭用の蓄電装置、また、医療の現場では人工透析装置などのなか、つまり、"見えないところで"イワキのポンプ"は働いているのだ。

 マーケットシェアも極めて高い。同社の推計値であるが、ケミカルポンプの分野において、全体の国内シェアは約15%で2位、品目別では、マグネットポンプが40%でトップ、モータ駆動の定量ポンプは11%で3位、電磁駆動の定量ポンプは51%でトップ、半導体製造装置などの内部に組み込まれる空気駆動ポンプは54%でトップと、非常に輝かしい。

▼イワキの強い営業体制  
 営業体制も強く、国内は主要13都市で支店、営業所展開をしており、海外は、15ヵ国21社のグループ会社で販売、サービス網を構築している。これにより、国内外の多種多様な顧客のニーズを吸い上げることが可能となっているが、その「ニーズ」とは、つまるところ各社多様であり、上記の化学的、機械的、そして電気的な豊富な知識を持つことによって、初めてソリューションの提供を行うことが可能である。

 生産拠点は国内2工場と海外5拠点。海外については、ノックダウン方式という国内工場より部品を輸出し、現地で組立てる方式で対応しているが、全体の生産能力は年間約80万台と非常に大きい。

 しかし、強調したいことは、年間80万台の生産能力から生み出される製品群が決して汎用的なものではないということである。同社の最大の強みは、顧客のニッチな要望にも応えられる豊富な製品群であると私は考える。

 主力のマグネットポンプにおいては、1分間で1リットル液体を移送できる超小型ポンプから、1分あたり5000リットルも移送できる世界最大のマグネットポンプまで手掛けている。この結果、製品群は、各種ポンプで60シリーズ以上、製品数は数万点にのぼる型式で展開しており、多品種少量生産に対応できる状態での"年間80万台"なのである。

▼「イワキグループ10年ビジョン」を進行中
 同社は、2016年3月期から2025年3月期までの10期に亘る「イワキグループ10年ビジョン」を現在、進行させている。最終期のあるべき姿として掲げている定性目標は「オールイワキで世界No.1を提供する」、「目標を達成するための姿勢『チェンジ&チャレンジ』」というもの。定量性目標は、「(2025年3月期)売上高400億円、売上高営業利益率10%」である。

 この10年ビジョンに際し、今年度からの3期は「第一期中計の種蒔期~第二期中計の育成期」と位置づけられている。

 基本方針は、(番組の中でもお話しになられたが)①:強化市場(医療機器市場、新エネルギー市場、水処理市場)への経営資源の優先的投入、②:継続して顧客対応力を強化し、ソリューションビジネスを展開、③:新規事業のビジネスモデル構築、④:欧州地域の拡大に加え、米国・アセアン地域の市場動向に合わせた販売戦略の策定・実行、および価格競争力と顧客対応力の向上実現、である。

 確かな技術と販売力、メンテナンス力、そして堅実な業績を備えた同社の割安感は現在も強いと私は考える。
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取材後記は以上です、いかがでしたか?

本日の放送はオンデマンド配信にて早速アップされております。是非お聞きください。

それでは来週もお楽しみに!

イワキ IRサイト
アサザイ(2017.12.20放送分)


代表取締役社長 藤中 茂さまと

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